僕らの日々 37 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.N



やっとおーのさんの笑顔が見れて。

ひとあんしんの僕。

多分・・・役柄に引っ張られてたんだと思う。

それほどの告白シーンだったから。

僕だって。

じんときちゃったし。

ぁ・・・そうそう。

一つ聞きたいことがあったんだった。



「ねぇあの。キャップ飛んだのって演出?」

「いや・・・偶然///。」

「ホント?なんかすごくない?」

「すごいよ///本当はニノが走り寄ってきた時に自分で取る演出だったんだけど。」

「へぇ・・・よく止めなかったね。演技。」

「言われてたから。雨だし何かイレギュラーあるかもしれないけど演技は続けてくださいって。」

「・・・まあ・・・カットがかかるまでは止めないよね。何があっても。」

「ん。」

「そっかぁ・・・あれは偶然なのね。」

「そう。だから撮り直しかもしれない。キャップを撮るタイミングがずれたから。」

「ううん。監督はきっと今のでいくと思う。そこは。」

「・・・。」

「なに?」

「いや。ニノが言うならそうなんだろうって思って。」

「なによそれ///。」

「褒めてるんだよ・・・///。」



フフ・・・と。

ちょっと笑いながら照れて言うおーのさん。

伏せた視線が・・・ちょっと色っぽくて。

少しどきっとしたけど。

完全に元通りになったおーのさん。

でも・・・さっき告白していたおーのさんもおーのさんらしくて。

なんだかもう・・・現実と演技がまぜこぜになってくる///。














「ぁ。褒めてると言えば。」

「・・ん?」

「おーのさんの告白シーンね。すごく・・・ぐっときた。」

「・・・そう///?」

「ぅん。ちょっと泣いちゃったし。」

「・・・まじで・・・?」

「ぅん・・・カメラに映ってるかどうかわかんないけど///。」

「映っててほしいな・・・。」

「どうだろ。雨と同化してるかも・・・///。」

「あ~・・・雨か・・・。」



残念そうに・・・うらめしそうに。

空を見上げるおーのさん。

首のところが・・・まだ濡れていて。

だから・・・そっと。

僕のタオルで・・・抑えるようにして・・・滴をぬぐった。

互いに饒舌。

おしゃべりが止まらない。

まるでやっと会えた二人みたい。

話したいことがたくさんある。

















「なんかね。演技だってわかってるけど。」

「・・・?」

「あんなおーのさん見ると。ちょっとリアルとごっちゃになっちゃう///。」

「・・・。」

「・・・おーのさんは?なる?リアルとごっちゃに。」

「・・・。」

「・・・?」

「・・・なる・・・よ。俺も・・・。リアルと。・・・ごっちゃに。」

「ホント?」

「ん。・・・今日の告白だって・・・昨日の撮影だって俺は・・・。」

「え?」

「いや・・・なんでもない。・・・ごっちゃになるよね。リアルと。」



ふわっと。

僕を見て笑うおーのさんが。

なんだか・・・とても優しくて。

すごく甘やかされている様な感覚になって。

ちょっと・・・嬉しくて。

ニヤって・・・口元がほころんじゃった///。

それにしても。

おーのさんも。

リアルとごっちゃになるという。

役柄に引っ張られるというよりも。

リアルとごっちゃになる・・・という感覚になるみたい。

なんだろう・・・これ。

すごく不思議なんだけど。

どっちがリアルでどっちが撮影か。

ホント・・・ごっちゃになる。

















あ・・・。

いいこと思いついた。

だったら。

ごっちゃになったついでに。

ちょっとおもしろいことしたい・・・かも///。

監督もスタッフさんも・・・今のシーンを見ながら・・・ちょっとため息ついているし。

ぁ・・・ため息と言っても。

いい方のため息ね。

これなら・・・うん。

面白いことできるかも。

ちょっと今ひらめいちゃったし///。

もちろん・・・それにはおーのさんの協力が必要で。

だから。

僕は・・・すぐおーのさんに話そうと思ったんだけど。


「ねぇ。」

「・・・ん?」

「・・・。」

「・・・?」

「ううん・・・なんでもない。」

「・・・?」

「なんでもないってば///。」

「・・・?」

「いいの!これから一緒にくらすんだよね・・・って。そう思っただけ///!」

「・・・///改めて言われると緊張するよ///。」

「///そう?」

「ん///。」



そう。

今日このまま二人で住むマンションに行くし。

その時に話せばいいか・・・と。

そう決めて。

そして・・・監督のOKの声とともに・・・待機場所へと駆け足で向かった。

おーのさんと。

一つの傘で・・・一緒に走りながら///。



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つづく