Stand by you every moment~5-2 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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「喜んでもらおうと思って。」

 

 

 

そう言って翔君が持ってきたのは。

 

銀座あたりで買って来たんだろうって思うくらい。

 

何重にも丁寧に包装された高級そうなケーキだった。

 

ナースたちがキャアキャア言いながら箱をあけケーキを選んでいる。

 

 

 

「ねぇ智君・・・二宮君は?」

 

「オペの後片付け。」

 

「・・・俺さ。」

 

「・・・ん?」

 

 

 

そっと俺に近付いて。

 

ヒソヒソ声で言う翔君。

 

 

 

「これ・・・二宮君のために買って来たんだけど・・・。」

 

「ニノに?なんで。」

 

「昨日のお詫び。怒らせちゃったし。」

 

「・・・。」

 

「嫌われたくないからね・・・必死だよ俺も。」

 

 

 

なんで嫌われたくないのか。

 

なんでそんな必死なのか。

 

聞けないけど・・・俺は言った。

 

 

 

「ニノ・・・ケーキはあんまり好きじゃないよ。」

 

「マジで?」

 

「うん・・・特にこういう・・・生クリームだらけのものは多分食べないと思う。」

 

「マジか。」

 

「ん。」

 

「よく・・・知ってるね。」

 

 

 

そう言われて言葉につまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言えばいいのに。

 

一緒に住んでるんだって。

 

でも・・・それを言ったら理由を聞かれそうで。

 

理由はまあ・・・その・・・ストーカーに合ったから。

 

だから・・・心配で一緒に暮してるっていうのが理由だけど。

 

それは表向きであって。

 

本当はそうじゃなくて。

 

ただ・・・俺が。

 

ニノと一緒にいたいからであって。

 

それが・・・なんとなく翔君にはばれそうで。

 

だから。

 

言い淀んでいた。

 

 

 

「あ・・・二宮君。」

 

「・・・。」

 

 

 

翔君を見て。

 

軽く会釈をするニノ。

 

その顔からは歓迎している様子が見えなくて。

 

俺は・・・ちょっと笑っちゃうと同時に。

 

翔君が不憫に思えてきた。

 

相性が合わない・・・とニノが言っていたこと。

 

本当の事のように思えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ケーキ買って来たんだ・・・昨日のお礼。」

 

「お礼?」

 

「そう・・・オペにお邪魔しちゃったし。」

 

「それは別に・・・」

 

「食べて・・・どれがいい?」

 

 

 

覗き込むニノ。

 

でもすぐに・・・言った。

 

 

 

「僕はいいです。」

 

「あ・・・やっぱ・・・生クリームダメ?」

 

「やっぱ?」

 

「智君に言われたんだ・・・ニノは生クリームダメだよって。」

 

「・・・。」

 

 

 

すいっと俺を見るニノ。

 

その瞳が・・・翔君を見た目とはあきらかに違って。

 

眉が軽くあがり。

 

目がまん丸になって。

 

くいっと左右の口角があがり口元が緩んでいて。

 

ちょっと・・・照れているような・・・うん。

 

なんだろ・・・もう。

 

・・・。

 

・・・。

 

すごくかわいい顔になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ええ・・・大野先生の言う通りです・・・僕生クリームが苦手で・・・。」

 

「はぁ・・・残念。じゃあ何が好き?」

 

「いえ・・・別にいいですから。」

 

「よくないよ・・・二宮君に食べて欲しいんだからさ。」

 

「なんでですか。」

 

「なんでって・・・。」

 

「・・・。」

 

「お詫び・・・的な?」

 

「なんで疑問形なんですか。」

 

「とにかくさ・・・次は二宮君の好物を買ってくるから教えてよ。」

 

「・・・。」

 

「あ・・・じゃあ智君知ってる?二宮君の好物。」

 

「え・・・ぁ・・・知ってるって言うか・・・。」

 

「教えてよ。何なら二宮君は喜ぶの?いいよね?二宮君・・・智君に聞くなら。」

 

「それは・・・ええ・・・いいですけど・・・。」

 

 

 

少しだけはにかんだように小首をかしげ。

 

ニノがじっと俺を見つめる。

 

その・・・少し甘えた様な瞳に。

 

こんな場所・・・こんなシチュエーションなのにドキッとする。

 

そんな心の動揺を翔君に見悟られないように気を付けながら。

 

俺は・・・すぐに答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せんべい。」

 

「あ・・・当たり。」

 

 

 

かわいく笑いながら。

 

軽く俺の腕に触れるニノの手。

 

そんな少しの接触でも俺を動揺させるには十分だった。

 

 

 

「じゃあ次はせんべい買ってくるからね。」

 

「別にいいですって・・・。」

 

「いや・・・買ってくる。」

 

 

 

なぜか意地になっているような翔君。

 

すぐ次の日にニノに高級なせんべいを買ってきたけど。

 

あいにくその日はニノは休みで。

 

もちろん俺も休みで。

 

だからとっときました・・・なんて松本先生に言われて。

 

その次の日出勤した時に食べたんだけど・・・その日は翔君が休みで。

 

一応お礼の電話はしたんだけど。

 

やっぱり翔君はついてないな・・・なんて。

 

そんな事思ったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

.つづく