夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。
夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。
翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。
優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。
甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。
米澤流暗黒ミステリの真骨頂。
5つのお話です。
①身内に不幸がありまして
ええー!ヽ(ill゚д゚)ノ
そんなことの為にそこまでやるー!?
あり得ないことをするのが人間なんでしょうけど、恐すぎ。
②北の館の罪人
まさか、その子がそんなことをしていただなんて。
そんな悪い子だっただなんて。
いい子だと思ってたのにー(;-ω-)ノ
やっぱり人間って欲深いものですね。
③山荘秘聞
割りと早い段階で、この人ヤバイかもって思いました。
あ、やっぱりね…( ̄▽ ̄;)
って思いました。
④玉野五十鈴の誉れ
この話が一番よかったです。
こんな家には絶対に生まれたくないし、
かかわり合いたくないですけど。
最後の一行がとってもコワイです。
((( ;゚Д゚)))<ネムケサメタヨ
⑤儚い羊たちの晩餐
私もあれはザクロの味と似てるって聞いたことあります。
ザクロは美酢でしか知らないけど。
戦時中は生きる為に仕方なくあったかもしれないけど、これはちょっと…。
最後の料理が出された時の皆のリアクションが知りたい!
それぞれの話は独立してるんだけど、「バベルの会」で繋がってます。
「バベルの会」がなくなった理由は恐ろしかったなあ。
ちょっと、その時の状況も知りたいような気がするけど(^o^;)
そして復活。
でも、最後の話でサンルームに現れた子は一体誰なんだろう。
物語とは全く関係ない子なのか、それとも…。