なつめかづきの"Beyond The Next Level FX"
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こんばんは！
なつめかづきです。
では今週も先週の振り返りからいきましょう。
先週はリスクオフとリスクオンが頻繁に入れ替わる非常にトレード
が難しい一週間でした。
週の前半、月曜日は前週からの株高を背景にリスクオンで始まりま
しが、午後のロンドンタイムには欧州株価が反落し米国10年債利
回りが低下したのを受けてリスクオフに。
ダウ平均も大幅に反落して円買いが進みました。
火曜日には7-9月期の中国GDPが予想を上回ったものの中国株が
下落したのを受けて日経平均も下落。
リスクオフの流れを強めました。
そして、ロンドンタイムに入ってECBの社債購入報道が伝わると
一気にユーロが売られました。
リスクオフの流れは水曜日も継続され、ロンドンタイムに英BOE
の議事録が公表され、景気回復の勢いを失っているとの発言が確認
されるとポンド売りが進みました。
木曜日のロンドンタイムではドイツやユーロ圏のPMIの良好な数値
を背景にユーロ買いに転じています。
同時のNYタイムでは米経済指標の底堅さを背景にリスクオンとなり、
米長期金利も上昇、ドル買い、円売りの流れとなりました。
リスクオンもつかの間、金曜日の東京タイムでは、NYで初のエボラ
感染者が出たとの報道をきっかけにリスクオフとなり、ドル円は下
落しています。
ところが、午後のロンドンタイムには、英国のGDPの伸びが予想を
上回ったことを好感しポンド買いに転じるとエボラ感染者のリスク
は後退しリスクオン。
以後、週末のショートカバーの流れもあり、各通貨は対ドルで売ら
れて終わっています。
さて、長々と書きましたが、どうでしょう、この展開。
付いて行けますか？
午前中と午後で流れが変わるのはよくあることです。
一日を通して一方向にトレンドができる日は、そう多くはありま
せん。
デイトレーダーは必ずトレードする時間帯を意識して相場を張っ
ています。
東京タイムであれば、午前9時から11時までの二時間の中で短い
トレンドを見つけてエントリします。
得てして11時を境にトレンドが反転する場合があるため、11時
を超えてポジションを持ち続けるというのはリスクがあります。
一日のうちでトレンドが反転する顕著な時間はその他にも、夕方
5時近辺です。
ロンドンなど、欧州市場が開けると一気に流れが変わる場合が
多いですね。
NYタイムが始まる夜10時（夏時間の場合）も同様ですね。
相場を張るときは常に、今、どこの市場がメインなのか意識しつ
つ値動きを追うことが大切ですね。
さて、今週は月末です。
そして、週中の28日、29日に米FOMCが開かれます。
最大の注目イベントは、30日早朝に発表となるFOMCの結果と
政策金利発表です。
政策金利の変更はないと思いますので、FOMC後のコメントと
してQE3の完了と将来の金利動向に関するフォワードガイダンス
があるのか、ないのかが注目されます。
ある意味、今週を無事に通過してくれると、張りつめた気分が
大分和らぎますね。
P.S.エボラ感染症患者の回復に富士フィルムのアビガンという薬が有効
であるという記事が出ていましたね。
また、防護服も日本の物が優れているという事で需要が伸びている
と書かれていました。
日本の技術がまた世界に貢献しているという話に素直にうれしく
思います。
遅くなりましたが、青色LEDの発明でノーベル賞を受賞された赤坂
さん、天野さん、中村さん、おめでとうございます！！
では、また！！
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