今更ながらようやくBOOK3を読み終える。
1Q84に関してはなかなか触手が動かなかった。
それを動かせたのが、雑誌「考える人」の村上氏のロングインタビュー!
俺の大好きなキース・リチャーズのインタビューと匹敵する面白さ!
ともかく、掟破りの1Q84インタビューを読んで興味を持ったという(笑)。
この世界に絶望していた少年と少女がある一点で交差し、再び交差するであろうある一点を目指して進む20年に渡るラブストーリー。
こんな小説に出会うと、俺は心から青豆という女性の幸せを願いながら本を読み進めていく。
そして恐らくは読者が絶望する形では終わらせないであろう結末に、どのような驚きをもって導いてくれるかを、一文を競うように読み進めていく。
昔は村上氏の描写を中心に構成された文章がひどくまどろっこしく思ったのだけれど…
俺が成熟したのか、それとも年をとったのか、村上氏の文体が変わったのか…
まあ理屈を抜きにして「愛と幻想の、ファシズム」以来のファンタジーとして大いに楽しめます!
読まず嫌いの人は、是非!
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