僕らの日々 39 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.N




明日の入り時間を確認し。

まだ何か言いたそうなマネージャーに・・・お疲れさま・・・と別れを告げ。

マンションエントランスへと入った。

マンションというよりは・・・ホテルのような明るいキレイな廊下を進み。

エレベーターに乗りこむと。

最上階を押した。



「最上階だって。」

「・・・ん。」

「なんかさ。」

「・・・?」

「至れり尽くせり・・・的な?」

「・・・ぅん。」

「そんな感じするよね。」

「・・・ん。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・。」

「おーのさん・・・緊張してるの?」

「///いや・・・ぁ・・・あ~ぅん。ちょっとね///。」

「もう告白シーンは終わったけど?」

「いや・・・そうじゃなくて・・・///。」

「そうじゃなくて?」

「これから・・・その・・・一緒に暮らすから・・・///。」

「それが理由?ずいぶん素直に言うのね///。」

「隠したって。ニノにはばれちゃうから。」

「そうね。ばれるね。」



おーのさんはわかりやすい。

特に僕の前では。

あまり飾らないから・・・余計にわかりやすいっていうのもある。
















なんか・・・うん。

正直僕は。

全然緊張してないんだけど。

おーのさんは緊張するんだ・・・って。

あんな告白しておいて・・・緊張するんだ・・・って。

なんか・・・ちょっと新鮮な気持になった。

って言うか・・・ね。

どうして監督が二人一緒に暮らすことを提案したのか・・・を考えると。

おーのさんには早く緊張は解いてもらった方がいい。

それに・・・なんか早くしないと。

おーのさんがまとう緊張のオーラがすごくて。

僕の方がひきずられそう。

僕はこんな風に・・・人の感情にひきずられることはあんまりないんだけど。

おーのさんは・・・何て言うか波長が合いすぎる感じがして。

さらにはわかりやすいから。

心にダイレクトにおーのさんの感情が流れ込んでくるよう。

そして・・・それを。

なんとかしてあげなくちゃ・・・と思ってしまう。

こういうところは・・・何年経っても変わらない。

あの頃の・・・研修生の頃のままだ。


















部屋の鍵をあけながら・・・ふっと小さく息を吐く。

さっ思いついたおもしろいこと。

なるべく早めに。

いやもう。

すぐに言った方がいいな・・・って思った。

だから部屋に入って。

他の部屋を見る前にすぐに。

リビングのソファーにおーのさんを座らせて言った。

こういうのって。

先手必勝。

最初の空気が肝心だって思ってる。


















僕の・・・「座って。」の言葉に。

居心地悪そうに座るおーのさん。

濡れて乾かしたから・・・前髪が下りていて。

そんなの・・・久しぶりに見たからなんだか新鮮で。

ちょっと幼く見えるし。

何を言われるんだって・・・眉根を寄せて僕を見ている感じが。

緊張通り越して・・・なんか僕にちょっと恐怖をかんじているように見えて。

でも。

なんか・・・助けて欲しそうな顔をしてるから。

どっちなのよ///って。

思わず笑ってしまいそうになった。



「あのね。」

「・・・はぃ。」

「なんで敬語///?」

「いや///なんとなく。」

「ちょっと。逃げないでよ。」

「逃げてないよ///。」



明らかに。

僕から逃げるようにしてソファに座り直したくせに。

逃げてない・・・って言うおーのさん。

でもこの人の場合。

決して嘘をついているわけじゃなくて。

多分・・・逃げるつもりはホントになくて。

でも。

何か・・・無意識に・・・と言うか本能的に。

僕から離れたのは事実。

それほど緊張しているのか・・・と。

ちょっとかわいそうになっちゃって。

あまり・・・強く言うのをやめて。

攻めるのも止めた。



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つづく