僕らの日々 63 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

*************************

 

 

Side.O

 

 


「ホント。なんか甘えすぎてたらガツンと言ってくださいね。」

「・・・いや・・・大丈夫・・・だよ・・・。」

「怒っちゃってください。図々しいぞって。」

「・・・。」

「はっきり言わないとあいつ。調子にのるんで。」

「・・・。」

「そうそう。大野さんがいいって言ったもん・・・とか言いそうだし///。」

「・・・///。」

「大野さん優しいから・・・。マジで。ホントすいません。」

「全然。大丈夫だから・・・///謝んないで。」

「じゃあ・・・遅くまですいませんでした。」

「・・・いや・・・二人も。お疲れさまね。こちらこそごちそうさま。おいしかったよ。」

「それならよかったです。」

「大野さんもゆっくり休んでくださいね。映画楽しみにしてます!」

「・・・ありがとう・・・///。」

「そう言えば。」

「・・・ん?」

「ニノちゃんとのちゅうのシーンってもう撮り終わっ・・・」

「んなこと聞くなよ///じゃあ!失礼します・・お疲れさまでした。」

「///お疲れさまでした!」

「・・・おつかれ・・・///。」



にぎやかに・・・でも小声で。

二人はしゃべりながら出て行った。

最後・・もう一度俺に。

頭をきちんと下げて。





















俺は。

無言で・・・そのまま足早に。

ニノの寝室へ行く。

軽くノックした・・・けど。

中からの返事がなかった。

入りたい。

顔を見たい。

・・・ダメ・・・かな。

・・・。

・・・。

二人が言っていたことは・・・本当なの?

俺に。

甘えてるの?

二人を帰そうとしたのはホント?

俺に世話してもらおうと思ってたの?

聞きたい。

・・・けど。

扉の前で立ち尽くし。

中へ入りたい気持ちを抑え・・・あきらめる。

完全に治ったわけじゃあない。

そばにいたいけど。

眠れてるならそれでいいんだ。

・・・。

・・・。

でも。

離れがたい。

この場から・・・離れがたい。

ニノがもし起きたなら。

すぐに気づきたいんだ。

大丈夫?・・・と言いたい。

















俺は。

そっとその場を離れると。

寝る準備を始めた。

さっとシャワーを浴びて・・・歯をみがく。

そして・・・スウェットに着替えるとソファの上のクッションを取り。

ニノの寝室の扉を背にしてクッションを床にひき・・・その上に座った。

そう俺は。

ベッドではなくて。

ここで。

ニノの寝室の扉の前で。

夜を明かすことに決めたんだ。

これなら・・・起きたニノが。

トイレに行く時とか・・・遅くても朝。

部屋を出る時に・・・ニノに気づけるから。

ソファで眠ることも考えたんだけど。

それだと・・・俺がニノに気づけないかもしれないし。

ニノが俺を起こさないかもしれない。

だから・・・ここ。

俺はここで夜を明かすことにした。

明日の朝には治ってる・・・と言われたけど。

心配なのは変わらないし。

俺に。

甘えたいのなら・・・甘えさせたい。

いや違う。

俺が甘えたいんだ。

ニノに・・・甘えたい。

幸い・・・今の室温はスウェットで眠るにはちょうどいいから。

何もかけなくても・・・平気だろう。

クッションがあるからお尻もいたくならないし。

どこでも俺は眠れるから。

きっと大丈夫だ。
















俺は。

スマホを見て。

一応・・・目覚ましをかけて。

腕を組んで・・・目を閉じた。

風邪が治ってますように。

・・・。

・・・。

ニノに会いたい。

元気なニノに・・・。

これまでも何度も思ってきたけど。

ただただ・・・ニノが恋しい。

そんなこと考えて・・・俺は眠りについた。

 

 

 

つづく