①福島県飯舘村 現地支援活動 2023年11月2日(木)出発、3日(金)~5日(日) | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

福島県飯舘村現地支援活動、11月2日(木)出発、3日(日)~5日(日)活動報告になります。

 

2日(木)、仕事を終えたメンバーと合流し、ガソリンを満タンにして常磐道へ。

 

 

 

 

途中のPAで「まだおさん」と合流、製作していただいた交換用の給餌BOXと修理をお願いしていた2台の捕獲器、ご支援のドライフードを積み込んで飯舘へ。

「まだおさん」、遅い時間にもかかわらず、ご対応いただきありがとうございました。

 

常磐道の高速を降りてコンビニで遅めの夕食を済ませ、一旦、仮眠の準備をするために拠点へ。

 

物資を降ろしていると拠点のお母さんからお声掛けいただき、みんなでコタツで休ませていただくことに。

 

時間は午前2時をまわり、かなり冷え込みがきつかったので、暖かな部屋で足を伸ばせて休ませていただき助かりました。

お母さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 
 
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朝、7時に拠点を出発、7時半に現場に到着し、給餌BOX型の捕獲器とRV型の捕獲器2台を設置。

あえてトマホーク型は置かず、フードも捕獲用ではなく、いつもの給餌用の紙皿に、いつもの給餌用のフードをセットしてみました。

できるだけ警戒されないようにです。

 

前日の夕方に給餌BOXの中のフードを取り除いてくださったり、給餌BOX型の捕獲器を運んでおいてくださったボランティアの皆さま、ありがとうございました。

 

 

※里親さまお申し出あり

 

 

※預かりさま募集中

 

 

※預かりさま募集中

 

捕獲対象の子は写真上から「若三毛」、「パステル三毛」、「茶とら」の3匹です。

入ってくれることを信じて、周辺のお宅などでこの子達を見かけていないかヒヤリングです。

 

「茶とら」ちゃんは未去勢で、「若三毛」や「パステル三毛」が給餌BOXでごはんを食べようとすると、ものすごい勢いで追いかけて行きます。

 

きっと、この餌場にたどり着くまで、お腹を空かせて彷徨い続けていたのでしょう。

 

こちらの餌場の狭い前面道路では、数ヶ月前から道路工事が始まり、一層、この子達が監視カメラに映る姿が減ってきています。

 

今回、回収したデータは、なぜか9/17-20までしか存在せず。

「パステル三毛」と「茶とら」の姿は確認できましたが、こちらの餌場で生まれ育ち、唯一残っている「若三毛」の姿は確認できていません・・・

必ず、必ず、生きてくれていると信じています!

 

 

以前、こちらの餌場と、もう1ヶ所の餌場で3匹の子が他のボランティアさんにより保護されました。

保護枠があり、保護していただけるのは本当にありがたいことです。

 

ですが、ですが、です!!!

 

保護するにあたり飯舘村の数少ないボランティアには何の連絡もなく、別々の餌場から3匹の子を保護し、それぞれの餌場に残された子たちの場所には、勢力バランスが崩れたのか、他の雄猫が次々に現れ、何年もその餌場で歳を重ねてきた高齢の猫ちゃんたちの姿が、それぞれの餌場から消えて行きました・・・。

こんなに無念なことはないです。

 

3匹保護できる枠があるなら、1ヵ所の餌場の子を1匹だけ残さず一緒に保護してあげてほしかったです。

なぜ、1匹だけ残した・・・?

わたしには理解できない・・・

残された子は姿が見えなくなってます・・・

 

今、捕獲に入っている餌場も、最初からいた子は「若三毛」以外はみんな姿が見えなくなっています。

「若三毛」も姿が確認できてない日が続いています・・・。

 

今まで、ずっと我慢し、口に出しませんでしたが、年老いてから姿が見えなくなってしまった子を想うと悔しくて申し訳なくて、自分自身にも腹立たしくて涙が出てきます・・・。

 

飯舘村のワンちゃんや猫ちゃん、鶏さんたちは、たくさんのボランティアさん、見守り隊の方、ご支援者さまのおかげで、震災から今日に至るまで繋がれてきた命です。

あなた一人の「物」ではありません。

「大切な命です」

「心の痛みもあります」・・・

 

とにかく生きてくれている!

そう信じて、他のボランティアさんたちとともに、命あるうちに保護できるよう頑張ります。

 

 

 

 

 

 

捕獲器設置後、様子を見ながら一番近くの三毛ちゃん宅を訪問。

でてきた猫ちゃんにごはんを与えていると飼い主さんが避難先から帰宅されたので、改めて周辺の猫ちゃんのいる家を教えていただく。

 

 

普段通らない、あまり車が通らないような道を走りながら猫ちゃんのいる家、以前にいたお宅9ヵ所を訪問。

 

夜中にケンカをする鳴き声や「茶とら」ちゃんを見たという情報はありましたが、「若三毛」と「パステル三毛」の情報は全く取れず・・・

 

 

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飯舘へ出発する日の11月2日、「まんちゃん」の病院搬送を終えて戻ってきたところに入ってきた相談案件。

 

飯舘村からは一般道で片道1時間ほどの郡山市。

ヒアリングも可能な限り回りきり、待機していると良からぬことばかり考えてしまうので、メンバーと相談し、迷子猫の「シェルちゃん」のお宅へ捕獲器お届けとアドバイスに向かうことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訪問すると、「シェルちゃん」が室内から興味津々で見ていたという黒猫ちゃんは物置の中に入っていましたが、「シェルちゃん」の姿は確認できず。
 
ワンちゃんのお散歩をされてらっしゃる方や外で用事をされてらっしゃる方にお声掛けさせていただくが目撃情報がない。
 
 

 

 

4時間ほど周辺を捜索し、飼い主さんに捕獲器の使い方などをアドバイスさせていただき、2台の捕獲器をお貸しする。

雪が降る前に、「シェルちゃん」が無事に保護できますように。。。

 

 

 

 

郡山から一般道で飯舘へ。

 

20時過ぎに到着すると・・・

なんとRV型の捕獲器のフタが降りていました!

 

「野生動物かもしれない・・・」

そう言いながら穴から中を照らしてみると小さな体が見えた!

「猫ちゃんだ!!!」

 

直ぐに、愛ちゃんに教えていただいた通りに、フタが外れてしまわないよう、養生テープで周囲を止める。

 

改めて確認すると、中に入っていたのは「パステル三毛」!

監視カメラによると、この子も給餌BOXに入ると「茶とら」に追いかけられていたので、命あるうちに保護することができ、本当に良かったです!!!

お空組の子どもたち、猫神様、応援してくださった皆さまありがとうございます!

 

捕獲は翌日も給餌・支援活動と並行して行うことに。

しかし、給餌BOX型の捕獲器の、外に置いたおやつもそのままになっている・・・

給餌BOX型も捕獲器と認識されてしまっているのか・・・

 

 

②へつづく

 

 

【関連リンク】 

CDCAブログ

 

 

 

CDCAでは、福島県飯舘村で家屋の解体などで住処をなくしてしまう猫たちの一時預かり様を求めています。

 

何卒、宜しくお願い致します。

 

 

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11月の活動日程

※保護っ子ちゃんの体調、メンバーの勤務スケジュール等により延期となる場合がございます。

 

<熱海活動>

必要に応じて現地対応予定

<福島県沖地震活動>

●行方不明の猫の情報が入り次第現地対応予定

<飯舘村活動>

●CDCAnatsumint隊

給餌・支援・環境整備・TNR・保護活動

11月24日(金)以降出発で日程調整中

●物資到着期日:物資不足のため、到着日を指定せずに募集を継続しております。

●物資送り先(飯舘村当会拠点)

※ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便経由であれば、飯舘村、当会拠点に届けていただけます。

〒960-1633

福島県相馬郡飯舘村臼石字町270-1

山田様内

CDCAnatsumint隊西澤宛

090-4881-3143

↑(伝票記載の電話番号になります)

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