慰めと言う鎧を着けた

優しい兵士がやってくる

 

 

 

運命だったんだよ

 

(娘のバイクに乗る写真を見て)

○○ちゃん楽しんでたんだね

充分生きたよね

 

家の恥だよね

 

仕方なかったんだよ

 

諦めて自分らしく生きていって

 

生きてる人間の方が大切だよ

 

 

この言葉の数々は私が

この年齢になるまでに

出会った優しい兵士の武器

言葉の刃

 

叔母が亡くたった事を

家の恥

と言われた父が傷つき

その数年後にこう言われたと聞いた

父の心臓を貫いた刃は

私の心臓まで貫いた

 

 

丸腰の私に戦闘能力は無かった

 

 

私の心は何度死んだのか

分からない

今では痛みを痛みとして

受け取る事さえ出来なくなった

 

 

 

悪い人じゃない事は分かってる

分かっているよ

 

 

分かってるから

 

 

笑ってやり過ごしたけど

 

でもね

 

悪気がある者は

相手を攻撃する為の武器

攻撃を辞めさせるもしくは

攻撃出来ない様にすれば

回避できる

攻撃された側で応戦できる

 

 

悪気が無いものは

相手を攻撃する気が無いのに

無意識で相手を傷つける

本人が相手の立場に立って

考えなければ一生気が付かない

相手は戦う気なんて

さらさらないのだから

攻撃された側の人間は

何もできない・・・

 

 

 

だから一番たちが悪い

 

 

この世の攻撃の中で

一番たちが悪いのが

 

 

 

悪気のない攻撃

慰めという鎧を着けた兵士の武器

言葉の刃

 

 

 

悪魔は悪魔の顔をしていない

優しい顔をした悪魔は

そぉっとそぉっと

忍び寄る

 

 

娘の写真みてその言葉私に言う?

病院で泣いた原因

これだわ・・・

 

 

 

 

中村雅俊のふれあいの一部分が

頭の中で

壊れたレコードになって流れた

 

 

 

なぐさめも涙もいらないさ

温もりがほしいだけ

人は皆一人では

生きていけないものだから

 

 

 

何十回何百回この曲が

流れているかわからない

 

 

 

気持ちが落ちたのは

娘にまつわるイベント事だけじゃなかった

数日前に

楽しんでたんだね充分生きたよね

と言う言葉の刃で刺されたからだった

 

 

 

 

 

人生で一番酷い言葉の刃に刺されたのはこの日でした

 

お願いだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日もお付き合いいただき

有難うございました🙇🏻‍♀️