21:00神保町① | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

 

一つ前に「お話のお知らせです♪」がございます。

 

大宮さんのラブラブ物語。

 

「あなたが望むなら」の続編です。

 

毎日20時の更新予定です。

 

 

  ~*~*~*~*~*~*~*~

 

 

 

 

    21:00 神保町

 

 

 

突然の・・・あの人からのLINE。

 

時間と場所だけ。

 

なにこれ・・・って思ったんだけど。

 

行くよね。

 

行く選択肢しかないっていうか。

 

勝手に時間決められても困るんだけど。

 

断る理由がない。

 

少し・・・巻かなくちゃなって。

 

収録途中の俺は・・・時間を頭で素早く計算し。

 

みんなにはばれないように・・・テンポを上げよう・・・と。

 

密かにトークを回し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嵐が休止して。

 

けっこう・・・いやかなりフラフラしていた智。

 

一人キャンプしたり釣りしたり絵を描いたりカレー作ったり///。

 

今のところ・・・全然飽きずに毎日過ごしている。

 

で・・・先月の終わりあたりから。

 

本格的に創作活動を始めて。

 

いつもの倉庫みたいなとこ借りて。

 

そこに・・・こもりはじめていた。

 

家には2、3日おきくらいの頻度でシャワーと着替しに帰ってくるだけで。

 

あとはずっと倉庫にこもりっぱなし。

 

ガス電気水道は通ってるから・・・まあまあ生活はできるけど。

 

食事は全部デリバリー。

 

時間気にせず自由に描いているみたいで。

 

なんだか大作に挑んでいるらしい。

 

帰ってくる時間もまちまちで。

 

俺の生活のリズムは全然おかまいなし。

 

この間なんか・・・真夜中に帰ってきてさ。

 

俺が撮影中なの知ってるくせにさ。

 

寝てる俺起こして。

 

その・・・一戦交えてさ///。

 

んでシャワー浴びて寝て。

 

久しぶりのベッドだったからか・・・あっという間に眠りについた智。

 

仕事で朝早く起きた俺は。

 

そんな・・・爆睡してよだれたらしている智を見つめて。

 

マジ自由だなって///苦笑い。

 

・・・でもさ。

 

幸せそうにしてるから。

 

だから・・・好きなようにさせてる。

 

軽い別居状態に。

 

ちょっと・・・まあ・・・置いてけぼり食らってるみたいで。

 

時々寂しく思う時もあるけど。

 

こうして帰ってくるから。

 

よしとしていた。

 

そんな時だった・・・このLINEが来たのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言われた時間に神保町について。

 

どこ行けばいいのよって・・・車の中で待ってたら。

 

智から電話が来た。

 

電話繋いだまま車を降りて。

 

声に導かれるまま進むと・・・そこには。

 

 

 

「よう。」

 

「よう・・・じゃないよ///なに?ここに何があるの?」

 

「・・・個展。」

 

「・・・個展?」

 

「そう。」

 

「・・・誰の・・・?」

 

「まあ・・・いいから・・・こっち。」

 

「・・・。」

 

 

 

あきらかに閉まっている建物。

 

その建物を・・・ついっと見上げる智。

 

顎へとずらされたマスク。

 

伸びている無精ひげが見える。

 

そっと・・・手を伸ばし。

 

触れるとざらっとした感触。

 

俺が触れているのに・・・触らせっぱなしで何のリアクションもない智に。

 

嬉しいような悔しいような。

 

なんだか複雑な心境。

 

智は・・・そんな俺に気づくそぶりもなく。

 

おもむろにスマホを取り出すと・・・電話をかけた。

 

 

 

「ぁ・・・すいません・・・はい・・・今店の前に来てて・・・。」

 

「ぁ・・・はぃ・・・あ・・・っ・・・。」

 

 

 

きぃっと・・・中から扉があく。

 

どうぞ・・・と男性に言われ。

 

すいません・・・と智が言いながら店へと入る。

 

チラ・・・とその男性が俺を見るから。

 

俺も。

 

訳わからないままに・・・すいません・・・と頭をさげると。

 

その人が。

 

ごゆっくりどうぞ・・・と言いあっという間に奥へと姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

室内の明かりはところどころついている。

 

明らかに閉店後の店だ。

 

っていうかここ・・・店だし。

 

俺が知ってる・・・いわゆる個展を開くような会場ではないし。

 

 

「どういうこと?」

 

「・・・ん。」

 

「店じゃんここ。」

 

「・・・ん。」

 

 

するり・・・と。

 

店内をすり抜けて奥へと進む智の。

 

その背中に声をかける。

 

 

 

「ねぇ・・・誰の個展よ。」

 

「誰とか・・・いいじゃん別に。見たいんだよ。」

 

 

 

なんか・・・ちょっと気が急いているみたい。

 

見たくて仕方ないって感じ。

 

だから俺は。

 

おとなしく・・・ついていった。

 

 

 

 

つづく

 

 

 

.