ここ3週間ほど、敢えて長めの旅をした。
旅と言ってもいつものように現在進行形の仕事を中心とした旅ではある。
けれどもいつもより少しだけ余裕を持った旅。
(噴煙を上げる桜島/鹿児島県鹿児島市)
20代の頃、出張はできるだけ週末にくっつけ、土日にその周囲の気になる場所を片っ端から訪れた。
出張自体よりもそうした余白の方が実は記憶に残っている。
それらの余白は当時アトラクションプランナーであった自分の大きな大きな引き出しとなっていった。
やがて観光プロデューサーになると、取材でさらに多くの場所を訪れた。
余白はだいぶなくなったけれど、日本全国の訪れた場所や人、体験の記憶は今も引き出しの中に残っている。
この旅では、移動中にPCを開くのではなく(もちろん開くこともあるが)、いつの間にか読まなくなってしまった本を読んで過ごした。
窓の外の景色をボーッと眺めた。
(初夏のような気候に短パンで過ごす人も!/鹿児島県指宿市)
現在進行形の仕事は、なるべく楽しい時間となることを心掛けた。
既に終わったプロジェクトの地で、かつてたくさん議論を重ねた方たちと久しぶりに飲む酒は美味だった。
僕らとの連携は終わっても、残してきたプロジェクトは今も続いていてゲストを迎えている。
結果を出すことができなかった地でも、皆さんは今日もゲストの方々を笑顔で迎えている。
(久々に食べる山鹿あそび 岩原二子塚古墳・発掘カレー/熊本県山鹿市)
そうして静岡から福島へ、徳島から愛媛へ、鹿児島から熊本へ、熊本から福岡へと旅をした。
楽しいことだけをやりたくて、ニッポンをセカイを面白くしたくて、トコナツ歩兵団を仲間たちと作ったのだ。
10年目の今年、もう一度原点に戻る必要があることを強く感じている。
そんなことを考えていると、そうなるべくまた新しい出会いがあった!
2020年のトコナツ歩兵団も、面白くなりそうである!
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★少女と少年のひと夏のキセキの物語
トコナツ歩兵団団長・渡部祐介
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