小栗忠順
録画した『龍馬伝』を観てたら土方歳三(ひじかたとしぞう)
につづき、ナツレごひいきの小栗忠順(おぐりただまさ)様が登場してたので嬉しくてカキカキ
明治の元勲大隈重信をして「明治政府の近代化政策は、小栗忠順の模倣にすぎない」と言わしめた幕末の傑物・・・の割に知名度がイマイチ低いのはナゼかにょ~
でもこのあいだ、あの『けいおん
』にも小栗忠順の話題が登場
小栗ブーム到来の前兆
けいおんファンはどこのシーンかさがそう (上のリンクはけいおんHPへ。TBSリンクポリシー確認済みです)
龍馬伝ではこの小栗忠順を斉藤洋介(さいとうようすけ)さんが演じており、
かなり味のある小栗が観られそうなので、今後の活躍に期待するや大であります
ただまぁ勝海舟の政敵なので扱い酷いされると思われチョイ複雑な気分
でも、ナゼかこれ程の幕末の傑物なのに、今までの幕末ドラマだと完全スルーで脇役の出番すらなかったのでたとえ悪役であっても活躍してくれるなら嬉しいかぎり
イラストは写真の方のイメージで
※小栗忠順(おぐりただまさ)
小栗上野介(おぐりこうづけのすけ)の官途名での呼び名の方が有名。
安政7年(1860)、遣米使節団に随行し渡米。アメリカではその物腰から代表と間違われて歓待を受けた。
また、日米の貨幣の交換比率の不平等について、それぞれの貨幣に含まれる金の含有量を科学的に証明してみせることで交渉を行い、文明のない闇の国からの来訪者と思って接していたアメリカ側の度肝を抜いた。
その後、大西洋を渡りアフリカ喜望峰を巡り、結果世界一周して帰国している。
帰国後はその経歴を買われ、外国奉行・勘定奉行・南町奉行・陸軍奉行並・軍艦奉行・海軍奉行並などなど多数の要職を兼務も交え歴任した。
その間の功績は軍艦購入交渉や横須賀製鉄所建造と造船所計画、フランス式陸軍構想等多数。
大政奉還後の薩長との対立に際しては主戦派だったが、勝海舟ら恭順派に政争で敗れた。
のちに、小栗が構想していた箱根を防衛ラインとする幕府軍抗戦計画書を見た日本陸軍の祖 大村益次郎は「この計画を幕府軍に実行されていたら維新は水泡に帰していた」との感想を漏らしたという。
慶長4年(1868)、反攻せず蟄居していたにも関わらず新政府軍により捕らえられ斬首。享年41歳。
個人的に贔屓にしている土方歳三
といいこの小栗忠順といい・・・幕末の混乱で失うには惜しい人材でした
脱線して小栗忠順は小栗上野介(おぐりこうづけのすけ)の呼ばれ方で有名なのですが・・・
「上野介」をどの辞書も「こうずけのすけ」とルビふってますが、本当は「こうづけのすけ」なハズ・・・
"下野国"が「しもつけくに」なのですから、"上野国"は「こうづけくに」とルビふる
(旧かなづかいなら”かうづけのくに”)と昔から決まりきってる事なのですが、何故かドコを見ても「こうずけのくに」と「づ」を「ず」とルビ表記してるのは、どういう事なんでしょう
以前紹介した
”秋葉原”が正しくは「アキバハラ」だったが、駅名付けるときにルビ間違えちゃったってエピソードとは違い、権威ある辞書でも気にせず放置してあるのはどういうもんでしょうかネ
(ってこんなチャラい文章書いている私が言える義理ではないのですが)
脱線ついでに
小栗忠順は上野介叙任に際し、周囲からは上野介が「吉良上野介(きらこうづけのすけ)」を連想し縁起が悪いからやめろと押し留められてますが、本人は意に介せず受けています。
しかし、これだけの傑物で最近は歴史ブームとかいってるのに、ドラマでの無視されっぷりや、悪役っぷりみると、やっぱり”上野介”の名前が良くなかったのではと個人的には思ったりしちゃいます
勘定奉行って役職から徳川埋蔵金話で登場するのはわかるのですが・・・
それだけではなく上野介って名前の響きが悪役っぽいし~コイツ金貯めてどっか隠してるに違いない
~とか、思われちゃってる部分があるのでわと妄想しちゃいますぅ
まぁ吉良上野介もオラが田舎では名君として奉られてますが
※吉良上野介(きらこうづけのすけ)
『忠臣蔵』の敵役。淺野内匠頭(あさのたくみのかみ)に松の廊下で襲われたり、その家臣に襲撃されたりした気の毒な人。
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