修学旅行は北海道。
1周ではないらしい。
道ができていないのであとちょっとというところまでで終わりらしい。
基本はバスで移動、降りて自由行動。
とある町で自由行動をしているとハーレーに乗ってそうな外国人おじさん兄弟と仲良くなった。
イギリス人だと彼らは言った。
見た目は兄のほうがぽっちゃりでこわもてだけど優しそうで、弟はやせてて性格が悪そう。
車で町を案内してくれて、わたしはお土産が買いたいのでお店に入った。
その間に兄弟は喧嘩したらしく戻ってきたら弟がいなくなっていた。
まぁいっかと思い違うお店も見てくるとわたしはまた車を離れた。
そして戻ってくると兄は口から校門まで薔薇の枝が貫通しており、泡を吹いて気絶している。
わたしは近くにいた先生に声をかけ、先生は手際よく薔薇を抜き、気道確保した。
むせ返り息は吹き返した兄。
とにかく早く教会に運ばないと。
近くの教会のシスターに預け、わたしは弟を探した。
彼がやったに違いない。
でもわたしが見つけたとき弟はギャングの仲間になっていた。
きっと喧嘩の原因はこれで、ギャングになるための資格が兄の殺害だったのかもしれない。

兄はすぐに回復し一緒にバスに乗り旅行に参加することになった。
そして左手には流氷が流れ着く海、右手には道ギリギリまでの雪、そんな道をあと数10キロ行くと旅行の終点だ。
みんなやっぱり1周したいと言っている。
でも、道ができてないのだし無理なんだけど。
…着いた。
ここでお土産とトイレ休憩で終わり。
あたしは財布片手にお土産を買いに行く。
ここの名物はミニ食パンスライスにシュガーバターが塗ってあるお菓子だ。
なんと4枚10円。
それを真っ先に買いに行くと店主が知っててくれたことを喜んで20枚入りを2つもくれた。
周りの友達や先生に配ってるとその度に財布を置き忘れ、友達に届けられ、最後にはバスに乗ってから忘れてることに気付き大慌て。

で目が覚めた。
父と兄と東南アジアを旅行中、途中で道に迷ったりでお金も食料も底をついてきた。
田舎道を歩いていると少し人家の立ち並ぶ開けた土地にでた。
そこで宿を営む男に
「お金に困っている。仕事が欲しい。」
と相談すると、男は
「この先を歩いていくとキャンプ場がずっと続いている。そのキャンプのごみ掃除をしてくれれば報酬をやろう。」
と言ってくれた。
男が言うとおり歩いていくとキャンプ場だらけだ。
中にはきれいなコテージもある。
ごみを拾ったりクモの巣をとったり。
どんどん進んでいくと民家なのかコテージなのか境目がわからなくなってきた。
でもわたしたちはより多く仕事をしてお金にしたかったので勝手に中に入って掃除したりしていた。
ある家の庭で一頭の牛のような人間のような物体が木に括り付けられ、その身体からは明らかに暴力を受けているのがうかがい知れた。
主人が今いないのだろう、そに隙にわたしたちは彼を解き自由にしてあげた。
すると彼は一目散に逃げあっという間に姿は見えなくなった。
「牛のような人間」だった。

わたしたちは歩きすぎた。
もういまさらスタート地点に戻ってお金をもらうのもバカバカしく、掃除ついでに民家の冷蔵庫から少しだけ失敬したら食うには困らなかった。
歩き続けて次の村に着いた。
民家の中で見覚えのある男がいた。
牛人間だ。
森山中の村上と結婚している。
夫婦喧嘩の真っ最中に食料を拝借させていただき、こっそり外に出ようとしたそのとき、
「たすけて~」
と牛人間がさけんでいる。
しかたなく仲裁に入り仲直り。
喧嘩の理由は「牛人間は年を取ると皮膚が石灰化する」というのを妻に隠していたからだ。
よくみると牛人間の顔面はフライパンで殴られた部分が石灰がむき出しになっていた。
だからなんなんだ。

というところで牛が・・・いや朝がの目覚めが。
わたしと20代半ばの男の子、そして指導係の女の人。
わたしたちは未来から藤森医師しかしらない病気の治療法方を教わるために来た。
わたしは「ユウカ」と呼ばれ、藤森医師の身の回りの世話をする役で、男の子は医者の卵だ。
成績は優秀なのだが世間知らずというかアルバイトさえしたことがないので当たり前のことができない。
そのための教育係がもう一人の女性だ。
彼女は国家秘密警察の人間らしい。
わたしと彼は選ばれし人間なのだろうが、わたしの役目はあくまでも世話係。

未来から来たわたしたちは、藤森家のチャイムを押す。
中から60歳過ぎの紳士が顔を出す。
妻が先立ち家には彼一人だけのようだ。
応接間に通してもらい事情を説明する。
彼も賢い人間だ。
わたしたちの存在、状況、用件をすらすらと理解していく。
「で、わたしがその方法を彼に伝授すればよいのか?」と藤森氏は言う。
「ええ。そうしないと未来では多くの人間が・・・」と秘密警察女子。
「…いいが、条件がある。」と藤森氏。
彼が出した条件は以下三つだ。
一、昼間はのんびり過ごし夜に勉強会をする、二、三人ともこの家で生活してもらう、三、わたしを医者あつかいするな
時間は軽く一、二ヶ月はかかるだろうとも彼は言った。
そして驚きの事実は、もう彼は医者という仕事をやめていたということだった。
朝起き、庭の手入れをし昼間は読書や絵を描く、空いている時間は夜だけだという意味だった。

そして近所の人や藤森氏の近親者に怪しまれないように、わたしはお手伝い、彼と彼女は親戚の子供とその家庭教師ということになった。
わたしは夜以外藤森氏と四六時中を共にすることになった。
好きな歌、好きな花、今日の天気、いろんな話をした。
二ヶ月が過ぎようとしたある日、彼は他の二人に外出するよう言いつけた。
それまでも何度か秘密警察女子には日中買い物を頼んだりしていたが今日は二人にだ。
おかしいな、とは思ったがいつものように二人で部屋で過ごしていると、突然彼が抱きしめてきた。
拒絶しないわたし。
わたしも彼を好きになっていた。
愛撫され拒絶しないわたし。
数十分だろうか、急に彼は我に帰ったのか、
「こんなこと、君はしてはいけない。まだ若いのに。未来があるのに。すまない…」と崩れ落ちた。
そして次の瞬間絶叫とともに彼は自分の大事なところを引きちぎった。
血が噴出しちぎれた部位が床に転がる。
「先生!!藤森先生!!」
彼は強烈な痛みで意識を失いかけていた。
わたしには医療の知識も全くない。
どうしていいかわからず、とりあえず家を飛び出て他の二人を探しに行った。
ちょうど用事を済ませ帰ってくる途中の彼女らを発見しすぐさま家へ。
その間に藤森氏の親友の医師に連絡し、つなぎ合わせる手術を行うことになった。
病院に運んでる時間もなくこの家で行うことに。
駆けつけた医師もまた名医だ少ない道具で彼のちぎれた部位をつないで行く。
医者の卵はまじまじとその手先を見る。
あたしはどうやって事情を説明しようか悩んでいると秘密警察女子が話しかけてきた。
「わかってたわよ。彼があなたを好きなこと。そしてそれを言ってはいけないとおもってること。」
「え?」
「あなたは彼が嫌い?」
「いえ…」
「助かるといいわね」

そして彼は助かった。リハビリは必要だが命に別条はない。

未来の帰る日、わたしは決断した。
彼のそばに残ると。
「まっ、あたしの任務外のところだし好きにすれば」と秘密警察女子。
そしてその後彼が死ぬまで過去に残ることにした

で目覚め