いつか、虹の向こうへ | パンタロン

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伊岡瞬は「代償」に続いて2冊目。
「代償」が凄いインパクトだったので、
また伊岡瞬の作品を読んでみたいと思っていました。


尾木遼平、46歳、元刑事。
ある事件がきっかけで職も妻も失ってしまった彼は、売りに出している家で、3人の居候と奇妙な共同生活を送っている。
そんな彼のところに、家出中の少女が新たな居候として転がり込んできた。
彼女は、皆を和ます陽気さと厄介ごとを併せて持ち込んでくれたのだった…。
優しくも悲しき負け犬たちが起こす、ひとつの奇蹟。
第25回横溝正史ミステリ大賞&テレビ東京賞、W受賞作。

これ、デビュー作なんですね。
びっくり。
解説読んでみたら、
ハードボイルドだからといって饒舌になりすぎず、かといって堅苦しくもなく、ほどよく抑制された文体で破綻なく語られていく手際は新人離れしている。
と、ありました。

ドキドキするし、うわ~(´・ω・`; )もあるし、ホロリもある。
クスッってのもあった。
2/3以上読んでからタイトルの意味が分かってくるんだけど、それがまたいい話なんですよ。
最後も良かったです。
まさかまさかの展開でした。
引き込まれたし、面白かったです(^-^)