大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「大野先生。」
「・・・ん?」
ニノが・・・卓上カレンダーを持ってやって来る。
俺を軽く見上げるその瞳が。
かわいいのに・・・まぜかまぶしくて目をそらした。
「松本先生・・・ひどいんですよ。」
「どしたの。」
「ここ・・・来月のここんとこ・・・6連休するんですって。」
「あぁ・・・聞いてる。」
「ってことはここ・・・大野先生が6連勤ってことですよね。」
「そう・・・なるね。」
「体力もたないですよ・・・病棟の先生にヘルプをお願いした方がいいと思います。」
「いや・・・大丈夫だろ・・・6連勤くらい。」
「でも・・・。」
心配してくれることが。
嬉しい。
ちょっと・・・口をとがらせるニノ。
その愛らしさに。
さっき食堂で見た光景を・・・忘れそうになる。
・・・でも。
「櫻井先生にお願いしてみます。」
そう言いながら。
すでにもう・・・ピッチを手にするニノ。
俺は。
反射的にその・・・ニノの手首をぎゅっとにぎった。
「・・・ぇ・・・。」
驚いて。
俺を見上げるニノ。
その瞳が・・・俺の顔を見て。
まんまるに・・・見開かれた。
俺は。
どんな顔を・・・しているのか。
ふと・・・我に返り。
その手を離した。
「・・・ごめん・・・。」
「・・・いぇ・・・。」
ドキドキが・・・止まらない。
今一瞬握ったニノの手首の細さと。
どんな顔をニノに見せたのか・・・も不安になり。
意味もなく・・・自分の髪に触れる。
頭をかく。
「大野先生。」
「・・・。」
「なにか・・・あったんですか?」
「・・・。」
心配そうに俺を見上げるニノ。
・・・。
・・・。
ねえ・・・ニノ。
なんかあったのは・・・さ。
俺じゃなくて。
ニノじゃないの?
さっき。
翔君と。
何を話していたの?
櫻井先生にお願いしてみます・・・って。
いつの間に二人は・・・そういうことが言える関係になったの?
だってニノ。
翔君のこと苦手って・・・。
「いや・・・大丈夫。」
そう言ってニノから目をそらした。
少しの違和感。
心の隅がザワザワする。
でも・・・それに気づかないフリをした。
だってニノと翔君の間に。
何か・・・があるはずがないんだ。
いつだってニノは俺の隣にいるはずなんだから。
俺は・・・そう自分に言い聞かせて。
大きく深呼吸を一度して。
心配そうに俺を見つめるニノに・・・そっと笑い返した。
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つづく