皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

はじめに・・・

諸事情により、前回の飯舘村活動報告、5月のご支援の御礼の前に、飯舘村の活動に入らせていただきます。

どうかご了承頂けますようお願い申し上げます。

 

足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと足あと

 

東日本大震災より13年が経過した今も、こうして飯舘村のワンちゃん猫ちゃん鶏さんたちに寄り添い、変らぬご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

 

 

2024年7月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、2024.5月比
県外避難者数:  148名(△1名)
県内避難者数2920名(△15名)
村内帰還者数:1186名(△7名)
 

東日本大震災による福島第一原発事故による被災地、飯舘村は13年が経過し、危惧していた問題が表面化してきています。

 

以下、令和5年6月29日に飯舘村長の杉岡氏が復興大臣の渡辺氏に宛てた「飯舘村の復興・再生に向けた要望書」の一部抜粋になります。

 
『村内居住者1,522人のうち、20代から50代の働き世代は413人、12歳以下の子どもは51人にとどまっており、村内の高齢化は58.9%を超え、帰還率としては、25.7%に留まっており、若者世代をはじめとした村内居住者を増やす取り組みが急務』
 
 
未だにボランティアのご飯を待っているワンちゃんや猫ちゃんたちが残されている状況にくわえて、飯舘村居住者の高齢化が進み、ご高齢者が飼育(多頭飼育)されている犬や猫たちをどう見守って行くのか・・・
 
恥ずかしいことに、飯舘村には動物病院が無く、隣接する町や市まで行かなければいけない状況で手術の助成金もありません。
 
人の病院でさえも唯一のクリニックの診療が週2日、午前中のみの状況です。
 
居住者の働き手が少なければ税収入も見込めず、予算が取れないのでしょうか・・・
 
このような状況下、今後進めていかなければいけないのは、これ以上、お世話をしてもらえない可能性のあるワンちゃんや猫ちゃんを増やしてはいけないということです。
 
飯舘村に限ったことではありませんが、飼い主さんが施設入所や他界された後、残されるのはお世話されていた動物たちです。
 
家族全体でお世話をしていくとしても、不妊去勢手術をせずに室内外出し入れ自由にしていると、飼い主さんが気づかない間に、知らない場所であっという間に飼い主さんのいない猫ちゃんが増えてしまいます。
 
「家の猫ではない」
「そんな猫は知らない」

無責任な飼い主さんに限ってそのような声が聞こえてきそうです。
 
そうなったときに、お腹を空かせている猫ちゃんたちを目にした飯舘村の心優しいご高齢者が不憫に思いごはんを与える。
 
手術をしていないので、そこでまた繁殖が進んでいきます・・・
 
この悪循環を食い止めなければ、震災後のお腹を空かせて彷徨う子たちと同じ状況が起きてしまいます。
 
近年の猛暑や豪雨、厳しい環境下で、あのような想いは二度とさせたくないのです。
 
今まで当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した時には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、イレギュラー活動時に不妊去勢手術後、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻してきました。
 
今後は、今の飯舘村の状況を鑑み、定例の給餌活動から、徐々に不妊去勢手術にシフトし、幸せになれない命をこれ以上増やさないようにメンバーとともに熟考して参りたいと思います。
 
また、TNRを行っていく中で、高齢の子、状態の悪い子が出てきた場合、当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 

保護をした子は、メディカルチェックを行ってから預かりさま、里親さま募集をかけさせていただきます。

 

ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

 

当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに保護し、
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 
預かりさま募集、里親さま募集の際は、どうか皆さまのお力をお貸しくださいませ。
 

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☆現地入りメンバー
kishimoto、natsumint
 
午前中に「まんちゃん」と「ダイヤ」を掛かりつけの病院へ搬送。
「まんちゃん」は定期検査も行っていただきます。

動物病院からの帰宅途中、ホームセンターにて飯舘用の缶詰とシニア用の猫ミルクを購入。
電車で帰宅するのに、缶詰を買い過ぎて手がちぎれそう…
おまけにPASMOを忘れていた…
 
メンバーと21時過ぎに合流、前回の飯舘村の帰りにご支援頂いた猫ちゃんのシニア用のドライを積み込み、ガソリンを給油して東北道へ。

りんさん、お疲れのところ、今月も道路情報をありがとうございました! 





隣町のコンビニで夕食を購入し仮眠先の道の駅「までい舘」に到着です。


りんさんから頂いた情報によると、飯舘村は30℃くらいになるそうです。


渇いた喉を潤してあげられるように、たくさんの子どもたちに出会えますように。


それでは仮眠に入ります。

 

 

「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

20日(土):給餌

拠点(仕分積込み)~12号線北側~12号線南側(監視カメラ付替)

 

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまへ心より感謝申し上げます。

 

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※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

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2024/07/20現在