ニッポンをエンターテインメントの力で盛り上げていく!
それが僕の夢であり、目標です。
手法は何だっていい。
コンセプトであっても、デザインであっても、観光であっても、
イベントであっても、何だっていいんです。
もしかしたら映画を撮ることや、趣味の音楽を奏でること、
そして僕の最大の夢である小説を書くということであってもいい。
とにかくこの素晴らしいニッポンという国を、
エンターテインメントの力で盛り上げていきたい!
そして僕にはそれを実現できる力と、それから多くの仲間がいます。
その目標に向かって走り始めようとしたまさにその時、
ニッポンは国難とも言うべき、大災害に見舞われました。
町そのものが姿を消してしまうかのような、
万単位の方々の行方が分からなくなるような事態を前にして、
僕は「エンターテインメント」を語っていいものかどうか
僕には分からなくなってしまいました。
僕は自分が怪我をした訳ではない。
家を失ったわけでもない。
家族や友人を失ったわけでもない。
それでも僕はこの1週間途方に暮れていました。
生きることに必死だった被災地の方には全くもって申し訳ないのですが、
「エンターテインメントはなんて無力なんだろう」とさえ思ってしまった。
呆然とただただ次々に明らかなになる被害の惨状を
テレビやラジオやネットで見ることや聞くことできませんでした。
それでも被災地にいる仲間からのメールや電話、
テレビやラジオで惨劇や実情を語ってくれた多くの被災地の方々、
そして自衛隊、消防隊、東電のスタッフたちの
極限に置かれた中でも必死に立ち上がろうという姿勢を見て
ようやく僕は「僕にできること」ことが少しずつ分かりかけてきました。
単なる自問自答です。
それは分かっています。
でもそれでいいような気がします。
被害を受けていない僕に、被災者の方々の本当の気持ちなんて分かるはずがない。
でも、それでも多くのことを、あまりにも多くのことを僕は、僕たちは、
日本中の人たちは考えさせられました。
これからニッポンは必ず大きく復興の道を歩んでいきます。
何もなくなってしまった町にもやがて人々の新しい営みが始まっていきます。
現地ではもう既に始まっています。
地震も、津波も、放射能も乗り越えて、
ニッポンは立ち上がっていきます!
その時に、必ずや「エンターテインメントの力」が必要とされる時が来ます。
かつて富士急という舞台で共に戦い、
今もアミューズメントに携わる僕の仲間は地震の直後、
「こういう時、アミューズメントやイベントの仕事のしょうもなさを感じてしまう」
と語りました。
それは僕が感じた無力さと全く同様のものです。
でも僕らは話をしました。
「必ず笑顔が必要な時が来る。その時に誰からがエンターテインメントを続けていなければ、誰も大声で笑えなくなってしまう。だから僕たちはエンターテインメントを突き進もう」と。
明日から再び、このブログを再開したいと思います。
僕にできること、それはエンターテインメントの力でこのニッポンを元気にしていくこと。
考えなければいけないことはたくさんあります!
そのことにひとつひとつ、小さいことを積み重ねて、前に、前に、進んでいきたいと思います。