さて先月(2023年11月)の大井川マラソンからデビューして好評を博している「茶箱屋台」(静岡県島田市)について、そろそろ触れたい。
出発点は昨年の「緑茶縁日」(東京駅)で仮設で作った屋台。
島田市や観光協会が全国に出展する際に、緑茶縁日で作ったような一目で島田市と分かるような屋台のような什器がほしいというオーダーに始まる。
まずプロデューサーである僕と、アートディレクターの前川雄一が話をする中で、島田市にしか作れない屋台を島田市で作れないかと相談する。
前川雄一が以前から親交があり、島田市内外でも活躍する町秋人(町秋人建築設計事務所・島田市)に相談。
更にディスカッションを重ねる中で出てきたアイデアが地球上でもっとも緑茶を愛する街だからこそ、茶葉を保管するために使われてきた「茶箱」を屋台にできないか、というもの。
まず前川がラフスケッチを起こし、町が設計。
更に町が市内でモックアップ(試作品)を作って強度とデザインバランスを確認。
それを島田市を含めた全員で見て確認してさらにブラッシュアップを行う。
そこでようやく完成したのがこの緑茶屋台。
一眼で茶箱と分かり、かつ軽量で組み立てやすく、それでも風に負けないものができあがった。
最近はもっぱら茶農家としても活躍する前川のアイデアと町のきめ細やかなデザインが生んだ茶箱屋台は、今まで作ってきた7種のコンセプトティーSHIMADA Green Ci-Teaや緑茶スイーツが実に生える屋台となった。
さっそく市内の茶商さんにも使っていただいていたりしていたり、問い合わせを頂いていたりしているらしい。
昨年の緑茶縁日でもその熱に出会ったし、先日このブログでも触れたが前川家の笹間での数々の実験(山ノ端ト空)を見ていても思うのだが、まだまだ緑茶は売れる!
いやこれからますます緑茶は売れる、と思う今日この頃。
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