「いいもの」は、こんなに遠くまで届く | 年商億越え女性起業家 奥村美里のブログ

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奥村@ロンドンの話です。

今日、ロンドンで舞台版の
『となりのトトロ(My Neighbour Totoro)』

を観てきました。

これがもう……


想像以上に素晴らしくて、
最後はなぜか涙が出ていました。


いや、トトロですよ。


ストーリーも知っている。


結末も知っている。


しかもハッピーエンド。


なのに泣く。汗

自分でも、
「なんでこんなに感動しているんだろう?」
と思ったんです。


観る前は、
「トトロを舞台でどうやって再現するんだろう?」
「ネコバスなんて、どうするの??」
と思っていました。

ところが幕が上がると、
そんな心配は一瞬で吹き飛びました。


トトロも、
ネコバスも、
森も、
風も。


子どもの頃から知っている
あの『となりのトトロ』の世界が、
ちゃんと目の前にある。

 


でも私が一番感動したのは、
その再現度ではありませんでした。


舞台はもちろん全編英語。


日本・東アジア系の俳優さんたちを中心に、
英国の演劇、舞台美術、
パペットの技術が融合している。


なのに、
「日本の作品を英国風に作り直しました」
という感じがまったくないんです。

ちゃんと日本の『となりのトトロ』。

でも同時に、
ものすごく質の高い英国演劇になっている。


そして何より不思議だったのが、
私たち日本人が何十年も前から知っている物語を、
ロンドンの劇場いっぱいの観客と
一緒に観ていることでした。


みんな同じところで笑う。


同じところで驚く。


トトロが登場すると、
劇場全体がワッと沸く。


そして最後には大きな拍手。


日本で生まれた物語を、
国も言葉も文化も違う人たちが、
こんなに楽しんでいる。


その光景を見ていたら、
なんだかものすごく感動してしまったんですよね。


そして舞台が終わって、
劇場の外に出たら、


英国人のお客さんたちが、
「となりのトトロ、トトロ〜♪」
と鼻歌を歌いながら帰っていく。


ロンドンの街でですよ。笑


なんとも不思議な光景でした 笑

 


そのとき思ったんです。

本当にいいものって、
言葉を超えるんだな、と。


国境も超える。


作られた時代も超える。


『となりのトトロ』が公開されたのは1988年。


それから何十年も経って、
日本から何千キロも離れたロンドンで、
大勢の人を笑わせて、
驚かせて、
感動させている。

これって、
ものすごいことだと思うんです。


そしてこれは、
トトロのような世界的な作品だけの話では
ないのかもしれません。

私たちも仕事をしていると、


「もっと新しいことをしなきゃ」
「もっとすごいことをしなきゃ」
「もっとたくさんの人に届けなきゃ」


と思いがちです。

でも、本当に大切なのは、
目の前のものを、
ちゃんといいものにすることなのかもしれない。


誰かの心を動かすものを、
丁寧につくること。


それが本当にいいものなら、
自分が想像していたより遠くまで、
想像していたより長く、
届いていくことがある。


38年前に日本で生まれたトトロが、
2026年のロンドンで
満員の観客を感動させているように。


そんなことを考えながら、
ロンドンの夜を歩いていました。


ちなみに、
「ロンドンで舞台を観たいけれど、
英語が心配……」
という方にも、


『となりのトトロ』はかなりおすすめです。


ストーリーを知っている方なら、
英語が全部分からなくても十分楽しめると思います。

 


現在、ロンドンのGillian Lynne Theatreで上演中で、
公演は2027年1月3日まで。


こんな感じです↓
https://youtu.be/XDG4g9Cpjt8?si=NZ8_BZX0sddzUq3Z


それにしても。


日本が生んだコンテンツって、
本当にすごい。


そして、
「いいものをつくる」
って、やっぱり強い。

ロンドンでトトロを観ながら、
そんなことを改めて思った夜でした。