sugar~Beach ver.~45♪ | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

 

こちらは大宮さんBL物語です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜

 

 

 

「飲む?」

 

 

 

和が・・・ペットボトルの水を俺に差し出す。

 

その・・半分くらいまで減った水を。

 

コクン・・・と一口飲んだ。

 

喉をするり・・・と通っていく水がおいしくて。

 

喉が渇いていた事に・・・それで気づいた。

 

 

 

「俺ね・・・いじめられてたって言ったでしょ?」

 

「・・・ぅん・・・。」

 

「まあ・・・ちょっと陰湿だったけど・・・それはね。そんなに・・・ね。」

 

「・・・。」

 

「味方もいたから・・・そんなでもなかったのよ。」

 

「・・・。」

 

「でも・・・さすがにね。同期にまで被害が及んだ時は・・・俺もちょっとショックで。」

 

「・・・。」

 

「俺への嫌がらせのせいでさ。同期の仕事がダメになっちゃって。」

 

「・・・。」

 

「それは・・・かなり堪えた。」

 

 

 

そういうの・・・わかる。

 

俺もサラリーマンだったから。

 

自分の・・・例えばミスで。

 

自分が怒られるならいいんだけど。

 

しかたないんだけど。

 

それで他の人に迷惑がかかるのは。

 

ショックだよな。

 

俺から受け取ったペットボトルを。

 

ぐいぐい・・・と自分の後ろのポケットに無理矢理入れる和。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で・・・そこで初めて相談したのよ。かわいがってくれてた専務に。」

 

「・・・。」

 

「いじめられてるんだって。で・・・同期までまきぞえくっちゃって。許せないって・・・相談したの。」

 

「・・・。」

 

「そしたらさ・・・専務が言うの。係長を辞めさせてもいいって。」

 

「・・・。」

 

「『俺ならいくらでも理由をつけられる。』って・・そう言うのよ。」

 

「・・・。」

 

「今思うとね。辞めさせるっていうのはどうかと思うんだけど。俺もね・・頭きてたから。そん時は。」

 

「・・・。」

 

「だから・・・係長をクビにしてくださいって言ったの。」

 

「・・・。」

 

「そしたら・・・条件があるって言われて。」

 

「・・・。」

 

「俺のモノになれって言われたの。」

 

「・・・。」

 

「意味わかる?抱かせろってことね。」

 

「・・・。」

 

 

 

淡々と話す和。

 

ちょっと・・・イロイロと話が唐突すぎて。

 

驚く事が多いんだけど。

 

きっと。

 

そう言う空気・・・みたいなものがあるんだろう。

 

でも・・・まさか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で・・・どう・・・したの。」

 

「どうしたと思う?」

 

「・・・。」

 

「俺ね。OKしたの。」

 

「・・・ぇ。」

 

「ちょっとね・・・打算も働いた。この専務は味方につけておいた方がいいって。」

 

「・・・。」

 

「女じゃあるまいし。抱かせるくらい訳ないだろって思って。」

 

「・・・。」

 

「嫌いじゃなかったしね。その専務のこと。仕事できたしかっこよかったし。」

 

「・・・。」

 

「だから・・・行ったのホテルに。」

 

 

 

聞きたくない。

 

その先を。

 

でも。

 

・・・。

 

・・・。

 

それがどうして日本に戻りたくないってことにつながる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でもね・・・ダメだった。」

 

「・・・。」

 

「部屋に入って・・・抱き寄せられてさ。キスされたらもう・・・やっぱヤダってなっちゃって俺。」

 

「・・・。」

 

「専務のこと突き飛ばして・・・逃げたの。」

 

「・・・。」

 

 

 

ほっとする。

 

よかった。

 

何もなくて。

 

 

 

「そのまま会社・・・ばっくれて辞めちゃって。」

 

「・・・。」

 

「これでも・・・仕事頑張ってたんだけど・・・ね。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「ね。俺そういう人間なの。」

 

「・・・。」

 

「人として最低でしょ?」

 

「・・・。」

 

「係長に頭きて・・・専務にさ・・・貶めること相談して。」

 

「・・・。」

 

「で・・・その代わりに体を差し出すような駆け引きをしたの。」

 

「・・・。」

 

「最低の人間でしょ。」

 

「・・・。」

 

「イヤな奴なのよ。」

 

「・・・。」

 

「日本が悪い訳じゃないけど。」

 

「・・・。」

 

「またさ・・・日本に戻ったら・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・同じ事しそうで・・・。」

 

「・・・。」

 

「俺・・・ちょっとね・・・怖いのよ。」

 

「・・・。」

 

「自分が怖い。」

 

「・・・。」

 

「悪意の中に入ると。」

 

「・・・。」

 

「ちゃんと判断できなくなっちゃって・・・さ。」

 

「・・・。」

 

「自分自身が悪になってしまいそうで。」

 

「・・・。」

 

「怖い。」

 

 

 

 

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つづく

 

 

〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜

 

ご訪問ありがとうございます。

 

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楽しんでいただけたら嬉しいです♪

 

 

 

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