『アウトプット、せよ!』 | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

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『アウトプット、せよ!』



このところ、全国各地を飛び回っている。

先週だけでも、富山、神戸、奈良、松山を訪れた。


それだけ旅をすれば、当然ながら美味いものを食し、
日常生活とは違うものを見て、
それなりの刺激を受ける。

意識的に入れるものもあれば、
無意識に入ってくるものもある。

日本全国の様々な情報が自分の中に蓄積されてくる。



僕はこの3年間ほど、意識的に
このインプットに比重を置いてきた。



そして7年振りに訪れた大好きな松山・道後温泉本館で、
僕は前回訪れた7年前の枯れた感覚を思い出し、
今の自分の内なる声を聞き、
そろそろ
アウトプットの時期がやってきた
ことを知る。



photo:01



吸収するよりも、僕は今排出したいのだ!



当たり前のことだが、モノを生み出す時、
その人の引き出しにどれだけの収納能力があって、
どれだけの質のものが収納されているかはとても重要
である。


多くの刺激的な音を聴いた者が
より多くの刺激的な音を生み出し続けられるように、
より多くの刺激的な映画を観たものの方が
より多くの刺激的な映画を作れるように、
インプットとアウトプットは密接な関係にある。

(もっともいつの時代であれ、突然変異的な、
知らないからこそ出来る強烈なアウトプットは存在し、
それが時代を大きく動かすことがある。
しかしそれが長続きすることは殆どない。
そして同時に意識しなければアウトプット出来ない僕は
やはり凡人なのだと思わざるを得ない)



前職時代の後年、
アトラクションプランナーとしての評価や立場とは反比例して、
僕は著しくモチベーションを失い、
引き出しが空になり始めたことを感じ、
いつの間にか自分のコピーをし始めていることに気付いた。



それはとても危険なことだ。


そして僕は旅に出た。

まあ旅とはいえ、今も会社員であるから、大した旅ではない。



しかしその旅は僕にとって、
大航海に出る前の、肉体と精神を満たす為の、
必要不可欠な旅であった。



そして今、僕はインプットを完了した。

アウトプットしたくて仕方がない内なるエネルギーに溢れている。



10代から20代前半にかけて
もんもんとした状態で蓄積されてきたインプットの塊を、
20代で遊園地というフィールドにぶつけていった頃のように、
僕は再びアウトプットを本格化させ始めている。



あの頃と違うことは
当時僕を導いてくれた様々な先輩たちがいないことだ。

今度の旅は僕が自らを導く旅となる。



トコナツ歩兵団とはそんな僕と、
それから同じような志を抱く仲間たちの集合体だ。



転がり始めた石コロが、辿り着く先はどこなのか、
今から楽しみで仕方がない。