大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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Side.O
「イヤ待って・・・俺が切る。」
「ヤ・・・俺が切る。」
「・・・。」
「・・・。」
翔君ともう。
どれくらい言い合ってるのか。
CTに運ばれた和は・・・出血もひどく。
骨折と血腫もあり。
すぐにオペが必要となった。
執刀医に名乗りを上げる翔君。
俺では心配だと言う。
確かに。
普通医者は家族のオペはしない。
手元が狂う可能性があるからだ。
わかってる。
それもよくわかる。
でも・・・俺は。
和を助けたい。
今ならなんだってできるんだ。
だから。
「智君・・・無理だよ。」
「・・・翔君・・・。」
「俺じゃ・・・頼りない?」
「そう言う訳じゃ・・・」
「とにかく俺に任せて。雅紀・・・準備して。」
「うん。わかった。大野先生・・・翔ちゃんに頼んだ方がいいよ。」
「・・・でも・・・。」
「翔ちゃん冷酷だから・・・全然大丈夫だし。」
「クールって言えよ。松本先生入れる?」
「・・・俺・・・。」
「・・・?」
「すいません俺・・・ちょっと・・・無理。」
「・・・。」
俺と翔君・・・相葉先生の動きが止まる。
多分・・・この中では一番冷静だと思われていた松本先生から。
「無理」って言葉がでるなんて。
「俺・・・ちょっと無理です。すいません。」
「・・・。」
「ニノのオペとか・・・。」
「・・・。」
「冷静になれる自信が・・・ないです。」
「・・・。」
松本先生も。
仲がよかったから・・・和と。
その繊細さを・・・改めて知り。
和への思いを・・・知った様な気がして。
こんな状況だけど。
胸が熱くなった。
「わかった・・・じゃあ・・・。」
「俺が和を助けたいんだよ。翔君。」
「・・・。」
「・・・。」
「二人とも・・・時間がないよ。」
相葉先生の声に。
翔君が・・・大きくため息をついて。
そして・・・言った。
「わかった・・・でもサブでついて。執刀医は俺がやる。」
「・・・わかった・・・。」
互いの落としどころが決まり。
やっと折り合いがつく。
その声を聞いて・・・相葉先生はオペ室へと走って行った。
俺達も・・・向かう。
「翔君。」
「・・・ん・・・。」
「和を・・・頼む。」
「任せて。助けられる自信しかないから。」
「俺も。」
「心強いねぇ。頼もしいよ。」
「和は助ける。必ず。」
「・・・ん。」
俺と翔君は。
オペ室へと・・・向かった。
緊急オペは。
数時間に及び。
思ったよりも激しい損傷に。
開けてみて・・・一瞬ひるんだ俺と翔君。
でも。
そう。
互いに助けられる自信しかなかったから。
成功を信じて・・・オペに臨んだ。
オペナースはベテランの山本さん。
全力を尽くします・・・と。
そう言ってくれた。
執刀医の翔君の元。
結束する。
「鉗子。」
「はい。」
「俺も鉗子。」
「はい。」
「ここ先に縫ってくから。」
「ん。フォローする。」
「ちょっと強めで。」
「わかった。」
「血圧安定しています。」
「雅紀・・・3分たったら教えて。」
「リョーカイ。」
大変なオペのはずなのに。
淡々と進む。
静かだけど。
みんなが集中していた。
途中・・・脳外科の先生が一人・・・様子を見に入ってきたけど。
結局はそれっきりで・・・和のオペは俺と翔君の二人でこなした。
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つづく