「今、水の都で一夏を過ごしたい!」
手ぬぐいは夏中夜を徹して行われる「郡上おどり」の参加賞手ぬぐいから。
この手ぬぐいの文字が真ん中で対象に置かれているのは、正しい使い方が縦に四つ折りにして浴衣を着た上に首からぶら下げるから。
仕事柄あちこちにお邪魔することが多いが、それにもブームというか流れがある。
いっとき僕はひたすらに岐阜県を訪れていた。
関東からするとどこにあるかも迷ってしまう県であったりもするけれど、東海圏にいるとレジャーどころとしての役割は大きい。
そして素敵な場所がたくさんある。
岐阜県にはいくつかのお気に入りの場所があるが、何と言っても僕は郡上八幡が大好きである。
町はいくつかの川に挟まれるように存在する。
大勢の子供たちが川で遊ぶ。
時には橋の上からも飛び込んだりしている。
いたるところに川から引かれた水路が流れる。
その水路は鮎が泳ぐぐらい綺麗で、水はお米を研いだり、野菜を洗ったり、洗濯をしたりするのに使われている。
夏になると、ひと夏中毎晩のように踊りが繰り広げられる。
時には徹夜で踊りが繰り広げられる。
水に囲まれたこの町がとにかく僕はこの町が大好きなのだ。
そしてこの町に、僕は少しだけ縁がある。
僕は高校・大学と東京の青山に通った。
郡上を訪れるまで知らなかったのだが、青山の地名は郡上藩主も一時期務めた青山氏の屋敷が青山通りを挟んで左右にあったことに由来する。
そして青山で過ごした自由な学生時代は、当時は気付かなかったけれど僕の人格形成にとてもとても大きな役割を果たしてくれている。
そんなことに遠い縁を感じてしまう。
そして僕は以前から夏休みを郡上八幡で過ごしたいと思っている。
その思いは今だに果たせずにいるけれど。
コロナ禍が過ぎ、旅をできる余裕が皆に生まれたら、是非郡上八幡へ。
僕自身も来夏ぐらいは郡上八幡でひと夏と言わないまでも、1-2週間ぐらい過ごせればいいなと思っていたりする。
「世界中の人たちに旅を楽しめる時間が来ますように!」
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