こんにちは、奥村美里です。
ヨーロッパでのはなし。
イギリス、フランスを経て、
最後の訪問国ベルギーへ。
皆様におすすめされ
「屋根のない美術館」とも呼ばれる、
美しい街ブルージュに泊まりました。
運河が流れ、中世の建物が並ぶ、本当に素敵な街です。
そして翌日ブルージュから
首都ブリュッセルへ向かう電車に乗りました。
所要時間は約1時間。
横浜から東京に行くような感覚です。
ところが、ここで面白いことに気づきました。
たった1時間の移動なのに、言語が変わる(笑)。
ブルージュではオランダ語。
ブリュッセルではフランス語が主流。
え、同じ国ですよね?(笑)
実はベルギーには、
オランダ語、フランス語、ドイツ語という3つの公用語があります。
北部は主にオランダ語、
南部は主にフランス語。
そして首都ブリュッセルは、
オランダ語とフランス語の二言語地域です。
しかも、これには歴史的な背景があるらしい。
かつてベルギーでは、フランス語が
政治や経済、上流階級の言語として強い地位を持っていました。
その後、オランダ語を話す人々が
自分たちの言語の権利を求め、長い時間をかけて現在の制度ができたそうです。
そういえば、スイスも多言語国家ですよね。
ドイツ語、フランス語、イタリア語、
ロマンシュ語の4つが国語になっています。
チューリッヒではドイツ語、
ジュネーブではフランス語、
ルガーノではイタリア語。
同じ国なのに、地域によって言語が違う。
電車のアナウンスの順番が変わるのでなんとなくどの言語が優勢かわかりますw
日本に住んでいると、なかなか想像できませんが、、、
東京から横浜に行ったら、
突然、街の看板が別の言語になっているようなものですw
超混乱するやつですw
でも、考えてみれば、
世界には約7,000もの言語があると言われています。
一方、国の数は約200。
つまり、
「一つの国に一つの言語」
という感覚のほうが、
世界的には当たり前ではないんですよね。
私は旅をしていて、こういう瞬間が大好きです。
自分が
当たり前だと思っていたことが、
実は
全然当たり前ではなかった。
ということに気づかされるからです。
そして、これはお金や仕事や教育や男女の役割についても同じだと思っています。
でも、一歩外に出てみると、まったく違う考え方がある。
自分の常識を疑ってみる。
違う世界を知ってみる。
それだけで、
人生の選択肢はずいぶん広がると思うんです。
旅の醍醐味って、
美しい景色や美味しい食事だけではありません。
自分の中の「当たり前」が壊れること。
これが何より面白い。
ちなみに、
ベルギーでは同じ駅なのに、オランダ語とフランス語で名前まで違います。
ブリュッセル南駅は、
オランダ語で「Brussel-Zuid」
フランス語で「Bruxelles-Midi」
最初は別の駅かと思いました(笑)。
世界は広い。
そして、知らないことだらけ。
だから旅はやめられません。
……とはいえ、電車に乗るときくらいは、
同じ駅名にしてほしいものです(笑)。
ではまた!