高野山•丹生都比売(にうつひめ)神社の太鼓橋が美しいのです! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

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元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

【企画者の視点⇒何事も極端に作りましょう!】

昨日に引き続き高野山です!
もちろんですね、金堂も見事でした。
奥の院の信仰の姿もとても印象的でした。
でも僕は敢えてプラスαとして、ここを訪れてほしい!
というわけで丹生都比売(にうつひめ)神社です!

金剛峯寺が山の上だとすると丹生都比売神社は麓にあるんですね。山の麓に溶け込むようにあります。

何よりも参道にある太鼓橋が美しいんです!急なんです!(笑)赤いんです!これは見た目、ウリになります!眩いばかりの朱色も素晴らしい!

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そして神社らしく、静寂に包まれています。とても居心地がいい空間です。

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創建は古く1700年前。丹生都比売大神とは天照大神の妹、稚日女命(わかひるめのみこと)であり、神代に紀ノ川流域に降臨し、紀州に農耕を広めたとのこと。
後に空海が金剛峯寺を開く際、神領の一部を寄進し、以後、高野山の鎮守神ともなっています。2つの思想がそこで合体するんですね!ここが神社の奥行きの深いところなんです。異なる宗教をも内包してしまう。

ちなみにこれまた神社らしく、目に入るもの全てが朱に彩られています。でもここには意味があるんですね。

ここ、丹生都比売神社は全国の丹生都比売神社の総本山。丹とは朱砂という顔料を意味し、朱砂は精製すると水銀になるとのこと。その鉱脈がある場所を丹生と言いため、ここには朱砂を採掘する一族が祀られていると考えられているんですね。だから赤いんですね。

ちなみに僕は行けなかったのですが、ここから少し山の上に登ったところに「二つ鳥居」というものがあり、昔は
丹生都比売神社に参拝した後、高野山に参拝するのが通例であり、二つ鳥居はそれぞれの結界の境目を意味しているとか。うーむ、行ってみたい…

ここはとにかくゆっくりと過ごすところ。これだけの装いながらグッズが充実していなかったのが大変残念なのですが(笑)