息子たちが最近聴いている
RADWIMPSというグループの楽曲で
「5月の蝿」というのがあります。皆さんご存知でしょうか?
何気なく流れていた歌詞が耳に残り、気になって調べてみました。
だって、とにかく
「君を許さないよ、許さないよ〜」
と歌いまくっているんですもん。
日々、「許す」というワードと向き合っているせいか、
直球で「君を許さないよ、許さないよ」
と言葉で聴いた瞬間、何だか心が反応してしまったんです
5月の蝿の歌詞は
よかったら、読んでみてください。
とにかく、スゴイんです。
振られたか、別れたかした元彼女に対してとんでもない憎しみを抱いた男子の心情を表現しているようなんですけど、
ここまで、言う?
…というくらいのえげつなさ;^_^A(笑)
でも、作詞作曲している野田洋次郎という人、最近チョットいないくらいスゴイ人かも…?と思ってしまいました。
歌詞の中では、元彼女を地獄のような言葉で罵りまくっているのですが、
激動の果てに やっと辿り着いた
僕にも出来た絶対的な存在
こうやって人は生きて行くんでしょ?
生まれて初めての宗教が君です
という一節があるんですね。
どんだけ、その彼女のことを好きだったか
愛しているかがココに溢れています。
これだけの毒と闇をもって、愛している気持ちを表現する能力というか、
言語感覚に感動してしまいました
私のところに寄せられる、旦那さまから暴言を浴びせられている奥さまたちからの相談。
旦那さんがこわい。
旦那さんの憎しみの対象になってしまった。
悲しい。つらい。あんなに優しかったのに…と訴えられますが、
それだけに愛されているんだな、と思うことがあります。
愛と憎しみは表裏一体。憎まれるのも、憎しみを抱いてしまうのも、愛しているからこそというところがあるんですね。
愛しているからこそ、狂ったかのように暴言や暴力が出る。
恐ろしい目で、何かを訴える。
男性に、わかって欲しい気持ちというのがあるんですね。
そして気づかぬうちに、女性が男性をそこまでに傷つけてしまった現実があるということ。
愛というものに形があったとして、
その形に出来てしまった影の輪郭を言葉にするなら、まさに、
この「5月の蝿」の歌詞になるような気がしました。
愛されるのにも、覚悟が必要…ということを、女性は覚えていた方がいいかもしれませんね。
ちなみに、RADWIMPSの他の曲もなかなか奥の深い歌詞でした。
全部が全部「5月蝿」みたいではありませんが、
何かわかっているというか、
遠くを見ているような、視点を感じる不思議で魅力的な曲が多いです。
テレビなどには出ないらしいので、息子がいなければ、こんなグループの存在も知らなかっただろうけどw
ヤバイ、ファンになりそうです