以下が、2018年2月開業以来、15人の大学受験者の実際の進路先である。一人が出した複数の結果は省いた。ほとんどが、高3の時に在籍していたが、在籍していなくても、当塾の強い影響が認められる数件はリストに入れさせていただいている。

大妻女子大学
慶應義塾大学
中央大学
東京農業大学
東海大学
相模女子大学
東海大学
北見工業大学
早稲田大学
武蔵大学
法政大学
武蔵野大学
国立信州大学(医学部)
東海大学
中央大学
神奈川県立かながわ農業アカデミー

既に退塾はしているものの、今年の春に大学生になった年齢の家庭に電話をかけて近況を聞いた。

これで、中3の時に、上智大学の北原延晃先生の特別授業を受けた4人のうちの3人の進路が確定した。残る一人は、今年度中に決まる。

既に、継続的に読んだ英字新聞から中東の問題を入試のスピーチに選び、事前準備で、教室で5分間の英語スピーチを聞かせて、東海大学に入学した結果はリストに入れてある。

新たにリストに加えたのは、中央大学と神奈川県立かながわ農業アカデミーである。

「経済的な理由で続けられなかったが、約1年間、マル髙塾で学んだことが、その後の学習に大きな影響を与えた」とのことで、中央大学ではフランス語を学ぶことにはなったが、リストに加えさせていただく。指定校推薦で行ったとのこと。最後の授業の時に、「英語以外に沢山のことを教わりました」と言っていたのをよく覚えている。「今日はこんな新しいことをやった」と、北原メソッドの楽しい授業を、家庭でよく話していたと保護者から聞いた。

中3から高3までの間に、マルで髙塾で1年以上学んだ生徒を網羅している。大学受験では、英語が決定的に重要だということが分かるのではないだろうか。

身体的なハンデの影響か、勉強が苦手な生徒は、神奈川県立かながわ農業アカデミーで生き生きと活動していると聞いた。補聴器をつけていて、英語の子音を聞き取りにくかったので、発音に苦労していたが、クラスのメンバーが良かったので続いた。海老名市にある学校で、遠くはないので、いつか遊びに来てくれるかも。

あらためてリストを見てみると、この生徒も含めて、「学校を卒業したら何をしたいのか」をよく考えて、目的意識を持って進路を選択している。
先週の土曜日に参加した上智大学の北原延晃先生の研修の後、研修に参加した全国の先生方からレポートが配信されている。

前後のやり取りは明かせないが、オンラインで参加した京都の先生向けに、研修仲間向けの公開での「私が書いた」返信を紹介する。

以下、全文の引用。

「
〇〇先生

洞察力のあるレポートをありがとうございます。
10月の研修は、京都からお越しになる価値が十分にあると思います。

ぜひとも!

9月の師範授業と10月の赤坂中の授業動画はセットで考えるべきと、
今回のレポートでは、「次回に今回と比較したことを」と思って、敢えて言及を避けたこともあります。

北原メソッドを尊重した授業では、じゃれマガを通じて、「関係代名詞」という言葉や機能に、
大雑把に生徒は「ある程度、慣れて」いるので、Aパターンでの導入は容易で、
生徒にとって負担が少ないです。

参考までに、マル高塾では、
高校生で中学英語に躓いて私の教室に来た生徒、または中学生でも余裕がある生徒には、
Aパターンに、「カンマwhich/who」や、whoとwhichよりもthatを使うことが多いパターンを盛り込んでいます。勿論、机の中に忍ばせている、高校生用の文法書を音読させるなどの補強活動を含みます。

この時期の指導者の思考として必要なのは、同時期に行う「日本文化紹介」との関連です。
関係代名詞・接触節を必然的に使うこの活動において、どの程度まで後置修飾をAパターンで扱うかは、
自分で長時間育てた生徒と、「飛び込み」でどれだけの力を持っているかを想定した生徒を相手にするかでは、
授業での扱い方が異なります。

高校生への音読指導についてレポートに書かなかった本音。

独立・開業した8年前からの数年間、生徒から伝え聞く高校の授業の例の一つは、
授業とは関係なく、大学入試のパクリを定期試験に出題するので、
真面目な生徒が何を勉強したらよいのかわからずに困って、親に強制的に連れられて私の教室に来ました。
楽しんでもらった北原メソッドの体験授業の後で、中高の学校と他の塾で受けた授業を涙を流しながら語った。
その中には北原メソッドが廃絶したい3つも当然含まれた。

あれに比べれば、最近、高校生の生徒から伝え聞くのは遥かに良い授業だと、
音読をきっかけに生徒を振り向かせ、なんとかしようという意気込みを感じ、
高校の英語の先生の試みを評価しています。

実際に、中学校の教科書を読ませると滅茶苦茶な発音をする生徒に、
「しっかり俺についてこい」と、中学校の教科を一緒に読んで準備体操をした後、
学校で使っているコミュニケーション英語の教科書を一緒に音読すると、
生き生きとして、英語に苦手意識を持った高校生が取り組むのです。

生徒本人が面白がって、難しくてもやってくれるのなら、やらせたらよい。
役に立つと思って、大変でもやってくれる。

今、小田原の私立高校から1時間かけて直接、本厚木のマル高塾にやってくる高1は、
学校の先生のせいにすることなく、
「俺は、中1、中2の時にやんちゃで先生のいうことをきかなかったからなあ」と自分のせいにしている。

中学校1年~2年でできる音読は、この時期にしかできないこと。

つまり、本物の英語脳ができるのは、中1の夏休み前にスタートしないとできないこと。
大人になってからの音読で英語脳ができるか?
小学生から中1夏休み前の学生がやる音読とは、全く結果が異なる。明らかに異なる。理由は不明。
実際、本物の帰国子女が入塾して、同じ授業で、
中1の夏休み前に入塾した生徒が遜色ないスピーキングができている。

中1の始めから音読をしっかりさせながら、音読がスピーキングに繋がる活動を繰り返しやる。
そうすることで、一般の人々が「帰国子女なの?」と思うような生徒を育てることができる。
これがマル高塾での取り組みで見られる事実です。

高校生から始める音読では、英語脳をつくるには「手遅れ」ではありますが、
大学入試で必要なリンキングなどを知るには、中学校で全く音読指導されなかった高校生には、
必要不可欠だと思います。

最近、生徒を通して伝え聞く中学校の先生への生徒からの評価はよくありません。
「質問すると、目の前てチャッピーにきくので、先生に質問しに行く意味がない」とも。
そういう話を聞くと、気持ちのゆとりがないように感じます。

マル高塾 高橋
」
上智大学の北原延晃先生の研修に行ってきた。

以下、研修後に書いたレポート。


年内の研修で予定されている10月のリーディング指導と12月のライティング指導へのプレリュードとして、北原先生による熱い思いで、午後の研修が始まった。

【1】やっぱり和訳から離れられないのか

(1)北原先生からの問題提起

関東甲信越英語教育学会での工藤洋路教授(東京外国語大学)の講演内容に対する異論。
(以下、研修資料から引用)
「「黙読するときに音声化のスイッチをオフにできず・・・」これには首をひねりました。それは果たして可能なのか。」イギリスに留学している時に、「「もっと早く読めないのか」と思って「頭の中で音声に変換されることをやめればよいのではないか」と考え、実験してみたことがあります。結果は、読めるけど内容が入って来ませんでした。結論として、リーディングの時には脳内で音声化することを避けることはできないということを知りました。上智大学の複数の学生が「目で読んでいたので間違いに気づかなかった」と言っていますが、それは音声化のスイッチを切ってしまったためではないかと思われます。」

同じ学会での及川賢先生(埼玉大学)の「定詞の名詞的用法の導入に"want to~"は適切か」というタイトルの講座でも、大雑把に言えば、「~することを欲する」というヘンな日本語を介するので不適切という流れにおいても、「話を聞いているとやっぱりここでも和訳が出てきます。」

(以下、北原先生の口頭での説明)

「音読はintakeにしかすぎないので、中1中2だけにやらせた。欧米では、自然に日常生活で英語が聞こえてくる。一方、日本では日常生活で英語が聞こえないので、自分の声でinputするしかない。

中3では音読指導をしなかった。それでも、定期試験には、音読をしなければ点数をとれない問題を出題するのを生徒たちが分かっているので、一定の音読をやっていた。要するに、中3では、1~2年生の時のように回数指定をして音読をやらせなかった。

高校で音読をやっている話をよく聞く。高校の教科書は文が長く、音読をたくさんやる必要はないのではないのではないだろうか。

一方、現行版中学校の教科書は1ページ当たりの本文語数が多いので、先生が指定した範囲を充分に音読させる方法を取るべき。昔の教科書は、文が短かったので、暗誦できる程たくさん音読をさせる意味があった。」

(2)考察

2021年度(令和3年度)の教科書改訂で、中学英語は「学ぶ語彙量の大幅増」と「小学校内容の前倒し」が行われて以降、もともと存在した生徒間の英語力にあった大きな差が、さらに大きくなったように、教室に通う生徒を通じて感じる。

例えば、約6年前では、英語成績1~2を取る中2の2学期の生徒でも、教科書本文を音声化することがある程度はできていたが、昨年度に出会った、同じ公立学校で英語成績2~3の中1の3学期の生徒は、中1の教科書最初の本文、自己紹介の内容を音読させると、途中で読めない部分に出会って、それっきり前に進めなくなった。できないレベルが、数年前よりもさらに下がった。

ディジタル教科書使用推進や行政によるICT推進命令の影響を受けて、学校の先生の指導によっては、学校の英語の授業で中学生が教科書を音読する場面が減ったことが原因であろう。実際に、生徒から話を聞くと、教科書本文を音声化できない生徒は、学校で、ほとんど音読に繋がる活動がない授業を受けていると。一つの授業で、本文を聞いたりk声に出す場面は、僅かに数回だけで、ほとんどの時間は、「先生が作ったプリントを埋める」作業に費やされるという。

一方、異なる学校に通う高校生の生徒たちからは、学校の授業で音読をさせる先生がいると聞いている。

推測だが、中学校時代に音読指導を受けていない生徒が多すぎ、高校の授業で困る場面があるので、全体的な底上げを狙って、授業で音読をやるようにしたり、定期試験のオタスケ問題をして、音読をやればその部分は点数を取りやすい、教科書本文の穴埋め問題を出題するようになったと考えられる。

独立開業して以来、分かっていることは、北原メソッドで教えれば、中1の夏までに入塾した生徒(勿論、小学生全員も含まれる)については、どんな勉強嫌いであっても、①発音習得・修正が一瞬でできる、②英語脳が出来上がって、中2教科書を終える頃に、「帰国子女か?」と言われるような、流暢な英語を話す生徒に育てることができること。

要するに、音読指導は中学校の英語の先生の責務なので、きちんと中1~中2の段階で指導するべきという事だと考える。

【2】北原先生による、中2対象の公開授業「関係代名詞の導入」(午前中)

授業の流れに沿ってコメントする。

(1)自己紹介:研修常連参加者にはおなじみの、北原延晃の一つ一つの漢字を英語で言い表す、中3版。

Mr. Kitahara(K): What is your textbook?
Students(S): New Crown.
K: Your textbook is good. But this textbook, Sunshine, is better.

生徒と一緒に、good, better, the bestを言って復習。

3種類のワークシートを配布。教卓の上に並べて積み重なったのを、生徒に配布させる。「どうやったら早く全員に行き渡るかを考えて行動しなさい。」

(2)ワークシート「1,2年で習った後置修飾」

声に出して読み合わせ。「みんながどこを読んでいるのかわかるように。」

1,2年で習った後置修飾
①前置詞を使ったもの(1年)②to + 動詞の原形を使ったもの(2年Lesson 3-2)

3年で習った後置修飾
③現在分詞(-ing)を使ったもの(3年 Lesson 5-1)
④過去分詞(-ed)を使ったもの(3年 Lesson 4-2)

K:「ここまでが今まで学んだこと。Look at the right side.」

以下、3年で習う関係代名詞⑤~⑧には、触れずに、プリントの右に書かれた部分を使ってゲームへ。

(3)「先生が説明するものや人を指さししよう。早く正しく指せた人が1点です。」

プリントには9つの□が書かれている。例えば、その一つには、□の上にanimals、□の中にpenguin, giant panda, giraffeと書かれている。

□の上、□の中、という順番で生徒に読ませた上で。

K: 「二つの単語は、どんな関係ですか?」

S: 「これを詳しくしている。」

北原先生は、「抽象的」という言葉が生徒から出たので、そこから「具体的」という反対の意味の言葉を引き出した。「これらを「上位語」「下位語」と言います。今からゲームをやってみましょう。」「ペアになって、早く「はい」と言った方が勝ちです。」

animal living in China
bird that can speak
sports played by 15 players
vehicles taking you to a far place
stationery used for drawing straight lines
etc.

(3)わくわく文法 #14 & #15への準備

1年 the girl ( )
前置詞

K: 「書いたら立つ。英語はスピード命。間違えていいんだよ。」

教室内では、得意な生徒と得意でない生徒がペアになっており、得意な生徒が隣の生徒の様子を見て、「ここにヒントが書かれているよ」と声をかけている姿が見られた。

the girl (to )

the girl (-ing )

the girl (-ed )

(4)欧米の言語には、日本語で聞いたことがあるような後置修飾の言葉があるよ

モンブラン(仏)、モンテビアンコ(伊)、カサブランカ(西)など。

(5)わくわく文法 #14 & #15

それぞれ関係代名詞which, thatを空欄に書き込んだ。

(6)そのまんまスキット

A: Look at the house which/that was built by Tange Kenzo.
B: Tange Kenzo? Who is that?
A: A very famous Japanese building designer. He designed 東京都庁舎 and フジテレビ本社ビル.
B: Wow! Such a famous person!

①ジェスチャーをやること②発音が正確であることをポイントとして示したが、多くの生徒は、練習をしてもなかなか北原先生にチェックを受けに来なかったので、二つのことを試みた。

まず、参観していたジュリエット(ALT)にチェックを頼むと、すぐに並ぶ列ができた。さらに、失敗をしても恥ずかしい思いをしないように、チェックを受けに前に出たペアを廊下に出して指導した。

K: Where is the building?(ジェスチャーをしない生徒に対して)

多少気になる発音をする生徒がいたが、甘めにOKを出し、最後に、ジュリエットにスキットを読んでもらいながら生徒が復唱して生徒が発音を確認し、授業が終了した。


今回は、例えるなら、客演指揮者がオーケストラを指揮したような形。10月3日の研修では、常任指揮者が自分のオーケストラを指揮する形で、同じように関係代名詞を導入する授業動画を視聴する予定。日頃から鍛え上げてきた赤坂中の生徒への授業は、「全く異なる指導方法」だったという。
最近、AI関連の新聞記事をよく見るようになり、当然、授業でも中高生たちと読んでいる。教科書に新しい情報が反映されるのは数年かかるので、学校で取り扱わないような内容だろう。

例えば、文科省がAIを生徒に使わせすぎないように検討を始めたという記事も読んだ。

英検2級の作文問題では、最近の過去問題でAI関連で出題された。中学生たちは、いつものように、1~2分の考える時間の後で、次々に口頭で答えを言ったが、心配していたのとは逆に、「YesでもNoでもこたえられる」と言う生徒が出るほどスムーズにこたえた。中高生にとって身近なのであろう。

英字新聞では、例えばヤフーニュースのような日本語のニュースでは見ない記事もよく見かける。

驚くことに、ワールドラグビー ネーションズカップ2026の決勝に、日本代表が進んだ記事を日本語で見かけなかったので生徒に読ませて喜ばれた。明日が決勝戦。中学生たちは、日本代表が戦うフィジー(国名)を「富士」と読み間違えて混乱していた。

ラグビーの試合を見たこともない生徒もいたので、テレビで見たことがある生徒に「トライ」をジェスチャーでやって見せてもらって、得点が入るシーンをイメージしてもらった。

この夏は、世界各地で自然災害が遭ったり、気候変動で多くの人々が命を失った記事を読んだ。どこで起こったのかを探すのに地図帳が大活躍した。

マル髙塾の中高校生は、英語だけではなく、他教科も成績を伸ばしている。なぜだろう?

理由の一つは、生徒が読みたがる読み物教材をたくさん読んでいることと関係があると思う。

机の中には、高校生用の地図帳が1冊ずつ入っている。世界で起こった出来事について、国の名前や地名を元に、生徒たちは自ら地図帳を開いて場所を確認することがよくある。

近年は、紙媒体の新聞を読む家庭が少なくなった。果たして、紙の新聞が多くの家庭にあった時代、どれだけ多くの小中学生が、そういう新聞を読んでいただろうか?

この教室では、大人が読むようなニュースを英字新聞で読んでいる。英語以外の教科の成績に、良い影響があるのは当然だろう。一般の人が考えるよりも、中学生はニュースを興味深そうに読んでいる。

今日は、AIを農業にどのように活用しているかという記事を読みながら、蜜蜂による受粉がいかに農家にとって大切かを読んだ。

そういうレベルの記事になると、中学生にとって読みにくい漢字が、英単語の下に書かれていることもある。国語にもつながっている。

確かに、中2と中3からなる英検2級クラスの中で、英検2級を取得したのはまだ1人ではあるが、3人とも、学年トップ集団の成績で、9教科の成績合計は40を越えている。

授業を見学すれば分かることだろうが、最初から何もかもができているような中学生たちではない。3人とも、できないところからスタートして、少しずつできることを増やしていって、結果的に、そのような学年トップレベルに至っている。その努力は、指導者が見て、素直に尊敬するレベルである。この教室で学んだ勉強方法を他教科に応用しているのは生徒自身である。

座間に教室があった時代には、少ない生徒を大事に育てて、結果を出しながら生徒数が増えて言った。厚木に教室を引越しさせたときには、既に結果を積み上げていたので、近所に住む厚木の人は、授業や動画を見に来れば、あまり上手ではない広告に書かれた内容が嘘ではないことが分かるはず。上手に作られた広告ではないが、事実をまとめたもの。授業を見学すれば、どの様な力がつくのか、一目瞭然にわかるであろう。是非とも見に来て頂きたい。

英語以外の教科も成績が伸びるメカニズムを細かくここで書けるわけないだろう。私の授業を見に来て勝手に盗むのは構わない。少しは労力をかけるべきである。何もかもがインターネットで手に入るわけがないことは、賢い厚木の住民にもわかるであろう。
中3の内の一人が、高校進学について、法政二高を前向きに考えている。成績から、現実的な候補と言える。

この教室では、いかなる勉強苦手であっても、一般的な人々が「英語ペラペラ」と思える、流暢な英語を、週にたったの2回の授業で話せるようになるのは、中1の夏休み前までの入塾という事実は、繰り返し述べてきたし、宣伝の広告にも出してきた。

英語教室でよく使われるような「英語ペラペラ」は、多くは、英語教育について知らない人をだますかのような誇大広告と考える。

マル髙塾では、学校の先生という英語の専門家や、職場体験で出会うネイティブが「帰国子女ですか?」と私の生徒に尋ねるレベル。繰り返しになるが、入塾の選択肢になるのであれば、私を嘘つき呼ばわりしないで、生徒を見に来て欲しい。

自分でポスティングをしに行って、南毛利中学校の近くで、2人にチラシを直接渡したときに嘘つき扱いをされてとても気分を害した。南毛利以外でも1人いた。あの近所にポスティングしに行くことは、しばらくはないであろう。厚木在住の高校生の生徒に、「この辺りは治安が悪いですよ」とは言われていたが、まるで幻の生徒を相手に毎日授業をやっているかのような言われ方をした時の怒りの感情は、実際に体験しないと分からないであろう。

初対面の人によくもあのような言動ができるなとは思うが、別の場所で、普通の会話ができる人にそのことを話すと、「そういうことはこの地域で、あってもおかしくない」とのこと。

授業に影響がないように、そのような非常識な人とできるだけ接触をしないように気をつけたい。

中1の夏以前に入塾した生徒以外で、「英語ペラペラ」どころか、バイリンガル・レベルに達したのは、中1の3学期に入塾した、この教室の最初の生徒だけ。結局、開業から一年は、中学生の入塾はこの生徒だけだった。この生徒は、2月に開業してすぐに、母親が汗をかきながら教室に入ってこられたのを覚えている。相模原中等教育に通っていて、完全にやる気を失っていた。上智大学の北原延晃先生が、一般の公立中学校で効果が出る、すなわち、集団で真価を発揮する「北原メソッド」を、マンツーマンでも機能するように多くの協力をしてくれた。音読の宿題を忘れて、その場で教科書を音読させたことも何度かあり、生徒も私も逃げ道のない厳しい状況を一緒に切り抜けた戦友のようなイメージを持っている。

人数が少ない個人塾は、そのような恩恵を受けるチャンスがあるのだ。

マンツーマンへの変換が軌道に乗って、最初に恩恵を受けた中の一人が、以下の★の一番下の生徒だった。


★中3(在籍中):中1で入塾。中2以降、連続英語成績5、中2後期以降9教科合計40以上。中1で英検4級、中2で3級、準2級、2級を取得。
★小6(在籍中):小4で入塾。小5で英検4級取得。中学受験の別の塾で、模試の英語成績は教室ナンバーワン。厚木への教室移転のため、移転後は特別に週に一回授業。
★中3(在籍中):小6で入塾。中学入学以降、連続英語成績5。中1の2学期以降9教科合計40以上。中1で英検4級、中2で3級取得。中3の現在、準2級に挑戦中。
★中2(在籍中):小5で入塾。中学入学以降、連続英語成績5。中学入学以降9教科合計40以。上中1で英検4級、中2で3級、準2級を取得。
★高2(在籍中):中1で入塾。中2以降、高校入学以降も連続で英語成績5。中2で英検4級、3級、中3で英検準2級、英検2級取得。当塾で典型的な英語ペラペラ。
★中1で入塾。中学入学以来、連続英語成績5、9教科合計40以上。中1で英検準2級、中2で2級、中3で英検準1級取得。当塾で典型的な英語ペラペラ。
★中1で入塾。中2で英検4級、3級、中3で英検準2級取得。当塾で典型的な英語ペラペラ。
★小6で入塾。中学入学以来、3年間英語成績連続5。資料は残っていないものの、遅くとも、中2の3学期以降は、9教科合計40以上。中1で英検4級、中2で3級、中3で準2級、高1で2級取得。当塾で典型的な英語ペラペラ。


このリストは、以前抽出したデータを元に作成した表から、中学校の教科書3年分を私の教室でやり遂げた生徒だけを取り出した。

ここまで減った理由は、「初めて行かせた塾で英語がこれだけ伸びたから」と、他の5教科塾に保護者の意向で移ってしまったのが多い。その中には、数か月して戻りたいというケースもあったが、元のクラスに入れるとついていけなくなるし、私の空き時間もなかったのでお断りせざるを得なかった。

この表で注目すべきは、小学生で入塾した生徒で、この数年以内に入塾した生徒ほど、英語以外の他教科も成績を伸ばしていることである。

これをどう見るか?

この教室で、中高生に要求している授業への取り組み方を、小学生に授業を通して教えたところ、英語力だけではなく学習姿勢そのものが変わったのだと思う。

★の一番下の生徒は、実際に法政二高に進学した。高1の夏に、英検2級を取得し、法政大学への進学条件であるTOEICの基準点もクリアして、一度、部活動に専念するために退塾した。高校に入ると、成績の良い順に希望学部を選択するので、熾烈な戦いが待っていた。高3の夏に部活動が終わると、また私の教室に戻ってきて、無事に、希望する学部を選ぶことができた。

塾長自身が法政二高出身。二高と法政大学では、「建学以来培ってきた「自由と進歩」の精神」の影響を、無意識に受けたと思う。それが、一度は大手塾に就職しても、自分の理想を実現できる授業が実現できない不満をバネに独立開業した原動力になったと思う。

「塾長の出身校」が生徒にいかなる影響を及ぼすかはわからないが、昔から9教科(45満点)の成績で、43以上は必要なので、「中途半端な成績の伸びだと他の塾に行って、生徒自身も後悔する」という思いから、英語以外の教科も、学校で授業で大事にするように繰り返し生徒に言うようになったのは確かだ。

座間では、厚木で経験しているほど、ポスティングで不快な思いはしたことがない。恐らく、若い経営者の保護者がそれなりにいたのだと思う。マル髙塾の生徒の保護者のほとんどが経営者か、その視点を持った保護者である。ボクシングの井上尚弥の出身中学校に通っていた生徒が何人か塾生になった。優れた実技の指導者に出会うと、平凡な指導者の元でとは、まるで違う伸び方になる経験も、厚木では意外に少ないのであろうか?

この夏、中2の生徒から興味深い話を聞いた。

「兄が、オーストラリアの永住権を得ようと頑張っています」と。この兄は、通信教育の高校に進学したが、そういう学校に進学しても、給料が日本よりもずっと高いオーストラリアで就職して、がっぽり稼いでいる。やはり、幅広い視野で世の中を見る力がある保護者だと思う。

この母親は、座間時代から今に至るまで、マル髙塾への送り迎えを車で欠かさずやってくださっている。

生徒にとって、主に二つのメリットがあったと思う。

一つは、音読の宿題を、車の中で母親の監督下で忘れずにやるい遂げることができた。もう一つは、母親と良い関係を保っていることである。この生徒から、たまに英語で、母親とカラオケや映画に行ったと言う話を聞けて、苦労して送り迎えしていただいた大きなメリットが保護者にもあって良かったと思っている。