②福島県飯舘村 現地支援活動 2023年12月29日(金)出発、30日(土)~1日(月) | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

 

 

BOX設置の敷地

 

住宅が取り壊され、野原に設置されている給餌BOXです。

完全に屋外なので、もう少し大きめの板の方が風雨の吹き込みを抑えられるか、どうでしょう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ガリガリのキジトラ、尻尾長くて真直ぐ

耳カット無し

 

※黒っぽいキジトラ、尻尾曲がってる

首輪あり、耳カット無し

 

※後ろ足不自由なキジトラ

耳カット無し

 

大きめのキジトラ、尻尾長くて真直ぐ

耳カット無し

 

※お猿さん

 

※アナグマさん

 

※アライグマを追うハクビシン
※監視カメラのデータは、給餌ボランティアさんに共有済。
 

BOX設置のお宅

 

訪問しても猫ちゃんに出会えることはほとんどない餌場ですが、監視カメラを確認してみると・・・

4匹の猫ちゃんとお猿さん、アナグマ、アライグマ、ハクビシンを確認。

ハクビシンのお乳の状態を見ると出産しているようで、気が荒くなっているのか、アライグマが追いかけられています。

猫ちゃんに影響が出ませんように。

 

給餌と監視カメラの付け替えを終えて、キリの良いところで捕獲現場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

祈る思いで捕獲現場に到着。

 

外に設置したRV型を見に行こうと納屋の前を通ると・・・

納屋の中から若三毛の鳴き声が・・・

えっ!!!

直ぐに納屋に向かうと、捕獲器の蓋が閉まってる!!!

メンバーに下におろしてもらいのぞき込むと、そこには念願の若三毛の姿がありました。。。

 

出会うたびに、「必ず迎えに来るからね!」と、心の中で何度伝えたことか・・・

 

やっと、やっと想いが叶った瞬間です!

言葉にはできない・・・

ただただ涙が溢れ出てきました。。。

 

あとは最近戻ってきた高齢の茶白ちゃんと、若三毛とパステルミケを追い回していた耳カット無しの茶とらちゃんの2匹です。

隣町の病院搬送に間に合うギリギリの時間まで捕獲器設置です!

 

 

 

 

不妊去勢手術ご相談のお宅

 

知人を介して、不妊手術とご支援の相談があり訪問。

前回、捕獲中だったため、お話しのみ伺うことができたのですが、現場確認できていなかったため訪問。

 

猫ちゃんは小柄な三毛の母猫、仔猫の黒キジ、茶白、成猫の白猫で全部で4匹。

 

仔猫の黒キジちゃんと成猫の白猫ちゃんは手術が終わっているそうです。

村のボランティアさんにも手術の相談が入ったそうなので、松川サクラスペイクリニックの情報を共有済ですが、1月はサクラスペイクリニックがお休みのため、どうされるのか・・・。

この日はお通夜でご主人が不在のため詳細なお話ができず。

 

最近では不妊去勢手術の相談が入った際には、必ず役場にも不妊去勢手術をしたいが、料金が高くてどうしたらよいのか困っていると相談の連絡を入れていただくように住民の方にも、病院の情報を共有させていただいたボランティアさんにもお願いしています。

 

今までは住民の方からご相談があれば、ボランティアが直接受けていましたが、それではいつまで経っても行政が村の状況を把握することができません。

 

震災から10年以上が経過した今、「なんでもボランティア任せ」から、行政にも村の現実を知っていただかなければなりません。

 

ご高齢の方が多い飯舘村で、これ以上増やさないように手術をしたいという意識が高まってきているのはとても素晴らしいことなのですが、気持ちはあっても料金が高過ぎて病院に連れて行くことができないという現実があります。

 

それを知った行政が放置したままにするのか、ご高齢者が多い飯舘村で終生飼育をできる適正な頭数と飼い主さんと猫ちゃんの年齢を考えて、今何をしなければいけないのかということに気付き、動き出す一歩となるのか、今が勝負だと思っています。

 

 

犬のクマちゃん宅

 

敷地内にリターンさせていただき、給餌をお願いしている黒とらちゃんですが、最近撫でれるようになったそうです。

西宅の黒ちゃんも大変身を遂げましたが、去勢手術をした男の子は性格が穏やかになる傾向があります。

可愛がってもらえてるお話を伺えるのは嬉しいものです。

 

 

 

 

にゃーちゃん宅

 

お母さんがちょうどいらしたので、気になるお宅のリサーチ。

今回は年末年始なので日を改めて、お聞きしたお宅を訪問することに。

 

こちらには、にゃーちゃんの他にキジトラちゃんが2日に1回くらいごはんを食べに来ているそうです。

 

 

 

 

ナナちゃん宅

 

納屋に入ろうとしていたナナちゃん~

「ナナ」と呼ぶと戻ってきてくれました!

冷たい風が通り抜けて寒い・・・

しっかりと栄養を付けて、また、元気な姿をみせてね。

 

 

 

 

 

 

クーちゃんとミケちゃんのお宅

 

11月にお父さんからご連絡があり、猫ちゃんを飼い始めたので手術をしたいと相談があり、スペイクリニックをご紹介。

 

黒猫ちゃんが母猫でキジトラちゃんとシャムちゃんが仔猫ちゃんです。

12月17日(日)に母猫ちゃんとキジトラちゃんは手術や初期処置一式を済ませたそうです。

捕まらなかったシャムちゃんは男の子、スペイクリニックが再開次第、改めて予約予定だそうです。

 

クーちゃん、ミケちゃんが行方不明になり、表情が暗かったお母さんでしたが、この日は笑顔が溢れていました。。。

 

 

 

 

チビちゃん宅

 

鳴き声を一度も聞いたことがないチビちゃん~

とってもシャイでかわいいです!

だいすきな牛乳でしっかりと栄養を付けて冬を越そうね!

 

 

フクちゃん

 

いつも神主さんのお兄さんが忙しそうにされていたので、フクちゃんのことは気になりながらも訪問をご遠慮していました。

今回、村の方から気にしてくださっていると伺ったので久々に訪問。

 

フクちゃんも、ナナちゃんと同じ、初期の頃からいる子で、愛情深い神主さんのもとで穏やかに暮らしています。

 

フクちゃん、コチちゃんの分まで元気でいてね!

 

このあとは捕獲現場へ。

夜間は野生動物が出るので、設置中の捕獲器3台を撤収。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

捕獲器を撤収し、病院が18時までなので、若三毛を病院へ搬送。

 

1日に連れて帰るまでに、初期処置をお願いさせていただく。

 

この段階ではノンキャリア、検便でマンソン(+)だったのでドロンシッドの注射をしていただきました。

血液検査などの結果は後ほど。

 

③へつづく

 

 

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CDCAでは、福島県飯舘村で家屋の解体などで住処をなくしてしまう猫たちの一時預かり様を求めています。

 

何卒、宜しくお願い致します。

 

 

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1月の活動日程

※保護っ子ちゃんの体調、メンバーの勤務スケジュール等により延期となる場合がございます。

 

<能登半島地震活動>

 1月28日(日)午後出発、

29日(月)~31日(水)活動、1日(木)帰路予定

<熱海活動>

必要に応じて現地対応予定

<福島県沖地震活動>

●行方不明の猫の情報が入り次第現地対応予定

<飯舘村活動>

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