”子育てキーワード「心の安全基地」” | 【夏海のお部屋】精神薬の完全断薬から丸10年の軌跡

【夏海のお部屋】精神薬の完全断薬から丸10年の軌跡

夏海のお部屋へようこそ

あなたは、あなたのままで良いんだよ

毎日頑張って生きてるよね、私たち。

頑張っていても、頑張れない日も、あなたのことが大好きです。

私には心の安全地帯がどこにもなかったのだなぁと思う記事を立て続けに読んだ。 

(2024.05.25 下書き)

 

 

 

 小学生の低学年の頃に、「私には『お父さんとお母さん』と『パパとママ』がいるの❣️」と得意げに先生や周囲の大人に言っていましたが、無邪気に言う子供のそれを聞いて、周囲の大人は何て思ったのだろうか?と、やっとそこに思い至る。



実の両親以外に『親』がいる子供。



それを不幸だと思わず嬉しそうに話す子供。



実際に私は不幸ではなく、パパも大好きだったし、口うるさいママも普通に親の一人で、祖父母の家にいてもパパとママの家にいても特別扱いされたりしないで普通に『家族』の中にいたけれど、


それは実家で暮らしている時にも私にとっては同じで、


どの家庭にいても同じと言うことは、どの家庭も私にとっては特別ではないと言うことで、


『実家』と言う言葉があるその『実』と呼べる特別な場所と言うものを感じ取ることが出来てなくてね。



どの家にいても『ここ』が私の居場所(帰る場所)なのだと言う『ホームグラウンド感』がなかったなぁと思う。



どの家にいても『従兄弟の家』と言うような、近しいけれどアウェイな感じをずっと感じていて、大きくなるに従って、実家へのアウェイ感が強くなって行ったなと。



私は時々家族の説明に『血の繋がった他人』と言う言葉を使っていたけれど、家族だからこその気の使われなさ(遠慮のなさや容赦ない感じ)が、私側に受け取れる土壌がない状態なので益々いたたまれない感じがしてました。



ここに私がいるのが間違いであるとずっと思ってました。



どこに居ても心が休まらない。



家庭内に心が休まる場所があると思えない、絶えず緊張を強いられて育った人は外に居場所を求めるから、愛着障害を生じやすいし依存症になる土壌がある気がします。



恋愛依存や性的依存とかね、肌の温もりを求めたり『この人』を離したら生きていけない的な切羽詰まった感はあると思う。



親から受け取る安心感って大事だよね。



『向こう側が見えない』と言うのが

私が好きなポイント


【編集後記】


妹が他人に対して「親バカな母親に育てられた」と言っているのを何度か聞いたことがありました。


私は一度もそう思えたことはなく、その言葉を初めて聞いた時には驚きました。



母親に特別扱いされていた弟ならまだしも、妹まで『親バカな母』に育てられたと感じられるような、私が知らない仲良しエピソードがあったとは!!と、「何じゃそら!」と思いました。



私が家にいない(いられない)間に、ホームドラマのような『家族』がそこにあったことに対して、その輪の中にいられなかったと言う疎外感が増しました。



私が『他人行儀』であると周囲に気づかれない状態で育ってしまったことは不幸なことだったなと染み染み思います。



誰も悪者がいないにも関わらず、こんな仕上がりになってしまったことは残念なことで、怒りの矛先を誰にも向けられないのはキツかったです。


周囲の誰もが私の性格のせいだと思い、私に変われと言う。

(私が性格を変えれば問題は解決すると軽く考えている)



それはまるで甘いものを与え続けて虫歯になって歯が全部なくなった子供に対して「お前が甘いものを食べ続けていたからだから自業自得だ」と言ってるようなものだけれど、心に関しては目に見えないからねぇ。