「ナツオのブログ」更新しました///。
大宮さんのBL物語です。
苦手な方はご注意を。
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念願の///。
二人でベッドに横たわる。
お兄ちゃん二人には。
今日は大野さんの家に泊まる・・・と。
それはそれは・・・下手に出て許可を取ろうとする和君。
帰って来い・・・とまーくんには言われたらしいけど。
とにかく「お願いお願い」を連発し。
挙句の果てに。
お泊りを許してくれないならイケナイことしちゃうからね・・・と。
俺の方が慌てるようなおどしをまーくんに言い。
明日きちんと全部話す・・・と約束をして。
それでやっとお泊りを許してもらった。
そして。
まーくんと約束したから・・・と。
今日は何もしないでよ?・・・と言われる俺///。
「大野さんさ前に・・・。」
「・・・ん?」
「話してくれたでしょ。ほら・・・自分のために生きる人と人のために生きる人がいるって。」
「・・・あぁ・・・うん。」
「その時さ・・・言ったでしょ。俺のこと・・・自分のために生きるタイプだって。」
「・・・言った。」
「でもね・・・それ違うって思って。」
「・・・?」
「あの時はね・・・そう思ったよ?俺は自分のために生きるタイプだって。」
「・・・。」
「でも・・・違うの。」
「・・・。」
「俺ね。」
「・・・。」
「大野さんのために生きたいって・・・思ったの。」
「・・・。」
「大野さんが・・・契約切られた時。」
「・・・。」
「無人島の話したでしょ?その時にね・・・大野さんの夢叶えたいって思ったの。」
「・・・。」
「その夢の隣にいたいって。」
「・・・。」
「俺が・・・大野さんのために生きるから。」
「・・・。」
「だから大野さんには・・・。」
「・・・。」
「自分のために生きてほしいの。」
「・・・。」
「だってそうじゃないと。」
「・・・。」
「うまくいかないんでしょ?タイプ的に。」
「・・・。」
「ね。」
「・・・。」
すすっと。
寄り添ってくる和君。
まさか。
・・・。
・・・。
和君に。
こんな風に言われると思わなかった。
この先・・・きっと。
俺は和君に振り回されると思っていた。
もちろんそれは・・・望んだことだけど。
でも。
和君が。
この和君が。
こんなこと言うなんて。
「大野さんのことは・・・俺が支えるから。」
「・・・。」
「だから・・・」
「もしも。」
「・・・ん?」
「このまま・・・あの会社で営業マンでいたとしたら?」
「・・・。」
「無人島買わずに・・・船も買わずに・・・あのまま・・・」
「・・・言ったでしょ。支えるって。」
「・・・。」
「何になっても・・・何しててもいいよ。」
「・・・。」
「俺が好きなのは・・・あなたなんだから。」
「・・・。」
「好きなように生きて。」
「・・・。」
「俺はどんなあなたでもついていく。」
「・・・。」
俺の腕の中で。
甘えたようにすり寄りながら。
俺を守るような言葉を言う和君。
何になっても・・・何しててもいいなんて。
・・・。
・・・。
大人になって。
そんなこと言われると思わなかった。
これって。
恋人だから当たり前・・・って訳じゃなくて。
求めたり望んだり・・・することは多いはずなのに。
和君は。
何も・・・俺に望まない。
ただ。
そばにいるだけで・・・いいの・・・?
「ぁ!」
「・・・ぇ///?」
「ちょ・・・静かにしててね。」
「・・・。」
ひょいっと・・・向こうを向くと。
スマホをいじり。
何か・・・歌い始めた和君。
ららら・・・と。
キレイな歌声で。
リズムをとりながら・・・時にハミングで。
時にチャッチャ・・・と言葉で言ったり。
でも。
何かを・・・録音している。
もしかして。
何か。
メロディが浮かんだのかもしれない。
俺は静かに・・・それを聞いていた。
録音した声を再生する和君。
キレイなメロディ。
やっぱり明るくて・・・ポップ。
だけど上品で・・・。
ふっと目を閉じると。
そこに虹が見えた。
和君のハミングが聞こえる。
無人島で見る虹は。
どんな風に見えるんだろう。
・・・。
・・・。
やっぱり。
無人島の夢は・・・捨てたくないな。
和君の声。
夢をのせて・・・音は強く時を奏でてる。
すべてにおいて。
当たり前のことはない。
そのすべてが・・・奇跡のようで。
今こそがもう・・・奇跡で。
俺は・・・向こうを向いたその和君を。
後ろからきゅっと抱きしめ。
その髪に顔をうずめた。
こんなにも近くにいられる喜びを。
ただただ・・・そのぬくもりを感じながら。
.
つづく
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毎日20時に更新です。
楽しんでいただけたら・・・。
ではでは。
来てくださってありがとうございました。