あちらの「Hit the floor」本日更新いたしました///。
一つ前に「祝☆21周年♪」の記事がございます。
大宮さんのBL物語です。
苦手な方はご注意を。
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翌日。
翔ちゃんとまーくんに話をした。
俺はお店のランチ終わりにあわせ来店し・・・遅めのランチを食べ。
そのまま・・・店が休憩時間に入るのを待って。
店で四人で話をし始めた。
こういう時・・・営業は融通がきくから助かる。
翔ちゃんは・・・いつもと変わらない感じに見えるんだけど。
その・・・まーくん・・・に俺は。
多分軽くにらまれている。
「まーくん。」
「・・・。」
「大野さんのことにらまないで。」
「・・・にらんでないし。」
「にらんでるもん。」
「・・・。」
「そんな顔して大野さんを見ないで。」
「・・・。」
「いくらまーくんでも俺怒るよ。」
「・・・。」
若干ケンカ越しの和君。
もうすでにひと悶着もふた悶着もあったようで。
俺が店に入った時からもうずっと。
和君はプリプリしていた。
言われたまーくんは。
一瞬・・・少し悲しそうに視線を伏せ。
下を向いたけど。
すっと顔をあげると言った。
「和が怒ったって全然怖くないし。」
「はぁ!?何言って・・・」
「雅紀。和。二人ともやめろ。」
「・・・。」
「・・・。」
やっぱりそこは・・・長男の翔ちゃん。
一言で。
二人を黙らせた・・・けど。
俺は若干・・・心苦しい。
仲のいい兄弟なのに。
俺のせいで・・・こんな風になっちゃってるんだから。
でも・・・俺も。
ここは・・・ひくわけにはいかない。
翔ちゃんが俺に向き直り・・・言う。
「大野さん。」
「・・・はい。」
「本気・・・なんですよね?」
「・・・はい。本気です。」
「和を・・・愛してる・・・と・・・?」
「愛しています。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・兄の僕が言うのもなんですが・・・和はかわいいです。」
「・・・。」
「時々・・・女子のようにも見えますし・・・。」
「・・・女子じゃないし。」
「和。黙って。」
「・・・。」
「それに人懐っこいので・・・勘違いする男性も多いです。」
「・・・。」
「でも。和は男の子です。」
「・・・。」
「それなりに・・・彼女もいました。」
「ちょ・・・///今それ言わなくてもよくない?」
「和。」
「ごめんなさい。黙ります。」
「でも俺は・・・。」
「・・・。」
翔ちゃんが。
自分のことを「俺」と言う。
そのことに。
ちょっと・・・空気の変化を感じ。
姿勢を正した。
そして・・・なんとなく気づく。
二人のお兄ちゃんは。
和君と俺の恋を応援してくれている訳ではなくて。
ただただ。
和君が傷つかないことだけを・・・願っているのだ・・・と。
和君が俺の家で飲んだ時の怒涛のLINE攻撃も。
昨日の元カノと俺を和君に見られないようにしたのも。
全部・・・和君が傷つかないように・・・と。
ただその一点において。
二人が団結していたのだ・・・ということに気づく。
「相手が誰であろうと・・・。」
「・・・。」
「和が幸せならそれでいいです。」
「・・・。」
「相手が男だろうが女だろうが関係ない。」
「・・・。」
「でも。」
「・・・。」
「もし和が泣くようなことがあれば俺は相手を・・・あなたを・・・。」
「・・・。」
「マジでぶっ殺す。」
「・・・。」
ドスの聞いた声。
座った瞳。
これが・・・本来の翔ちゃんなのか・・・と。
さぁっと。
血の気が引く。
隣の和君も。
じっとして・・・固まっている。
まーくんも。
もう・・・俺をにらんではいない。
心配そうに翔ちゃんを・・・見つめている。
しばらくの沈黙。
でも。
ふと視線を感じ。
隣を見ると。
和君が・・・俺を。
不安そうに見ている。
眉根をよせ・・・揺れる瞳で。
俺を見つめている。
もしかして俺が・・・翔ちゃんにびびって。
和君との付き合いを止めるとでも思っているのか。
・・・。
・・・。
そんなこと・・・あるはずないのに。
俺は。
翔ちゃんの言葉にちょとひるんだ自分を・・・奮い立たせ。
大きく深呼吸をして・・・言った。
「泣かせません。絶対に。」
「・・・。」
「誓います。今ここで。」
「・・・。」
力強く言う。
和君の顔が・・ぱぁっと明るくなり。
ほら・・・とでも言うように。
瞳をキラキラさせて翔ちゃんを見た。
.
つづく
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毎日20時に更新です。
楽しんでいただけたら・・・。
ではでは。
来てくださってありがとうございました。