皆さまの想いとともに。。。 | 一般社団法人民間災害時動物救済本部(CDCA)
はじめに
 
豪雨災害に遭われた皆さまと、そのご関係者の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
厳しい冬を前に一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 
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2011.3.11東日本大震災より、11年が経過。
 
豪雨災害、コロナなど、大変な状況の中、この度もご支援ご協力を賜り心より感謝申し上げます。
 
 
2017年3月、帰還困難区域の長泥地区を除き避難解除となった飯舘村ですが、長泥地区の一部区域(17%)では先行して除染やインフラ整備が行われる「特定復興再生拠点区域」として国に認定され、来年春の避難指示解除を目指し、いよいよ昨日、9月23日(金)より住民が自宅に寝泊まりしながら帰還への準備を進める「準備宿泊」が始まりました。
 
村にどのような変化があるのか、またはないのか。
 
村の方から寄せられたお話では、避難から既に10年以上も経過し、解体されてしまった自宅跡で準備宿泊をどう行うのか疑問に思うと・・・
 
村の方は、今、何を望まれ過ごされているのか・・・
本当に必要とされているものに目を向け税金を投入してほしいと思います。
 
 
2022年9月1日現在の避難状況
(飯舘村HPより)※()内、前月比
県外避難者数:  165名(△1名)
県内避難者数:3246名(△19名)
村内帰還者数:1238名(+3名)
 
 
歳月が経つにつれ、家の主人が他界し、代替わりしたお宅では家屋の解体や、野生動物の寄り付きを嫌うなどの理由から餌場の撤去が行われ、数少なくなった餌場では、野生動物も出現するようになり、餌場から姿を消したり、無残な死を遂げた子もいます。
 
歳を重ねてきた飯舘村の子供達・・・
厳しい状況が続いており、山に食べ物が無くなっている野生動物の影響が危惧されます。
 
どちらも同じ大切な命・・・
住み分けができて共存できれば本当に良いと思うのですが・・・
 
 
猫ちゃんの姿が見えなくなっている餌場など3ヶ所に7月より監視カメラを設置。
 
そのうち、家主さんが他界され、餌場の閉鎖の申し出があった場所については、給餌をストップしてから時間の経過があったせいか、隣家の猫ちゃん以外は立ち寄っていなかったため閉鎖することになりました。
 
アライグマの大群がケンカをしている餌場では、監視カメラにて3匹の猫ちゃんを確認。
こちらに関しては、保護の方向で今回の活動から捕獲を開始する予定でしたが、メディカルチェックをお願いする病院のご都合で急遽今朝中止となりました。
獣医さん、飯舘村に関わっているボランティアさんと連携を密に取り、来月の給餌活動前に捕獲でのイレギュラー活動を行う予定です。
不妊去勢手術を行うために一度捕獲器に入っている子達ですが、今まで10年以上も関わってきた子たちです。
監視カメラの結果報告を受けてから、この1ヶ月間、猫ちゃんたちの顔が何度も浮かび、寝ていても、うなされた自分の声で目を覚まし・・・
どれだけ怖い思いをして怯えながら過ごしているのかと思うと胸が潰れる想いです。
一日も早く安心して過ごせる場所に移してあげたい。
 
もう1ヵ所の餌場は2匹の猫ちゃんがいた餌場ですが、1匹を他のボランティアさんが保護。
残された高齢の子は監視カメラでは確認することができず、アライグマと別の新顔のキジトラちゃんが確認されています。
高齢の子はどこに行ってしまったのか・・・。
生きている、必ず出会えると信じています。
 
 
そのような状況下、当会では、餌場の提供をして頂いている親交の深い飼い主さんや家主さんと情報を共有し、不妊手術がなされていない新顔ちゃんが姿を現した場合には、他のボランティアさんとも意見交換を行い、状態にあわせて保護を行ったり、もとの餌場に戻しています。
 
ですが、一度捕獲器に入った子は、次は入りづらい。
 
できれば手術を機に保護して新たなにゃん生を歩ませてあげたい。
 
 
当会では預かりさまにご協力いただきながら、保護した子を人馴れさせ、新たなご家族とのご縁を繋ぎ、枠が空いた分だけ、次の子を保護しているような状況です。
 
もどかしい気持ちでいっぱいですが、あの子達の目を忘れることなど決してできません。
 
 
今、できることは、これ以上幸せになれない命を増やさないことです。
 
定例の活動では、給餌・支援活動がメインとなりますが、時間が許す時は、不妊去勢手術のための捕獲や、それを機に保護したり、季節に合わせた環境改善などもイレギュラー活動として行っております。
 
 
 ご支援者の皆さま、ご協力者さま、ボランティアさんとともに繋いできた大切な命・・・
 
当会では「命ある」うちに、
「姿を確認できている」うちに
頑張りすぎるくらい頑張ってきた子達を穏やかに安心できる場所で過ごさせてあげたい。
 
飯舘村の猫ちゃんの受け入れ先を緊急募集致します。
 

保護予定の子達の歳は一番歳をとっている子で10歳前後になります。

それぞれの子の詳細につきましては、保護後、メディカルチェックを行ってからお伝えさせていただくことになります。

とても難しいお願いだとは重々承知しておりますが、ご支援者の皆さまととともに繋いできた命、どうかお力をお貸しください。

 

どうか命あるうちに保護させてください。

 

叶うならば、安心して眠れる寝床と、彷徨うことなく毎日のご飯を口にできるようにしてあげたい。

 

これからの時期、野生動物も冬を乗り越えるために今まで以上に活発になります。
どうか、命あるうちに保護をさせてください。
お力をお貸しください。
 
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☆仕分け積込みメンバー

(コロナのため仕分け積込作業なし)

 

☆現地入りメンバー

kishimoto、natsumint

 

19時過ぎにメンバーと合流、注射とお薬が必要なまんちゃんを病院に預け、ガソリンを満タンにしてから東北道へ。




台風の影響で豪雨が続き、東北道は場所によって50〜80kmの速度規制。


さすがにノンストップで走り続けていたメンバーもギブアップし、安達太良SAで仮眠することに。

 

 






※写真を撮り忘れ、活動途中に撮影


7時半に拠点に到着し、皆さまから届いた想いのこもった物資の仕分け積み込みを行い、捕獲を予定していたので捕獲器の準備を終え9時過ぎに活動開始!


捕獲現場に向かい出したところ、ボランティアさんからの着信に気付き折り返し。

メディカルチェックをお願いする予定だった病院のご都合で、今回の捕獲は急遽ストップに。

上記、記載の通り、次回の給餌活動前にイレギュラー活動で捕獲に入る予定です。


15時くらいまでは豪雨になったり小降りになったりしていた飯舘村・・・

先月の活動で姿を現してくれた子とは出会うことが叶わず、初めて出会うことができた子、なかなか出会うのが難しい子と出会うことができた今回の活動でした。



 

今後の「さくらちゃん」の捜索につきましては、今まで行った貼紙を頼りに、情報が入り次第、現地対応することと致します。

 

 

※活動行程について

今まで飯舘村のボランティアさんとの情報共有のため行程を記載しておりましたが、随時、情報を共有しながら活動を行っているため、万一の事態を防ぐため、今回の記事より行程の詳細は記載しないものと致しますのでご了承くださいませ。

 

24日(土):

拠点(支援物資仕分積込・活動道具積込)〜12号線北側~12号線南側~拠点(片付け)

25日(日):CDCA号ブレーキパッドの交換〜病院へ「まんちゃん」のお迎え

 

 

 

皆さまに託していただいた想いとともに、メンバー一同、安全第一で、より多くの命をつなぐことができるよう、これからも最善を尽くしてまいります。

 

どうか、一人でも多くの子たちと出会い、お腹と心を満たしてあげることができるようお祈りくださいませ。

 

現地入りを支えてくださっている全ての皆さまに心より感謝申し上げます。

 

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※支援物資到着のご報告の件でございます。


月ごとの状況にあわせ、オフィスとヤマト営業所止め、福島県飯舘村拠点の三ヶ所に分けて物資の募集をさせて頂いております。

「ヤマト運輸さん以外」からオフィスへ、ヤマト運輸さん営業所止めへ、福島県飯舘村拠点へご手配いただいた物資ともに伝票整理がこれからとなります。

ブログ上、「支援物資の御礼」の記事内にてご報告させて頂きます。
その旨、予めご了承くださいませ。

 

※支援物資御礼の記事で記載しているハンドルネームの件でございますが
迷惑メッセ等で不快な思いをされている方がおりましたら
ハンドルネームからイニシャルへ変更させて頂きますので
メッセージにてご一報頂ければと思います。

 

※メッセージへのご返信が遅れており申し訳ございません。

順次お返事申し上げますので、少々お待ちくださいませ。

 

 

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CDCA 代表理事 西澤ひと美

090-3815-2924  

 

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