こんにちは、奥村@アメリカです。
昨日、アメリカのシニアホーム
(グループホームのような施設)
に行ってきました。
夫の母がそこに住んでいるので
お訪ねしたのですが…
そこで80代前後の方々と
お話しをして、
改めて強く思ったことがあります。
それは、
「お金の使い時には『旬』がある」
ということです。
実は最近、
「DIE WITH ZERO(ゼロで死ね)」
という本を
ヨーロッパから飛行機の中で
聞いていたのですが(5回目くらい)
(ご存知の方いらっしゃいますか?)
この本、まさに
「死ぬ時に資産をゼロにしましょう」
という内容なんです。
日本人の多くは、
「死ぬ時に一番お金持ちになる」
と言われています。
そして、
これはアメリカ人でも
けっこう当たっているところがあり、
老後のために貯めた資金の
7〜8割を使わずに残したまま
亡くなってしまうのが
一般的なんだそうです。(本書より)
つまり、多くの人は
老後になってもお金を貯め続ける。
でも、それって
一体何を待っているんでしょうね?
昨日のシニアホームでの体験で
痛感したのは、
「健康があってこそのお金の使い道」
だということです。
例えば、歩行器をつけていると
旅行もなかなか難しくなりますよね。
この間まで、
ペルーのクスコ(マチュピチュ)、
そしてパリに行ってましたが、
石畳の上を1日2万歩ぐらい歩いて
それでも結構疲れるレベルでした。
体力があるからこそ、
自由に移動できて、
好きなところに行けて、
やりたいことができる。
だからこそ、
お金には「旬」があるんだなと
本当に実感した瞬間でした。
ちなみに、
アメリカのグループホームは
安くても月額約60万円するそうで、
公的補助がほとんどないとのこと。
お金がない人はどうしているんだろう…
と、本当に複雑な気持ちになりました。
でも、だからこそ思うんです。
健康で、体力があるうちに、
やりたいことをやって、
行きたいところに行って、
使いたいお金は使う。
それが、
人生を豊かにする秘訣なのかもしれません。
もちろん、
無計画にお金を使えばいい
という話ではありません。
でも、
「いつか使おう」
「もう少し貯まったら」
そう思っているうちに、
使う機会を逃してしまうかもしれない。
あなたは今、
何にお金を使いたいですか?
そして、それを
「いつか」ではなく
「今」できる方法はありませんか?
健康で、元気なうちに。
それが、お金の「旬」を
逃さない秘訣なのかもしれませんね。
ではまた!