東京駅「七夕 グランスタ」に見る、日本における七夕の不思議 | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

東京駅で「2017七夕グランスタ」フェア開催中である。

 

一昨年「2015七夕グランスタ・名所江戸百景 市中繁栄七夕祭 東京駅版」が笹3本

昨年「2016七夕グランスタ・星に願いを(協力 国立天文台)」が笹4本

今年「2017七夕グランスタ・笹回廊」で笹12本

せっかくだから笹でも、から始まった小さな小さな企画が、小さく小さくでも徐々に笹の本数を増やしている。

 

老若男女関わりなく、皆立ち止まっては願いごとを書いていく。

どんどんどんどん書いていく。(写真は6月26日時点)

 

 

昨年は期間中に1万人ぐらい。

今年は少し期間を延ばしたので2万人は行くのではないだろうか。

 

 

江戸期、七夕は一年でもっとも重要なお祭りの一つだったと言う。

太陽歴になったことで、現代の7月7日は梅雨真っ只中。

ほぼ雨天である。

仮に晴天であっても星が見えない大都会。

それでも人々は星に願いを託す。

 

僕らは面白企画創造集団だから、いろんな手を使って、世の中の人たちになんとか興味をもってもらおうと様々な企画を施す。

けれども、策を施さなくても、笹と短冊があるだけで道行く人々は足を止めて、短冊に願いを書いていく。(もちろん何にも策を施さないというわけではなく、今回は笹の無限回廊的な仕掛けを作ってみたりしている)

 

 

それはDNAに刻み込まれた文化なのかもしれない。

お寺があって御朱印を集めるのと同じように。

 

現代日本の商業戦線における「七夕」の力は、クリスマスやバレンタイン、ハロウィンに比べればないに等しい。もしかしたらイースターにだって負けちゃうかもしれない。

 

けれども商戦とは関係ない「七夕」の持つ根源的なパワーを、人々が何かに願いを託すという力を、僕は毎年見せつけられてきている気がしてならない。

 

いくつかのショップが七夕フェア用に限定アイテムを作っているのでそちらも要チェック。

七夕の商品、レアで素敵です!!!

 

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