僕らの日々 45 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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一つ前に「家族旅行&お知らせ♡」の記事がございます。

 

 

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.O


「思ったこと何でも言って。」

「・・・。」

「まとまってなくてもいいから。」

「・・・。」





ああ・・・やっぱり。

ニノは俺のこと・・・よくわかってくれてる。

思ってることを上手く言葉にできないこと。

これまでもよくあったんだけど。

そういうこと・・・ちゃんと。

わかってくれてる。

















「ぁ・・・多分・・・急・・・だったから。」

「・・・。」

「突然のことで・・・なんか・・・。」

「昨日の今日だもんね。そっか。・・・確かに。ちょっと急だね。」

「心の準備が・・・ちょっと・・・ね。」

「理由はそれだけ?」

「・・・ぅん。」

「僕のこと。キライって訳じゃないのね?」

「嫌いな訳ない。むしろ・・・」

「・・・むしろ?」

「・・・///。」



好き・・・と。

言えればいいんだけど。

いや・・・今ならさらっと言えるのに。

意識しすぎて。

言葉にできない・・・。
















「好きってことでいい?」

「・・・ん///。」

「ん~・・・だとしたら。・・・そっか。」

「・・・?」

「おーのさんって。心が納得しないと。体が動かない人だもんね。」

「・・・。」

「そっかそっか・・・。」



腕を組んで。

口をとがらせ。

ん~・・・と小首をかしげて悩み始めたニノ。

瞳が・・・あちこち動いていて。

脳内がすごい速さで回転しているんだろうな・・・と。

そんなこと思う。

そうなのか。

俺は

心が納得しないと・・・体が動かない人なのか。


















どれほどそうしていたか。

ずっと同じ姿勢のまま微動だにしないニノ。

そんなニノを邪魔しないように・・・と動かないようにしていた俺だったけど。

何か・・・ビールでも持ってこようか・・・と。

そっと立ち上がった瞬間。



「ぁ。わかった。」



ニノが小さく言って。

俺を見た。

何かひらめいたらしい。

キラキラした瞳。

口元がもにょもにょっと動いている。

そんな顔も・・・ホントかわいいな。


















「順序立ててやらないと。ダメってことよね。」

「・・・順序・・・?」

「そう。気持ちが追いつかないのよきっと。」

「・・・。」

「『じゃあ今からね。はい!』みたいなの。苦手だもんね。」

「・・・。」



早口でまくしたてるニノ。

「はい!」と言いながら手を・・・縦にして叩いた。

言葉はわかるけど。

何を言ってるのかいまいち意味が理解できない。

でも。

なにやら・・・ニノの中では。

納得がいっているみたいで。

うんうん頷いている。


















「撮影で告白シーンあったけど。」

「・・・。」

「あれじゃあダメってことね。撮影だから。カメラもあったしね。」

「・・・?」

「ん~・・・ぁ。わかった。じゃあ流れつくるから。」

「・・・。」

「ついてきてね?ちゃんと。」

「・・・。」



ダメ?流れ?ついてきて?

よくわからないままに。

じっとニノを見つめる。

ニノも。

座り直すと・・・俺に向き合い。

俺の両の手をとり引っ張るから・・・ソファにすとんと座った。

そんな俺をじっと見つめ。

ニノが言った。


















「おーのさん。」

「・・・。」

「僕。おーのさんが好き。」

「・・・。」



え。

・・・え。

・・・え///。



「だから。僕と付き合って?」

「・・・。」



そう言いながら。

ほら・・・と。

ねぇ・・・と言わんばかりに目をまん丸にして。

いつもの1.5倍くらいに大きくして目配せし。

くいくいっと・・・顎を出し。

何かを俺に促している。

・・・。

・・・。

・・・あ。

そういうこと。

そういうことか。

これも・・・演技。

ニノの演技。

急だったから・・・恋人同士のふりができなかった俺のために。

順序立てて。

嘘なのに流れを作ってくれている・・・ってこと。

疑似恋愛のための・・・疑似告白。

それを今・・・ニノが俺にしてくれてるってことか。




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つづく