Christian Dior 夢のクチュリエ | 懐かCD

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手に入れてから10年くらい、またはそれ以上経過している懐かしいCDを一方的にご紹介。




3月某日、
そういえばDior展やってたな~
行ってみようかな~と呑気に
日時指定券のページを確認したら、
全て売り切れ。
なんと、
翌月の日時指定券も
発売と同時に売り切れ。
当日券も連日午前10:00前には
売り切れるという、
大盛況なのだと知りました。


仕方がないので
朝8:00に並びに行きました。
その時点で50人くらい並んでいました。
オープンは10:00ですが、
これなら午前中の当日券が
確実に入手できるでしょう。

幸いお天気がよく、
寒さも柔らかな朝でした。
カイロをしっかり貼って、
スマホで「パリピ孔明」を読んで待ちました。

その間も続々人は増え続け、
9:30頃の最後尾は
夕方のチケットになる見込みとのこと。

その日は10:00を待たずに
当日券が売り切れとなりました。

オープンと同時に中に入り、
そこでも少し並んでチケット購入。
11:00台入場のチケットとなりました。

ちょうどお手洗いなども
行きたかったので、
美術館内で一休みして、
いよいよ内部へ。

ニュールックの
バースーツがお出迎え。
バースーツの白と黒から
インスピレーションをうけた作品が
ズラリと並びます。


クリスチャン・ディオール氏は、
芸術や装飾に興味を持ち、
建築家を目指していたそうですが、
彼の両親は外交官になってほしいと
考えており、
法学についても学ぶという
キャリアの持ち主。
そこでは、
しっかり人脈づくりもしていたらしい。
芸術関係の仲間も多く、
やがてギャラリーの
オーナーとなりましたが、
世界恐慌にて打撃をうけてしまいます。

無一文になり、パリで生活していた頃
デザイナーの友人が彼の才能を見いだし
デザイナーの道をすすめました。

第二次世界大戦に動員となりますが、
その前後にアシスタント業務を経て
1946年に独立し、
自分のブランドを立ち上げました。

戦後の時代に
贅沢に布地を使用したドレスは
婦人の憧れの的となりました。

このあたりは
「ミセス ハリス パリへ行く」
で予習できました。


ミセスハリスでも登場した
アトリエの仮縫いは、
ドレスを担当する部門
スーツを担当する部門
に別れていました。
シーチングの仮縫いと
実際のドレスを
比べてみるのも面白かったです。



ところで、
2月に行ったマリークヮント展。
マリークヮントが4月に旅立ってしまいました。
自分が着たいものを作る
ミニの女王と
ウエストを絞る曲線的なライン、
オートクチュールの対比なども
感じることができました。


歴代デザイナーは
クリスチャン・ディオール
イブ・サンローラン
マルク・ボアン
ジャンフランコ・フェレ
ジョン・ガリアーノ
ラフ・シモンズ
マリア・グラツィア・キウイ
となっています。

デザイナーごとにブース分けされ、
Dior75年間の
オートクチュールの歴史が
一同に介する展示となっていました。
私はやはりオリジナルの
クリスチャン・ディオールと
イブ・サンローランあたりが
洗練されていて好きです。
見る分には
ジャン・フランコ・フェレ
ジョン・ガリアーノ
がゴージャスで楽しいです。

クリスチャン・ディオール





Diorは西洋のブランドとして
日本に初上陸したブランドでもあり、
大丸、鐘紡と
パートナーシップを結びました。
(マリークヮントでも
似たような話があったような…)

歴代デザイナーが
日本の浮世絵や蝶々夫人、
桜をモチーフとした作品も
数多くありました。

そしてなんといっても今回の展示は
スペクタクルと映え重視。



1つひとつをじっくり観察することは
難しいです。

もう、この空間を楽しみ、
映え写真を撮るしかないと
頭を切り替えました。

↓ミニチュアやアクセサリーを
色別のグラデーションに展示

↓日本庭園をイメージした空間に
フラワーモチーフの
イブニングドレスを展示
ナタリーポートマンが着用した
ドレスがあったそうですが、
どれかわからず。
展示の入れ替えで無かった可能性もあり。

↓バッグをトンネル状に展示

↓セレブが着用したドレスの数々。
ダイアナ妃やハリウッドセレブも
あるらしいのですが、
どれを誰が着用したのか
わからず!


とりあえず、
私の大好物である
図録を買って
後からじっくり確認しようと
考えておりましたが、
期待通りとはいかず、
購入しませんでした。


今回の展示のために
写真家の高木由利子さんが
撮りおろした
雰囲気のあるお写真が
所々に展示されていますが、
図録はほぼ写真集です。
もちろん、素敵なお写真で
ポストカードブックとしても
販売されていましたが、
美術館ならではの
オリジナルのドレスや展示物の
ポストカードは販売されていませんでした。
それならば
せめて図録は展示物中心に収録を
お願いしたい。

9月には
イブ・サンローランの展示が
あるそうなので、
これも行けたら行きたいと
思います。