旦那さんが、
・「あり得ない…」
・「あなたって、そんなヒドイことを考えられる(出来る)人間だったの?」
・「サイテー…」
そんな言葉を発したり、そんな行動をとったりしたことがありますが?
妻がドン引きする、信用できなくなってしまうような言動…
多かれ少なかれ、どこの家庭でも経験があるのではないでしょうか?
我が家の場合は、一回目のものすごいDVがあった時が、それでしたね。
まさか自分の夫が、女相手にここまで暴力を振るえる人間だとは、思っていませんでた。
「こんな人だったんだ…」
そこが一番ショックでした。
その出来事がきっかけに、夫の全てが信じられなくなってしまいました。
人間としての信頼がなくなってしまったのです。
一度そういう目で夫を見始めてしまうと、その後夫が何をしても、薄っぺらい反省や償いとしか思えず、
まともに向き合う気持ちにもなれず、
夫の方も、どんどん自暴自棄になって行き、サイテーにサイテーを重ね、底がないようなサイテーな態度を取り続けて行きました
「ほうら、やっぱり。私が思った通りのサイテー男だ」
一つの箱に黒い碁石と白い碁石が混ざって入っている。
そこから、黒い碁石だけを拾い上げ、数えるように
夫という人間の黒いところだけをピックアップして、見るようになっていたんですね。
でも、あの時の私には、本当に白い碁石が目に入らない状況でした。
現実に、黒い碁石があることは確か。
「ウチの夫、こんな黒いんです」
それは嘘でなかったし、相談に行った専門機関、病院、保健所、弁護士…全ての人に、
「黒いですね…。同じ黒でも、あなたのご主人は相当の黒です」
といわれ、更に確信を深めて行きました。
カウンセリングをしていて、クライアントさまの苦しみの原因が、
夫の黒しか見えなくなって、信じられなくなっている妻というタイプがあります。
黒は、DVだけではなく、例えば
・隠れて風俗に通っていた
・借金をしていた
・妻が妊娠中に、女友達と遊んでいた
・勝手に貯金を全部使っていた…
…など。
妻は傷つくし、裏切られた気持ちになる大きな出来事だけれど、
だからと言って、夫が100パーセント黒い人間になってしまったわけではありません。
以前と変わらず、白いところもあるのです。
旦那さまが不器用なだけで、愛からしている行動が、真っ黒に見えてしまったというケースもありますし^ ^
人間、誰しも良い面、悪い面、黒と白、清と濁の両面を合わせ持って持っていることを冷静に見る目が、
自分を心の苦しみから、救うのです。
人は、信じたいのに信じられない…という状況が、とても苦しいように作られているんですね。
信じるか? 信じないか?
それは、自分の選択です。