こんにちは。芙蓉です。
今日もまた、介護ネタです。
このブログを遡って読んでいただけたら
わかりますが、
私、カウンセラーになる前は、
介護ヘルパーとして働いていたんですね。
ヘルパーの資格は、
夫と別居して生活苦に陥ったことがきっかけで、
私が住んでいる市の介護事業の一環として、
とてもお安く資格を取りました。
ヘルパーの資格は、15年前は
通常12万くらいかかるところ、
地域の施設で働くことを約束すれば、
1万五千円くらいで取得することができたのです。
なので、実習先は
住んでいる地域の、特別養護老人ホームや
障がい者施設。
デイサービスや、ホームヘルパーの事業所など。
一通り、すべてのタイプの施設で
1週間くらいずつ働いてみました。
そして、資格を取ってからも、
一つのところにずっといたわけではなく、
掛け持ちしたりしながら、
高齢者、障がい者、日勤、夜勤おり混ぜて
いろんな働き方をしていたんです。
しかし、ふと気がつけば、
民間の有料老人ホームだけは、働いたことがなかった💦
今、母が入所しているタイプの老人ホームだけは、
足を踏み入れた経験がなかったのです。
私が働いたことのある施設といえば、
障がい者のグループホームと
高齢者の特養、デイサービス、
認知症のグループホームです。
知的障害があるか、
または認知もかなり進んでいる
利用者さんの施設だったので、
今思えば、生きるのに必死。
生きて行くのに精一杯…という感じだったんですよね。
一方、今母が入っているホームは、
認知の人は半分くらい。
それも、かなり軽度な人ばかり。
お話を聞いている分には、
認知だと気づかないレベルの
元気な人ばかりなのです。
そうなると、その集団がどうなるのか?と言えば、
普通のおばあちゃんの憩いの場✨✨
有料老人ホームだからか
経済的にゆとりのある生活をして来た、
良いところの奥さま系おばあちゃんの
サークルになっちゃっているみたいなんです。
それで結果どうなるか?というと、
私のところに、とにかく細かい注文が入って来る‼️
洋服類、小物類。
「あれ持って来て。それ持って来て。」
の催促が、すごいことになっているんです💦
入院前の母と言えば、
足が悪く車椅子になっていたので、
病院の通院以外、外出することもなくなってました。
家事もしなくてはいけなかったので、
着ているものは、基本、普段着。
箪笥の中には、家事をしたり
体操したりするための普段着が
わんさかと入っていました。
(普段着と言っても、汚れて擦り切れている訳ではなく、
比較的新しい、見栄えの悪くないものです)
私はその中から、さらにキレイめなものを見繕って、
ホームに持って行ったのですが、
母のご所望は、よそゆき✨✨
何年も袖を通していない
いわゆるお洒落着を
押入れや物入れの奥の奥から
探し出して、持ってこいと言うのです。
ものを捨てない母世代。
服の量が、半端ありません‼️
結局、夏服だけでも100着くらい持って行きました。
それでも、まだ
「ウォークインクローゼットの
洋服ダンスに、
黒い生地に花がいっぱいついている
上質の生地のブラウスがあるから、持って来て。
それこら、白い◯◯と、グレーのアンサンブルと…」
とこんな感じで、
電話で30分、説明され続けるのです。
ほぼ毎日❗️💦
クローゼットの中は、
母がいなくなってから姉が次々に買って
貯めてある洗剤や
姉用の紙おむつ、
ティッシュ、トイレットペーパー、
ビニールなどが山積みになって
散らかりまくり。
足の踏み場もなくなっていて…
それを片付けつつ、やっとタンスまで辿り着き、
引き出しを引き出せる状態にして
探すけれど、見つからない‼️
どこにもない‼️という
地獄のようなミッションをやらされ、
「あるはず‼️」と怒られ…
クローゼット内の暑さと、
重労働に、
とうとう膀胱炎勃発(笑)
お金持ちおばあちゃんたちの
見栄の張り合いに
見事巻き込まれてしまいました😢💦
そういえば、
デイサービスで、送迎バスの仕事をしていた時に、
デイサービスに来ているおばあちゃんは
「おしゃれしてるなー」
と感じたこと、ありました。
特養の、ゴムズボンをおろして、
オムツかえて…という世界とは違ってたな、と。
デイサービスなら、まだ自宅だから
自分で服を選んで行けるけれど、
有料老人ホームに入ったら、
娘の手を借りないと
好きな服も着られない。
母からしたら、不自由なんでしょうね。
しかし、もう、いい加減にしてほしい‼️
…という、単なる愚痴でした笑笑
これから、もし有料老人ホームに
お母さんが入ると言う方は、
お母さんに着たい服を選んで
出しておいてもらうことをオススメします。
ホームの中は、サロンです。
見栄の張り合いです