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さて以前、息子君がＡＴＭ婚の話を振ってきたのですが…
時々、アンチフェミニズムっぽい事を言い出す息子。
そこには、性被害を受けた娘の影が見え隠れします。
事件後すぐ、娘は男性を避けるようになりました。
父親、祖父、仲の良かった叔父、学校の先生、クラスメイト…
なかでも、一番、酷い扱いをうけたのは弟である息子君でした。
他の人に対しては、とにかく避ける、近寄らない、という態度なのに、息子君に対しては、バイキン扱い
うっかり、私物に触ろうものなら、怒って号泣し、夕食の支度を手伝ってもらったら、「そいつが触ったものは食べない。今日、晩ごはん要らない」と言ったり…
もちろん、娘には注意しますが、全く聞く耳をもちません。
思春期の女の子によくある、『お父さんのパンツと一緒に洗濯しないで‼』の対象が、父親ではなく弟になってしまったようです。
成人男性でも、かなりの精神的ダメージなんでしょうが、まだ小学生の息子の心に大きな傷を作ってしまったようです。
中学生になる頃には、うつ病になってしまい、不登校になってしまいました。現在では、定時制の高校になんとか通っているものの、出席日数はギリギリで、このまま卒業することはできるのか心配です。
事件当時、息子は３年生だったので詳しい説明はしませんでした。
私も、息子に対して「お姉ちゃんは心の病気だから、仕方ないんだよ、ごめんね」としか言えず、未だに息子に申し訳なく思っています。
犯罪って当事者だけではなく、その周りの人々にも影響していくんですよね…