瀬戸内海の直島は一島コンセプチュアルな空間です! | 団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

団長ブログ「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」

元アトラクションプランナーにして、観光プロデューサー。そして現在は企画プロデュース集団「トコナツ歩兵団」を率いて様々なプロジェクトを仕掛ける団長/プロデューサー/プランナー/小説家・渡部祐介が、「ニッポンを、セカイを、オモシロく!」する!

【企画者の視点⇒島は限定された空間だということを再認識させられました】

今日は気持ちよく暑いですね!
空を見上げた時に、夏休みの南の島で感じる「ああ夏だ!」という感覚を一瞬味わい、ちょっと嬉しくなってしまいました。


さて香川県の直島にフラリと寄ったのは今から5年ほど前、新婚旅行の途中でのこと。宇部からフェリーに乗って行きました。予備知識としては安藤忠雄氏が建築したベネッセハウスぐらい。

ところがその面白さに衝撃を受けたんですね。僕は長いこと遊園地業界にいましたが、こんなにコンセプチュアルな空間がニッポンにあるなんて知らなかった!

□全島に参加型アートというアトラクションが散らばっています。
直島のアートの特徴はその多くが見るだけでなく、参加する現代アートだということ。それも島の生活に溶け込んだアートが多い気がします。島なので世界観が作りやすいんですね。車が多く走っていないというのもまたいい。平日だったこともあり、参加している方の多くが中高年の方々というのも衝撃的な光景でした。
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□ベネッセハウスの衝撃!
僕らが泊まったのはオーバル(卵型)棟というこれまたコンセプチュアルな空間。空からは中庭の池しか見えないようになっています。このあたりは地中美術館と同様に安藤忠雄氏の設計思想が垣間見えますね。
宿泊者は1日中アートを楽しめるミュージアム棟(ここもモチロン宿泊可です!)からミカン畑の収穫機!のような自分で運転する小型モノレールに乗ってオーバル棟へ。
文字通り卵のような特別な空間から、瀬戸内海が一望できるスペシャルすぎる空間です!部屋の家具とBARがイマイチでしたが、本当にスペシャルな異空間に大満足でした!
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□世界屈指のアトラクションが地中海美術館にあります!
僕は長いこと遊園地業界にいたのですが、これほど非日常的な空間を味わったことは一度もありませんでした。それほどまでにジェームス・タレル氏の光を駆使した体験型アートは、僕らにテレビの中に飛び込むという衝撃の体験をさせてくれました!あれ以前にも後にも、あの衝撃を超えたものはないなあ…できれば何の予備知識も入れずに行ってもらいたいです!

写真は、モチロンありません(笑)行った人だけが味わえる素敵な空間です。

もちろん何気ない美しい浜や、夕焼け、うどん屋さんなどいわゆる素朴な瀬戸内海の風情は十分に味わえます。

是非もう一度行ってみたいなあ!