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相手を自分の思いどおりに動かせたら…
最強だと、思いませんか？
こんにちは！
コピーライターの夏目です。
今回は、説得の秘術、
コミットメントについてお話します。
あなたは、
「自分の提案にYESと言ってほしいな…」
と思ったことがありませんか？
例えば、
その方法よりもっと良い方法があるのに…
どうしてもディズニーランドに行きたい…！
絶対に、ネコが飼いたい…！！
などなど
できれば賛成してほしい時って、
たくさんありますよね。
コミットメントを取り入れたら、
想像以上に、相手を思いどおりに
動かすことができます。
(こう言うとすごく腹黒い人間みたいですが…
それは違いますよ！笑)
コミットメントは、
日常生活ではもちろん
文章でも使える優れた方法なんです。
ではでは、そのコミットメントとは！？
「ある立場を表明すること」です。
人は、何かを決定したり、
一度主張したりする(コミットする)と
自分の意見通りの行動を一貫しようとします。
難しいと思うので、具体例をあげます。
ネコ好きの私になった気分で、
下記の会話を聞いてください(笑)
「夏目さんって、ネコが好きなんだよね？」
「そうそう！好きだよ〜ネコ可愛いよね」
「このスマホケース、ネコ柄なんだけどよかったら使わない？」
あなただったら、
この後なんて答えますか？
きっと、多くの人が
「ありがとう」と言って受け取りますよね。
ここで「使わないからいらないよ」なんて、
言える人は少ないです。
たとえ、スマホケースが必要なくても！
そのネコ柄が、
自分の好みではなくてもです…！
この場合、最初に「ネコが好き」という立場を
表明してしまっているので、
それに反した行動はとりづらいのです。
これが、自分の立場を
一貫しようとする心理です。
実はコミットメントは
セールスの場でも、よく使われています。
最近、車の買取に付いて行ったのですが、
営業マンは説得の話術を
非常に巧みに使っていました(^^;
見積もりだけのつもりだったのに、
その日に車を売ることに…
お店側としては、できるだけ安く、
かつ確実に車を売ってほしいですよね。
逆に客側としては、できるだけ高く、
他の店と比較して車を売りたいと考えます。
一緒に付いて行った人(Aさん)は、
車を150万円で売りたいと考えていました。
対して店側の提示額は、110~120万円。
当然、売るかどうか渋りますよね。
ずっと悩んでいるAさんに対して、
営業マンが放った言葉。
何だと思いますか？
営業マンは、もちろんAさんが
「もっと高い金額で売りたい」と
金額で悩んでいることを知っています。
・・・正解は、
「いくらだったら、
売ってもOK！となりますか？」
さらに、
「その額だったら、
確実に売ってもらえますか？」
どうでしょう？
Aさんはもう、
完全に逃げ道を絶たれました(笑)
この質問に答えてしまえば、
Aさんは自分の立場をコミットしたことになります。
つまり、
「150万円」と答えてしまえば、
もうそのお店で
150万円で売らざるをえないんですよね。
(実際は、140万円と答えて
その額で売りました…惜しいですね)
おそらく店側としては、
150万円は計算内の金額だったのでしょう。
(相当いい車でしたし)
この営業マンのうまいところは、
他の店で売るという選択肢を完全に潰して
確実に自分の店で売ってもらえるように
仕向けているところです。
(相当車が欲しかったのだと思われます)
どうでしょうか？
コミットメント、恐ろしい技術ですね…
コミットメントを使うコツとしては、
「最初に相手から
小さなYESを引き出しておくこと」です。
文章でも使えるので、
ぜひブログにも取り入れてみてください(^^)
実は冒頭の文章も、
コミットメントを使っています。
『相手を自分の思いどおりに動かせたら…
最強だと、思いませんか？』
→まあ確かに…そうかもしれないな。
『あなたは、
自分の提案にYESと言ってほしいな…
と思ったことがありませんか？』
→そういえば、あったような。
『その方法よりもっと良い方法があるのに…
どうしてもディズニーランドに行きたい…！
絶対に、ネコが飼いたい…！！
などなど
できれば賛成してほしい時って、
たくさんありますよね。』
→うんうん、あるなあ。
ごくごく小さなYESを引き出しているのが
分かるでしょうか？
(もちろん、NO！の方もいると思います)
なるべく自然に、読んでいる人が思わず
「うんうん」と反応してしまう文章、
これがポイントです。
ではでは、日常生活でも使えるので
ぜひ参考にしてみてください！
買取の査定や車屋など
説得のプロには気をつけてくださいね！
逃げ道をふさがれるかもしれませんよ…！笑
コミットメントを知ってから
彼らの話を聞いてみると、
少し面白いかもしれません(^^)
では、最後まで読んでいただき
ありがとうございます！