好きな人について語り始めると

止まらないブログへようこそ


前回に続いてコナーを語りまくります


下矢印前回はコチラ



いろいろ話していて読みづらいので…

この記事ではこんなことを話しています。


コナーの日本語

ジョン、デス、コナー3人の演出

初日にくれたプレゼント

別れの挨拶


コナーの日本語


…あれはいつだったかな?

ゲネプロ?プレビュー初日?

記憶が曖昧なのですが


開演直前にコナーがマイクを通して

裏でドキドキしながら待機する私達に


「コナーデス

ショニチ オメデトウゴザイマス」


と言ってくれた


後にも先にも

コナーが日本語を話すのを聞いたのは

あの時だけだったように思う


コナーはめちゃくちゃパワフルだけど

シャイな部分もあるとても素敵な人


そんなコナーが

ゆいさんに日本語を習ったのか

私たちに言葉を贈ってくれた


裏で待機しながら


「あかんやめてこんなん泣くてぇ!」


って橋本はワァワァなってた


しかし間髪入れず始まりの音が流れる

列車は容赦なく発車する


あの音聞くと一瞬で身が引き締まる


稽古の時からそうだったな

「始めますよ〜」

とかなく

稽古もいつもオンタイムでスタート

でも休憩は絶対に休憩

このオンオフの切り替えの圧倒的な感じ

この現場の好きなとこの一つだ



ジョン、デス、コナー


ちなみに

コナーが演出"補"となっているのは

オリジナル演出家の

ジョン・ティファニーがいるから。


ジョンについても下矢印

それはそれは語っています。笑





ジョンの意志を全て継いで

我々を導いてくれたコナー。


デスが来て。

ジョンが来て。


しかし世界を飛び回る2人は

日本に長く滞在することは叶わなくて。


最初から今まで5ヶ月近く(!)

ずーっと我々を見てきてくれたのは

コナー・ウィルソン。

父と言いたくなるわけです。


コナーに代わってジョンの演出を受けても

かなりシーンの色味が変わることでも

戸惑うことがなかった。


ジョンは役をより深くしてくれた。

コナーはそれらすっと受け入れられるくらい

役の確固たる基盤を作ってくれた。


柔軟性に欠けるのが

自分の欠点だと思ってたから

ちょっと自分自身にも驚いたくらいだった。


この役はこう!って決めず

この人のこの役はこうだからって

演出してくれたのは

思い返してもやっぱりすごかった


ジョン、デス、コナー

みんなそういうスタンスだった


知らないことだらけ

もしかして世界の演劇はこうなのかな

まだまだ知らないことばかりだ



​初日のプレゼント


本公演初日の7月8日に

コナーが皆に贈ってくれたプレゼントは

シェイクスピアの本でした。

もちろん小田島さん翻訳の。


"僕が貴方を演出するなら

貴方にはこの役をお願いしたい"


と、48人全員に

選んだ本を贈ってくれた。

直筆メッセージを添えて。


いただいた本

いただいた役

そういう俳優に見てくれてるのかって

本当に嬉しかった。

いただいた本のことについては、

またいつか書きたいです。



サヨナラの日


最終日、

終演後集まった皆に挨拶してくれた。


「日本の皆を愛している」と

何度も繰り返し言ってくれた。


「これ以上話すと涙が出そうだから

解散!!!」


と、サクッと終わらせようとするコナー

なかなか散らない私たち(笑)


みんな別れを惜しんでいたなぁ。


一生そこでコナーがみんなと

挨拶してる様子を見ていたかったけど

「コナーありがとう!またね!」

と、明るく言ってバイバイできた。


これでクリエイティブチームが

みんな帰国してしまった。


この寂しさは半端じゃないけど

ここからは日本のハリポタカンパニーで

いろんな試練を乗り越えていくんだ。


絆は固い。

あとは、この時代との戦い。

そして、ロングラン公演

自分の体力と精神力との戦い。


厳しい時代は100も承知。

綱渡りの毎日。

それでも自分と周りを信じて、

やれるだけのことをやるんだ。


我々も頑張ります!!


コナー、どうか元気でね。

本当にありがとう。

またね!!!




Otsukaresamadeshita.


橋本菜摘