人を突き動かすもの | 年商億越え女性起業家 奥村美里のブログ

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専業主婦からOLまで
420人の“稼げる英語コーチ”を育成した
年商億越え女性起業家

奥村です。


北海道旅行、最終日は網走でした。


網走で私がずーーーっと行ってみたかった場所。


それが、
網走監獄。


網走監獄といえば、


涙も凍るような極寒の地にある、
極悪人たちが収監された最果ての刑務所……


みたいなイメージ、ありませんか?


そして私が網走監獄に行きたかった大きな理由の一つが、
『ゴールデンカムイ』です。


皆さん、ご存じでしょうか。


北海道を舞台に、
アイヌの金塊をめぐって繰り広げられる一大冒険物語。


これがもう、めちゃくちゃ面白い。


そして作中には北海道各地の実在する場所が登場し、
網走監獄も重要な舞台の一つです。


今回、道東をぐるっと旅していて思ったのですが、


ゴールデンカムイの存在感がすごい。笑


あっちにもゴールデンカムイ。


こっちにもゴールデンカムイ。


北海道、特に道東を旅していると、
いろいろなところで目にします。


そして何を隠そう、


私もゴールデンカムイに動かされて、
網走までやってきた人間の一人です。笑


これ、ものすごい経済効果ですよね。


漫画・アニメを見て、
「ここ行ってみたい!」
と思って、


飛行機に乗って、


ホテルに泊まって、


レンタカーを借りて、


ご飯を食べて、


お土産を買って、


観光施設に入る。


一つのコンテンツが、
人間を何百キロ、何千キロも移動させる。


すごいなあと思います。


で。


実際に網走監獄に行ってみたら、
これがまた想像以上に面白かったんです。


普通の博物館だったら、
30分とか1時間くらいで

見終わるところも多いと思うのですが、


網走監獄は、
3時間くらいいてもギリギリ。


ちゃんと展示を読んでいたら、
ものすごい情報量です。


そして私はそこで、
まったく知らなかった北海道の歴史を知りました。


そもそも、
なぜ、

こんな北海道の果てに大きな監獄が作られたのか?


単に
「極悪人を人里離れた場所に閉じ込めておくため」
だと思っていたんです。


でも、そうじゃなかった。


当時の北海道では、
ロシアへの警戒もあり、
内陸部を開拓し、

道路を整備することが急務になっていました。


そこで動員されたのが、
囚人たちだった。


網走周辺は当時、
まだ人口600名程度の小さな集落だったそうです。


そこへ大勢の囚人たちが送り込まれ、
森林を切り開き、
道路を造っていった。


しかも、その工事が凄まじい。


200kmを超える道路を、
わずか8か月ほどで切り開いたといいます。


当然、重機なんてありません。


囚人たちが木を切り、
土を掘り、
道を造る。


過酷な労働と劣悪な環境のなか、
多くの犠牲者も出ました。


実に6人に1人の囚人がなくなったのだとか。


私はこの展示を見ながら、
「え……これ、全然知らなかった」
と衝撃を受けました。


今、私たちは普通に車で北海道を走っています。


「北海道、景色きれいだなー」
なんて言いながら。


でも、その道の原型を作るために、
命を落とした人たちがいた。


その後、道路が整備され、
人や物資が行き来するようになり、
北海道の開拓が進んでいった。


そんな歴史があったことを、
私は網走に来るまで、
まったく知りませんでした。


そして、ここでふと思ったんですが…


私がこれを知ったきっかけって、
ゴールデンカムイなんですよね。



ゴールデンカムイを見た。
↓
網走監獄に興味を持った。
↓
本当に網走まで来た。
↓
ホテルに泊まり、
ご飯を食べ、
観光をした。
↓
そして、
北海道の歴史を知った。


これって単なる

「アニメの経済効果」だけじゃないんですよね。


コンテンツには、人を動かす力がある。


しかも、
財布だけじゃなくて、
人間そのものを動かす。


そして人が動けば、
その土地の歴史や文化を知ることになる。


ネットで調べれば、
今は何でもわかる時代です。


でも、
現地に立たないと、
自分ごとにならない歴史がある。



私は今回、
それをすごく感じました。


もしゴールデンカムイを知らなかったら、
私は網走監獄に

これほど興味を持っていなかったかもしれない。


そう考えると、
一つの漫画が私を網走まで連れてきて、
100年以上前の北海道の歴史まで教えてくれたわけです。


ゴールデンカムイ、恐るべし。笑


そして、


旅って、観光地を見るだけじゃないんだな。


知らなかったことを知って、
自分の世界がちょっと広がる。


それもまた、
旅にお金を使う価値なのかもしれません。


そんなことを考えた、
北海道旅行最終日の網走でした。