福井県の平泉寺の苔が凄すぎるんです! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

【企画者の視点⇒幻想的な空間をゆっくりと楽しめる滞留ポイントを設けてもらいたい!(笑)】

福井県立恐竜博物館まで行ったら、是非とも寄ってもらいたいのが平泉寺白山神社です。

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とにかく境内を埋め尽くす苔の緑が美しいんです!
空気がしっとりとしているのを肌で感じることができます。
幽玄的とはこういう時に使う言葉なんですね。

ただ残念ながら境内でゆっくりとするスペースが整備されていません。ひっそりと佇む外カフェがあって、お茶でも飲みながらノンビリとできたら最高ですね。建屋なんてなくっていいんです。木のベンチでもいいんです。ここで読書したら最高かな、なんて。そういう空間ではないのかもしれませんが(笑)

現代では全国的には無名な平泉寺ですが、中世では白山信仰の越前側の拠点として、最盛期には48社36堂6千坊、僧兵8千人の巨大な宗教都市を形成しました。戦国時代に一向一揆により衰退しましたが、最近になり発掘調査が進み、その全貌が徐々にですが明らかになってきています。

ちなみに福井県の景勝地・東尋坊の地名の由来は平泉寺の暴れん坊の僧侶の名前で、その傍若無人な振る舞いに手を焼いた仲間の僧侶たちが酒宴を催し、酔った隙に崖から海に突き落としたことに由来しています。

そんな栄枯盛衰に想いを馳せつつ、緑に包まれた幻想的な空間を楽しんでください!