横浜市南区役所主催 犬の飼い方セミナー「災害時のペット対策について」 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はメンバーの地元、横浜市南区役所にて今年「犬の登録」をされた飼い主様向けの「犬の飼い方セミナー」がありました。
 
一部:
動物介在ボランティアクラブ
人と動物のふれあいクラブ「ぬくぬく」代表の荒牧様による講演とパートナードッグのゴールデンレトリバーの「レイナちゃん」とポメラニアンの「そらちゃん」、猫ちゃんたちによる、平時ではない災害発生時に見知らぬ人がいる中で、安心できる使い慣れたケージやキャリーの中で、できるだけ不安なく過ごすことができるか。
そのためには日頃からどのような環境になれさせてあげたら良いのかなど、お手本を見せてくださいました。
 
二部:
メンバーが猫ちゃんを迎えた時にお世話になった「加藤どうぶつ病院 CACC院長」の加藤先生による講演では、人と動物の共通感染症のお話や、動物の年齢層によって発症しやすい病気や事故などについて詳しくご説明いただきました。
 
そして、休憩を挟み、
三部:
当会の岸本が「災害時のペット対策」について、災害が発生するとどのような状況になるのか、活動に入った被災地、熊本地震、西日本豪雨岡山県真備町、熊本県球磨川豪雨の動画などを流しながら、必要な準備や備えのお話をさせていただきました。
 
このような機会をいただいた区の衛生課のご担当者様、獣医師会様、飼い主の皆様、本日はありがとうございました。
 
 
当会が福島県飯舘村の活動を2012年から今日に至るまで活動を継続できているのは、全国からご支援いただいている皆さまのおかげです。
 
何かご恩返しをすることができないか・・・
そう考えていた矢先に発生したのが2015年9月、茨城県常総市の水害でした。
 
茨城はとてもご縁があり、当会を応援してくださっているFacebookグループ「ねこが好き!」主宰の臼井さんの地元でもあります。
常総の水害が発生したその夜、臼井さんとラインでやり取りをしていたのですが、
 
「さっきまで一緒にいたペットのことが心配で心配でたまらない。」
 
「でも、人が行方不明になっている避難所の中で、ペットのことを口に出すことができない。」
 
その言葉に大きく動かされたのです。
 
それまでは、
「ペット同行避難は飼い主さんの責任です。」
「災害発生時には必ず一緒に避難してください。」
 
それを繰り返し伝えていました。
 
ですが、臼井さんの言葉を聞いたその瞬間、わたし達にもできることがある!
そう思ったのです。
 
「被災地の外にいるからこそできることがあるのかもしれない。」
 
それが飯舘村の子供たちを応援してくださっている方へのご恩返しにつながるならば・・・
 
そして、個人ボランティアから災害時に活動できるようにと2015年11月に現在の会を立ち上げることになったのです。
 
今まで活動に入った被災地は、地震であれば熊本地震、北海道東部胆振地震、福島県沖地震、水害であれば北九州豪雨(福岡)、西日本豪雨(岡山県)、北九州豪雨(佐賀県)、台風15号(千葉県)、熊本豪雨、熱海土石流災害、台風15号(静岡県)。
 
活動する中で、飼い主さんやペットの辛く厳しい状況を目の当たりにしてきましたが、突然やってくる地震災害と違い、水害は気象庁の予報に耳を傾けて早め早めに避難をしていれば、被害は最小限にとどめることができるはず。
 
いかにお互い様の気持ちを持って、ペット仲間や親戚などが受け入れ合いをすることができるか。
受け入れ先があれば、予報が出た段階、足元が見える明るい時間に避難することも可能になるはずです。
 
受入先が無く、ペットがいるからと飼い主さんも避難せずに一緒に災害に巻き込まれたり、一緒に避難ができず、取り残された子が心配で見に行き二次災害に巻き込まれたりと、このようなことは無くせるはずです。
 
そして、
本日のセミナーの一部で「レイナちゃん」や「そらちゃん」が避難所などでのお手本をみせてくれましたが、避難所の中には動物アレルギーの方もいらっしゃれば、動物嫌いの方ももちろんいます。
そのような避難所でペットを受け入れてもらいやすくするためにはどうしたらよいのか。
 
避難所というのは隣近所など、身近なところに住まれている方が避難されることが多いです。
 
災害が発生し、避難所に避難した時に、
「良かった!」
「○○ちゃん(ペット)も無事に一緒に連れてくることができたのね。」
と、逆にペットのことを心配していただけるような人間関係を日頃から築き上げておくということ。
 
ワンちゃんであれば常に衛生面に配慮して、お散歩時に糞尿の始末の仕方で不快感を与えない。
お散歩中にご近所の方と挨拶を交わしたり良好な関係を築く。
お互い人間で感情があります。
気持ちよく挨拶し合える人間関係が同行避難への第一歩です!
 
猫ちゃんであれば、地域での飼い主不詳猫ちゃんによる苦情や不妊去勢手術の際に、行政の担当者の方や自治会の皆さまと話し合いながら地域の環境衛生や猫ちゃんたちの見守りを行っていくと思いますが、そこでの地域との結びつきを大切にして避難所受け入れにつなげてほしいと考えています。
 
「同行避難、成功の鍵は普段からのマナーや地域との良好な関係づくり」と、メンバーも今回のセミナーでお話をさせていただいています。
 
 
最後になりますが、
災害発生時に多くの被災された方がいらっしゃる中で、声を上げることができず苦しんでいる飼い主さんの心の声を拾い上げ、寄り添うのが当会の活動です。
 
 
アウトリーチ    
出典:デジタル大辞和泉(小学館)

 

《「手を差しのべること」の意》

1. 援助が必要であるにもかかわらず、自発的に申し出をしない人々に対して、公共機関などが積極的に働きかけて支援の実現をめざすこと。医療機関が、在宅の患者や要介護者を訪問して社会生活を支援する活動など。訪問支援。

 

 
今日のセミナーでメンバーの講演を聞き、なぜ被災地に出向くのか、その活動への想いが一つになってきたと実感し、とても頼もしく心丈夫に思った次第です。
 
気付けばメンバーが活動に合流し、5月で10年です。
 
これからもメンバーとともに飼い主さんに寄り添い、ワンちゃんや猫ちゃんたちの命を繋ぐために頑張りたいと思います!

メンバーへ
セミナーお疲れさまでした。
 
 

 

画像 

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2023/03/06現在

 

 

3月の活動日程

※保護っ子ちゃんの体調、メンバーの勤務スケジュール等により延期となる場合がございます。

 

<台風15号静岡県活動>

必要に応じて現地対応予定

<熱海活動>

 必要に応じて現地対応予定

<福島県沖地震活動>

●行方不明の猫の情報が入り次第現地対応予定

<飯舘村活動>
●CDCAnatsumint隊

給餌・支援活動

3月31日(金)以降出発予定

●物資到着期日:3月25日(土)~28日(火)必着

●物資送り先(飯舘村当会拠点)

※ご注意願います

:飯舘村対応、配送業者様

ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便限る

〒960-1633

福島県相馬郡飯舘村臼石字町270-1

山田様内

CDCAnatsumint隊西澤宛

090-4881-3143

↑(伝票記載の電話番号になります)

●物資のお問合せにつきましてはこちらまで

090-3815-2924(西澤)

●3月の仕分積込作業:なし