僕らの日々 18 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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一つ前に「僕らの日々」アンケートがございます♡



 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.N



  ぁ・・・おつかれさまです///すいません。お仕事中に・・・///



変なこと言う記者さん。

自分だって仕事なのに。

映画の撮影の場所にまで来て取材しているってことに。

罪悪感を持ってるの?

それなら・・・。



  い~えぇ・・・スペシャルドラマの取材ですか?

  あ・・・そうです///そうなんです

  どうなの?おーのさん。役どころ。難しかった?



記者さんの手元のメモ。

チラリと見えたそこに・・・書かれていた質問が見えて。

それを・・・おーのさんに質問してみた。


















  いや・・・そうでもないよ

  役作り的なことってしたの?

  ん~・・・いや今回はあんましなかった。主役が俺に近い感じがしたから・・・

  へぇ・・・どういうところが?

  ん?今回の主役ってさ。俺と同じで・・・



まるで・・・おしゃべりしているかのように。

すら・・・と言葉が出てくるおーのさん。

その・・・おーのさんに。

ボイスレコーダーを・・・くいっと近づける記者さん。

ただただ・・・おーのさんは。

僕を見て。

おしゃべりを続けていた。




















そのまま・・・三人でおしゃべりみたいな感じになり。

見どころ的なところを紹介して。

取材は終わる。

僕のマネージャーさんに・・・記者さんが。

二宮さんの存在を・・・今回の記事に書いても大丈夫ですか?なんて聞いてる。

もちろん大丈夫です・・・と答えるマネージャー。

僕は・・・ね。

おーのさんを上手くアシストできてればそれでいいわけで。

っていうか・・・居心地悪そうだったおーのさんの。

力に・・・少しでもなれていればそれでいいし。

ああ・・・こういうところ。

昔と変わらない。

なんとかしてあげたくなる感じ。

相変わらずで。

ちょっと安心する。

どれだけ時が流れても・・・本質的な部分は変わってないような気がして。

あの頃の・・・研修生でいた頃のままのような気がして。

僕が僕のままでいられて。

落ち着く。

   
















「ありがとうニノ。」

「どーいたしまして。」

「・・・。」

「初対面だったんでしょ?今の記者さん。」

「・・・そう。よくわかったね。」

「わかるよ///。」

「なんか・・・あんま慣れてないみたいで。」

「ぁ・・・わかる。そんな感じね。」

「緊張してるんだよすごく。最初噛み噛みだったし。」

「・・・へぇ・・・。」

「そしたらさ・・・その緊張がさ。」

「・・・うつちゃたんでしょ。」

「・・・///そう。」

「・・・おーのさんそういうところあるよね///。」

「そう///あるよな。俺・・・そーいうところ。」



ふっと。

照れくさそうに・・・下を向いて笑うおーのさん。

もう。

何年・・・こういう仕事してきたのよって。

言いそうになる。

記者さんが慣れてない人ならリードしてあげればいいじゃないって思うんだけど。

わかってる。

おーのさんはそういうタイプじゃない。

どちらかというと・・・相手の空気と合わせるタイプ。

 

どんな色にも染まれる人。

演じる役も・・・シリアスな役も原作ありの漫画キャラクターも忍者だってコメディだってなんだってできる。

でもだからといって・・・自分がないわけではなくて。

根底には・・・誰にも塗りつぶせない自分だけの色を持っている人。

それがしっかりしていてぶれないから。

上から何色を塗られても・・・多分平気なんだと思う。


















「お待たせしました!次のシーンお願いします!」



スタッフさんの声がかかる。

その声で・・・僕は。

じゃあね・・・とおーのさんに言って。

次のシーンのスタンバイをし始めた。





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つづく