大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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少し枯れてきちゃって。
だからハサミで整え始めた。
大きく花を剪定してから。
小さなハサミで整える。
そのボリュームにあわせて茎も少し切った。
あとは。
栄養剤を補充して水を変えて。
・・・。
・・・。
あ。
はっとして。
振り返ると。
大野さんが。
キッチンに・・・もたれ。
ちょっとだけ小首をかしげて。
僕を・・・優しい笑顔で見ていた。
「ぁ・・・ごめんなさい・・・カレー///。」
「大丈夫。最後までやっていいよ。」
「もう終わりです///。すぐ片付けますから///。」
「・・・。」
優しい大野さん。
こうやっていつも。
僕を・・・見守っていてくれるんだ。
そっと。
花瓶の花をテーブルの端にずらす。
僕は・・・キッチンへ立って行き。
ご飯を・・・お皿についだ大野さんから受け取って。
カレーを・・・盛る。
大野さんも僕も。
ルーは・・・ご飯にかけちゃう派。
テーブルに並べ。
スプーンを置いた。
ブーケに使った花は2つ。
一つは・・・鮮やかな黄色いガーベラ。
もう一つは・・・優しい青のデルフィニウム(デルフィリウム)。
青と黄色のブーケは。
華やかだけどかわいらしくて。
審査員の方々に・・・とても好評だった。
この二つを使ったのには理由があった。
久しぶりに出る大会。
僕は・・・大野さんに好きな花を聞いた。
お店に来てもらって・・・・で。
どれがいいですか?って直感で選んでもらったんだ。
例えその・・・大野さんが選んでくれた花が。
ブーケ向きではなくても・・・絶対にそれを使おうって心にそう決めていた。
大野さんが選んでくれた花は。
黄色いガーベラ。
理由は。
なんか・・・ね。
僕みたいなんだって///その花が。
小さくて・・・でもちゃんと自己主張していて///かわいんだって///。
そんな選び方をしてくれたことが嬉しくて。
だったら・・・僕は大野さんみたいな花を選ぶだけ。
これももう直感。
そうして僕が選んだ花は。
青いデルフィニウム。
小さな花なんだけど・・・とても気品があって。
すっと上にまっすぐ伸びるシルエットが特に美しくて・・・大野さんみたい///。
今回のブーケで僕が使うかも・・・と。
実は潤君が特別なルートで仕入れてくれた花。
それがまさに・・・大野さんそのものなんだから。
潤君も・・・さすがだよね。
いただきます・・・をして。
カレーを食べる。
おいしい・・・と言ってくれる大野さん。
僕は・・・その言葉でさらにカレーがおいしくなる。
大野さんと一緒だと。
些細な事も幸せに感じる。
本当に。
僕の大好きな人。
この人と一緒にいると。
目に見えない「愛」に触れることができて。
そして・・・それを「幸せ」だと感じることができる。
大野さんと過ごすようになってから・・・たくさんの「幸せ」を実感する。
あの花言葉。
まさに・・・その通り。
デルフィニウムの花言葉。
清明。
澄んだ瞳。
そして。
幸福を振りまく人。
振りまくっていうのは・・・ちょっと言い方がアレなんだけど///。
確かに大野さんは。
僕にとって「幸せ」そのものなんだ。
そんな思いをこめて・・・僕は。
大野さんを・・・ただじっと見つめた。
・・・。
・・・。
え・・・?
あ///。
えと・・・これで///。
お話はおしまい・・・です。
ありがとね。
僕のおしゃべり聞いてくれて。
僕と大野さんは・・・ね。
フフ・・・こんな感じ・・・です///。
また・・・いつか聞いてね。
僕のおしゃべり。
次は・・・どんな僕達になっているかわからないけど・・・でも。
うん。
一緒にいることには変わりないから。
心配しないでね。
あ・・・心配なんてしてないか///。
じゃあ最後に。
大野さんが僕みたいだって言ってくれた・・・黄色いガーベラの花言葉を聞いてくれる///?
ガーベラはね。
扱いやすくてもちがいいから・・・切り花としてよくつかわれているんだけど歴史はけっこう浅くてね。
発見されてからまだ100年くらいしかたってないの。
日本には大正時代に伝わってきたんだけどね。
和名では「花車」とか「花千本槍」とか呼ばれてて・・・って///。
あ///またおしゃべりしすぎちゃった。
フフ・・・じゃあ本当にホント。
黄色いガーベラの花言葉で今日はバイバイね。
また・・・いつか♪
黄色いガーベラの花言葉。
やさしさ。
あたたかさ。
そして。
究極の愛///。
FIN
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続編あります
↓
作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
あとがきちょぴっとあります///。