懐かしい魚(ナ) その3 | 懐かCD

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手に入れてから10年くらい、またはそれ以上経過している懐かしいCDを一方的にご紹介。


前回の続きの続き

5月のつくば美術館、
明和電機ナンセンスファクトリー展へ
行きました。

見た目と製品の一部を
断片的に知っている程度でしたが、
これをきっかけに
さらに虜になってしまいました。

というのが前回のお話でした。

後追いで結構色々とYouTubeを見たのですが、
社長のお話みたいな大学の講義だったら
いくらでも聞いていられます🙂
会社形式の芸術家とは
凄いことを考えつかれたとあらためて思います。

美術館での社長は
展示室を行き来しながら
目配り気配り、
気がついたところで
メンテナンスやサービスをされておりました。


さて、
私はどちらの美術館でも
ミュージアムショップが好きなのですが、
つくば美術館のショップはミニマムで
店員さんもナッパ服を着て
明和電機ショップと化していました。

明和電機グッズはどれも洗練されていて
気になるものが多いですが、
今回のお目当ては
オタマトーンデラックス~おねがい音符


⬆️この、社長が愛用している
大きいサイズのオタマトーンです。

YouTubeの上手な方々は
普通サイズでもヴァイオリンみたいに
いい音出していますが、
下手な練習は公害レベルなので
もう少し小さい音で
こころゆくまで練習したいんです。

展示品で試してみたところ、
サイズが大きい分、
しっぽスイッチが押さえやすくて
格段に弾きやすいです。
ボリュームも「つまみ」があるので
細かく調整しやすいし、
音もマイルドな感じです。

し・か・も!
社長が出勤しているので、
サインしていただけるとのことでした。
ということで、大きいオタマトーンを購入😀

社長室のスペース前は
すでに列ができておりましたが、
私も並んでサインをいただきました。
黒い細マッキーでサラさらり~と
かわいいおオタマのイラスト入り。
一緒にお写真も!
ありがたや~✨
(左半分は自粛)


しかし…
この時すでにオタマトーンが
社長のおっしゃる「ナンセンス」を
超越していることに
誰も気がつきませんでした。

閉館の1時間前に現地到着したので
閉館ギリギリまで展示を見て回り、
社長の奏でるオタマトーンの
蛍の光で追い出されました。


筑波大学一帯を取り囲むのはどれも大木。
鬱蒼と繁っているのと、
敷地が広大なため建物が見えません。
原生林を開拓してつくられた
という独特な空気や気配を感じました。

大学敷地にあるサザコーヒーが
期間限定で
オタマトーンカフェになっている
ということでしたが、
そこまで行く気力は無く
美術館のショップでも販売していた
明和電機ブレンドのカップオンを購入しました。
物凄く充実した展覧会でした。
行ってよかった。


帰宅してから
とりあえず
オタマトーンを取り出すと

😕あれ?
なんか違うよね。

上の凛々しい社長とともに
どや顔のオタマトーンの写真と
下の開発者自らがサインしたてホヤホヤ
ちょっとしゃくれた顔のオタマトーンの違い
お気づきになりましたか?
(ちなみに顔が変なわけではございません)


ガビーン😱
全く違和感に気がつきませんでしたーーー

しっぽスイッチ(音を出す黒い部分)が
全くの逆向きですーーーー

困惑です🙃
どうしたものか考えましたが、
翌日、とりあえずメーカーさんに
メールで問い合わせました。

社長のサイン部分を
良品に付け替えてくださるとのこと。
とりあえずよかったです。
😵💨

ショップの方も、自分も、
社長も気がついていなかったよ。

堂々と箱に入って陳列されてたのが
ある意味すごくね?
と思いました。

メーカーさんに発送するまで
しばらくの間
このオタマトーンの顔を見ながら、
(開発当初、シリコンの白い顔を見て)
会長が「スケキヨを思い出す」
とおっしゃったらしいエピソードを思い出し
笑ってしまいました。

(※スケキヨわかりますか?
「犬神家の一族」です。😱
TVドラマのあれは印象に残りすぎます。)

しっぽスイッチが
逆向きの場合はどうなるのか
試しに演奏してみたところ、
親指専用ですね。
親指で弾くオタマトーンとして
案外需要があるかもわかりません。

オタマトーンと見つめ合うと
他の指でも弾けないことはないです。

メーカーさんに発送してから3日間くらいで
本来の姿に戻ったオタマが帰ってきました。
心なしか、顔つきもよろしくなったもようです。

説明書には右手でしっぽスイッチを操作、
左手で顔を持つ
とありますが、
これをあえて左手で
しっぽスイッチの操作をすることで
右脳を鍛えよう
などと考えております。




おしまい。