『直江兼続』

最上義光公描いてて思いだしまして～
平成２１年(2009)大河ドラマ『天地人』の主人公:直江兼続(なおえかねつぐ)公の
”愛”の前立ての鎧兜が描きたくなったのでカキカキ

･･･むずい

ちょっと前まで直江兼続なんて戦国マニアでないとなかなか知られてる名前じゃありませんでしたが、今じゃもっともメジャーな武将の一人に

ちなみに有名になる前は官途名から直江山城(なおえやましろ)と呼ばれる事が多かった気がします。

ただし以前は
・伊達政宗が新しい貨幣を自慢げに諸将に披露したら「武士の手が穢れる」と扇子で扱って政宗に恥をかかせた。
・無礼討ちされた下人の家族が兼続へ死人を返せと無理を言って聞かないので閻魔大王に手紙を書いてその下人家族全員を成敗した。
・関ヶ原前、家康を痛烈に批判する直江状をしたため会津征伐を招いた。
～など、チョット鼻白ろむ融通の利かない冷たい官僚気質の人物として扱われていた気がします

傾奇者:前田慶次(まえだけいじ)が主役の漫画『花の慶次』で主要キャラとして登場すると、ゲーム『戦国無双２』でもメインキャラにも採用されるなど徐々に認知度が増し、ついにNHK大河ドラマの主役に抜擢されるまでに

大河では「愛」の前立てと主人公役の妻夫木聡さんのイメージから温和なカンジに描かれていました
ですが～上にあげてようなエピソードがあんま見られなかったのは(ハテナ)

あと前田慶次も最上義光も出てこない（でしたよね）のも戦国武将好きとしてはチョット残念でした･･･　

前田慶次はともかく、最上義光は東北の関ヶ原といわれる=長谷堂城(はせどうじょう)の戦い=の敵方大将なのですから悪役としてでも、もっと話に絡ませてほしかった･･･。

（伊達政宗はやたら出してましたが･･･）
まぁ合戦とかにはあまり興味のない作りようだったので仕方ないかもしれませんが･･･

※直江兼續(なおえかねつぐ)　官途名：山城守
越後與坂城主：樋口惣右衞門(ひぐちそうえもん)の子。
越後の大名上杉謙信の後継者の上杉景勝 (うえすぎかげかつ)の近臣として仕えた。

天正６年(1578)直江與兵衞尉実綱(なおえよひょうえのじょうさねつな)の跡を継ぎ直江氏を称した。
慶長３年(1598)豐臣秀吉に臣従した上杉氏が会津120万石へ封じられると、出羽米沢城30万石を知行した。

慶長５年(1600)６月徳川家康より上杉氏に対して上洛要請があったが、会津入国から間がない為応じなかったところ、主家豐臣家への反逆を疑われる。

この時、世に「直江状」と呼ばれる家康弾劾状を送付したが、これが引き金となり家康の会津征伐を招く。

会津征伐軍は途上、上方で石田三成が挙兵したのを知りその主力を引き返させたが、
これを上杉方は拱手して追撃せず、かわりに北方の最上領攻略作戦を発動し兼續をその総大将に据えた。

この時兼續は、敵の５倍ともいわれる大軍と地の理(上杉領が丁度最上領を包囲している格好だった)を生かし、四方から最上氏の根拠地山形城を一挙に攻囲する作戦を立てた。

しかし構想としては希有壮大だったが上杉氏がおかれている状況(先勝が必要な状況)にそぐわない冗長で間延びした散漫な攻勢となり、また徒(いたずら)に兵力を分散したことで時間の浪費と出血の両方を強いられ、関ヶ原の敗報が届くまで山形城に手を出すことすらできなかった。
結果的には最上義光率いる主力部隊を全くの手付かずで温存させる事へ協力した格好となり、その後の最上勢の全面反転攻勢の前に庄内地方全域を失陥してしまうという手酷い敗北を喫した。

ただし撤退の際の指揮ぶりは際立っており、兼續本隊の撤退戦は帝國陸軍参謀本部編の「日本戦史」にも取り上げられている。

常山紀談に「丈高く、容儀骨柄並びなく　弁舌明らかにこつさら大胆なり」と容姿端麗で頭が切れる様が謳われていますチョット嫌味なくらいの完璧な人物像かも
ちなみにハッキリとはわかりませんが残った着衣や鎧から身長は180cm以上と推定されてるそうです