69年~70年の日曜夜の7時台は、まず「タケダ・アワー」。
男性スポ根ものの「柔道一直線」などがあり、続いて「不二家の時間」では、女性の主人公物が定番だった。
71年4月よりOAされた、
「美しきチャレンジャー」
編曲のクレジットはないみたいだが、筒美さんと思われ、管とストリングスの使い方が絶品である。TVの主題歌は、今のように単に新曲のタイアップではなく、どの番組もいい歌が多く、我々の年代は未だに歌える。また、新藤さんバージョン以外、少なくても5人の方がレコーディングしている。
左上 歌:藤田とし子 (ユニオン、「一休さん」の声優、エンディング「ははうえさま」)
右上 歌:富田智子(東芝、代表曲「美人はいかが」)
右下 歌:中村晃子(キング、「虹色の湖」「恋の綱渡り」のヒットで有名)
ジャケットはないが、ソノシートでは五十嵐洋子という方も歌っているとか。
(藤田とし子さんのVerは、新藤さんと同じオケを使用したと見られる)
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「美しきチャレンジャー・メドレーリレーVer」(どの曲もベースラインが凄い!)
アニメ、TV主題歌のレコードは、各社オムニバスのアルバムを販売する際、契約上、別の歌手が歌ったりすることが多々あったが、これだけシングルカットをした主題歌もないであろう。
筒美さんにしても、スタジオ・ミュージシャンも、歌謡曲、アニメ、TV主題歌、ジャンルにかかわらず、この時代はいい音作っていたなぁ、としみじみ感じます。
(文中一部敬称略)
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ボーリング・ブームに便乗した、女性スポ根ものであった。
主人公は松竹の女優「新藤恵美」さん。コーチ役には元モロボシ・ダンの「森次浩司」さん。「サインはV」などでお馴染みの”魔球”が登場し、当時のちびっこ達はあこがれの番組だった。
主題歌を歌ったのは新藤さんご自身で、これが驚くほどグルーヴなサウンドなのである。
「美しきチャレンジャー」(RCA 71年4月発売)
トランペットのイントロ、フルートがメロディに心地よくからみ、そして、ベースがうなる!作曲はなんと筒美京平氏(作詞は岩谷時子さん)なのだ。これも70年代前半ならでは「寺川正興」さんのプレィともっぱら評判のベースランニング。-
アニメ、TV主題歌のレコードは、各社オムニバスのアルバムを販売する際、契約上、別の歌手が歌ったりすることが多々あったが、これだけシングルカットをした主題歌もないであろう。
筒美さんにしても、スタジオ・ミュージシャンも、歌謡曲、アニメ、TV主題歌、ジャンルにかかわらず、この時代はいい音作っていたなぁ、としみじみ感じます。